「初めての水曜の冒険」 (yw105) by Wifeshare   original


予定通り、電話の2回目のベルで受話器に出る。
「スミスさんの奥様はご在宅ですか?」と電話の向こうの声。
「シンディ、僕は考えなおしているよ」と僕は囁く。
「・・・ありがとう、あとでかけるわ」
妻は電話の向こう側で手短に言って、素早く電話を切る。
僕は、今夜はどうなるんだろうと考えながら、椅子に座っている。
 
 
 
 

僕は静かに座りながら、頭の中で、妻と二人でその週の頭に決めた計画を復習してた。
結婚して10年になる妻のシンディー。
彼女が、まず、ホテルの階下のバーに行く。
そこは、平日の夜は、出張中のビジネスマンで満員になる場所として有名だ。
彼らが集まっている目的ははっきりしている。
妻のもとから離れた男たちがすると思われる行ない。
つまり、地元の女性との一夜の情事。
それをするのが目的なのだ。
最初の電話、つまりさっき僕が受けた電話は、妻がバーについた合図の電話だ。
僕が今いるホテルの部屋から階下に降りて、彼女が電話してきたバーへ行っても大丈夫だという合図。
僕は、バーに行き、テーブルを確保し、できごとの進展を見守ることになっている。
これはもともとは妄想話だった。
でも、今や現実に起きていることだ。
僕は、自分の妻が他の男に「ひっかけられる」ところを見ることになるのだ。
 
 
 
 

ブレザーを羽織って、鏡を見て点検し、向きを変えて部屋を出た。
エレベーターを待ちながら、僕は5階下のバーでどのようなことが起きるだろうかと想像していた。
もう、シンディーに近づいた男はいるだろうか。
そんなに時間はかからないはずだ。
45分前に出て行ったときのシンディーは素晴らしかったのだから。
32歳。
セクシーなドレスを着ていた。
160センチ、45キロの小柄な体。
黒の短いタイトドレスと、胸元の開いた赤い絹のブラウス。
その服装で、なお一層、妻の素晴らしさが強調されていた。
86センチのBカップ。
黒のワンダーブラのおかげで柔らかく深い谷間ができるように押し上げられている。
妻が、セクシーなドレスの下に着ているのは、そのブラだけ。
柔らかく滑らかな線を描く両足は生足で、ミニスカートのためにかなり露出していた。
スカートはハート形のひき締まったお尻をかろうじて覆っている程度。
僕は、妻がバーの入り口を入ったときのことを想像した。
男たちが一斉に視線を向けたはずだ。
彼らは、妻が一人で来たのだと期待しながら、じろじろ見るに違いない。
そして、確かに、今夜、妻は一人でその場所に行ったのだ。
少なくとも、しばらくの間は、妻は独りだ。
 
 
 
 

エレベーターが滑らかに止まった。
僕はそこから出て、ロービーのバーへ歩いて行った。
シンディーが先ほど僕に電話をかけて来たバーだ。
薄暗い照明のバーに入り、妻を探して見まわした。
ほんの数人しか女性はいない。
それに対して男性は25人ほど。
テーブルについてる者。
スツールに座る者。
ダンスフロアに立って、一緒に踊る女の体をまさぐる者。
僕が空いていたテーブルの席についた時だった。
シンディーが新しい「お友達」と一緒に歩きすぎたのを見かけた。
二人は僕のまん前のテーブルについた。
 
 
 
 

本当に妻は美しい。
そして、予想した通り、彼女はそのバーにいたすべての男たちに好色そうな視線を浴びせられていた。
シンディーの新しい「お友達」。
彼は妻とダンスをしていたのだった。
年のころは40代半ば、身長185センチ、体重90キロほどと睨んだ。
大きな体だ。
暗い色のビジネススーツを着ていた。
シンディーを席につけるとき、その横に男は立っていた。
その姿を見ると、小柄な妻の体と対照的に、そびえ立つ感じだった。
男はシンディーの横に座る。
椅子を妻に密着させ、右腕を肩に廻している。
しかも左手は妻の左ももに当てている。
妻の体にもたれ掛ると、文字通り、覆い被さっているようにすら見える。
男はまったく気が付いていない。
隣のテーブルで、自分のまん前にいる男が、彼女の夫であることなど。
 
 
 
 

男は妻にさらに密着し、二人が話し始めた。
それを見ながら、僕は興奮と嫉妬心が混じり合った不思議な感情にとらわれていた。
ホテルのバーで、自分の妻が年上の男に誘惑されているのを見ている自分。
男は、彼女の夫が二人の挙動のすべてを見ているとは、まったく気がついていない。
その時、僕は、シンディーが男の足を優しくさすっているのに気がついた。
男の膨れた股間の部分。
そこからたった数センチしか離れていない太股の内側を妻がさすっている。
妻は時間を無駄にしないつもりだと思った。
それに、はっきり意思表示しているのも分かった。
男に「この女は抱けないかも知れない」といった疑念を与えないようにしているのだ。
妻は僕の方を見てウインクをし、微笑みかけた。
そして、新しい男友達を支えるようにして立たせ、ダンスフロアに向かう。
二人のスローなダンスと、妻の優しいお触り。
それらが、男のボクサーパンツの中に興奮をもたらしていたのは確かだった。
男は左手を股間にあて、「位置の調節」をしていた。
男なら誰でも経験がある動作だ。
募る欲望がさらに膨らみ「成長する」ように、より自然な方向を確保するための動作。
このような状況の妻を見ると、どうして僕は興奮するのだろうか?
なぜ、この状況が僕自身の欲望を「膨らませ」てしまうのか?
それと同時に、僕は嫉妬を感じているし、怒りも覚えている。
今すぐに妻のところに駆け寄り、部屋に連れ戻し、熱烈に愛したいと思っている自分。
だが、もう一人の自分は、妻が他の男と雑談し、触り、触られ、そして究極的には男に誘惑されていく光景に、心を奪われ、興奮しているのであった。
 
 
 
 

僕が嫉妬心に完全に心を捕らわれそうになったときだった。
男の手がシンディの足の内側に潜り込んでいったのに気づいた。
ミニスカートの中、だんだんと上に這い上がっていく。
妻は、テーブルの下で、組んでいた足をほどいた。
男の手が這い上がってくるのにあわせて、少しずつ足を開いていく。
自分の最も大切な部分を男が触れるのを許している。
男は、指先に肉肌しか感じないのに気が付く。
パンティを履いていないのを知るのだ。
そして、手の動きを止め、妻を見つめる。
事情が飲み込めたといった表情で妻を見つめている。
男は、手を妻の股間から抜き出し、人差し指と中指を自分の口にあてた。
シンディの湿り気を舐めて見せている。
それから、素早くまた手を妻のスカートの中に戻す。
そして、優しく指を動かし始めた。
今はすっかり濡れている妻の局部の内壁を擦っている。
男の指のリズムに合わせて、シートに座る妻の体が揺れ始める。
妻はすっかり男の指に意識を集中していた。
僕も興奮を高めている。
自分の妻が、人目につく場所で、知らない男に指で触られ、快感を感じている。
僕はすっかり勃起していた。
 
 
 
 

シンディは微笑みながら、足を組み直した。
美しい形の足が、柔らかく引き締まったお尻まですっかり見えている。
あの足は僕の物だ。
そして僕は、他の男に僕の目の前でそれに触ることを許しているのだ。
こんなことをして、どのような結果になるのか。
それは推測しかできない。
 
 
 
 

シンディが、僕以外の男に体を触られたのは、もう12年以上も前になる。
妻は僕と出会う前、3人の男とつきあっていた。
最後の男とは、僕たちが結婚する二年前に別れている。
妻は結婚前の体験をすべて僕に話してくれたし、僕も自分の経験を伝えていた。
僕たちは、いつも、互いにまったく包み隠さず話し合っていた。
妻が、前に交際していた男のことについて僕に話してくれた時のことを思い出す。
嫉妬と興奮。
妻の言葉が僕に与えたその感情を思い出していた。
その時の感情と今の感情が実によく似ている。
妻と僕は、この複雑な感情をより深く追求しようと話し合った。
今夜、妻の姿を僕が見続けることによって、それを追求していく。
 
 
 

シンディはトイレに立った。
そして戻ってくるとき、僕の目を探り、眉毛を上げて見せた。
この計画、さらに先に進んでもいいのね?
そう訊いているような表情だ。
とうとうその瞬間が近づいている。
自分が、妻に実行を許そうとしている。
それを考え、不思議と冷静な感情を味わっていた。
だが同時に官能的に興奮もしている。
 
 
 
 

僕は優しく妻を見つめ、頷いて見せた。
妻はトイレから戻ると、バッグを手にし、新しい男友達と一緒にバーを出ていった。
さて、これから先は、僕は事態の進行をコントロールできなくなる。
もう、止めることはできない。
妻は彼の手中にいるのだ。
今度、妻が僕の元に帰ってくるとき。
その時は、彼女は、以前の貞淑な妻ではなくなっているのだ。
 
 
 
 

部屋に歩いて戻った。
僕は、後戻りのできない一線を越えてしまったことを改めて認識した。
部屋の鍵を開け、部屋に入り、妻からの次の電話を待つ。
テレビを見た。
だが、シンディの身に起きていること、それ以外のことは何も考えられなかった。
あまりにも慌ただしくことを進めてしまったのではないか。
実際にはたった20分なのだが、妻の姿を最後に見てから何日も経ったように感じた。
その時、部屋の電話が鳴る。
再び電話の向こうはこう言う。
「スミスさんの奥様はご在宅ですか?」
「シンディ」
僕は囁いた。
「注意するんだよ」
「ええ、分かってるわ。また後で電話するわね」
そう言って、素早く妻は電話を切った。
妻は男の部屋にいる。
示し合わせた合図からそれが分かった。
どの部屋かは分からない。
ともかく、妻が男と一緒にいるということしか分からない。
僕にできることは、ただじっと待っていることだけだ。
再び妻のことを考え、興奮していた。
アダルトの有料チャンネルをまわした。
画面では、女性が輪姦されている。
それを見て興奮していた。
知らない男たちに抱かれ、裸にされる妻の姿。
知らない男に体を弄ばれ、手でまさぐられる妻の姿。
そしてついには貫通されてしまう姿。
それしか頭に浮かばなかった。
それを考えながら眠りについた。
そして、夢の中までもそのイメージは付いてまわったのだった。
 
 
 
 

午前3時半頃、鍵が開く音で目が覚めた。
僕は眠っている振りを続けた。
シンディは部屋に入るなり浴室に直行した。
15分かそれ以上、シンディは浴室にいた。
僕は聞き耳を立てていた。
どうしてこんなに長いのだろう。
シンディがベッドに入り僕の隣に来た。
僕は寝返りを打って、妻の頬に手を当てた。
薄暗がりのなかで妻が微笑んでいるのが分かった。
「抱いて?」
僕は抱き寄せ、訊いた。
「どうだった?」
「明日話しましょう」
妻は寝返りを打ち、そのまま寝入ってしまった。
僕はその後、再び眠りにつくことはできなかった。
 
 
 
 

翌朝10時頃、妻は目を覚まし、僕にコーヒーを持ってきてと頼んだ。
コーヒーを入れ、ベッドの上の妻のそばに腰を下ろす。
「で、どうだった?」
もう一度訊いた。
すぐに妻はにっこりと笑う。
体を寄せてきて、ねっとりとキスをしてきた。
「ありがとう。素晴らしかったわ」
僕も微笑み返した。
妻は話を始めた。
 
 
 
 

***

あなたも知っているように、11時にバーを出たの。
それから3階の彼の部屋に直行したわ。
彼はルームサービスでシャンパンを注文してくれた。
それが来るまで、話をしたり、体を寄せ合ったり、触りあったりして過ごしていたわ。
シャンパンが届けられて、彼は二人のグラスに注いでくれた。
二人とも1、2杯飲んだと思う。
私は、すでにバーでも2杯くらい飲まされてたから、ちょっと酔っていたの。
だんだん愛撫が大胆になってきて、彼に体中を触られていたわ。
とっても気持ちよかった。
それに、新しい人に触られて興奮もしていたの。
あなた以外の人に体を触られたのは、もうずいぶん前のことだったんだもの。
私はパンティを履いてなかったし、ブラウスもはだけていて、ブラも外していたの。
だから彼の手に自由に触られるままになっていたわ。
それから彼に抱きかかえられて、ベッドに寝かされた。
そしてキスされたの。
頭のてっぺんからつま先まで彼の舌で舐められたの。
むき出しになっていたクリトリスも舐められたわ。
舌使いが凄く上手だった。
敏感なボタンにキスしたり、唇で挟むようにしたり、舌を大きく使って舐たりするの。
それから舌を尖らせて私の中を貫いてきたのよ。
とても深くね。
それからすぐに、私は爆発するようにイッてしまったの。
うち寄せる波のように砕けたのよ。
彼、女の体のことをよく知っているし、上手だったわ。
 
 
 
 

その後、今度は自分におしゃぶりをしてくれないかと言われた。
もちろん、私もして上げたい気持ちになっていたの。
ズボンのベルトを外して、ズボンとトランクスを降ろしていく。
その時に飛び出てきたものを見て、息を飲んだわ。
あなたも知っているように、あの人、体が大きい人だったでしょ?
彼のペニスも、あの体のサイズにぴったり相応していたのよ。
私が見たことがある内で、一番大きかったと思うわ。
それを私の中に入れて欲しい、最大まで私の中を広げて欲しい。
そういうことしか考えなかった。
お口に入れたけど、唇で頭のところを包むことくらいしかできなかった。
それから、頭のところをぺろぺろ舐めて、お口の中に入れていったの。
時々、吸ったりしてね。
敏感な頭の輪になっているところを舌先でマッサージもして上げたわ。
2、3分そうしてた。
そしたら、彼は体を離して、私を仰向けにし、足の間に割り入ってきたの。
あなたよりも体が大きい人だったでしょ?
だから、できるだけ足を大きく広げないと、うまく体をあわせられなかったわ。
彼は覆い被さってきて、私の体を自分の体で包み込むようにしてくれた。
でも、あの体の体重を私の小さな体にかけるようなことはしなかったわよ。
そして、あの大きなコブのような頭が私のあそこの唇に触れてきたの。
それにあわせて、私も足をさらに大きく広げた。
足を彼の腰に巻き付けるように高く上げてね。
彼は、優しく中に入れてきた。
私は、自分が爆発してしまうんじゃないかと思ったわ。
とても大きいの。
あんなに大きいのは、これまで相手したことがなかった。
でも、私もすっかり濡れていたでしょ。
だから、ほんの数秒で彼にあそこを完全に貫かれたの。
深く、深く、着実にピストン運動をしてきたわ。
打ち込まれるたびに、子宮が奥へ奥へと押し上げられているような感じだった。
彼はただ出し入れを続け、私も何もできず、ただ、そうされていた。
そして、次第に再びオーガズムの波が押し寄せてきたの。
今度は、その波が止まりそうになかった。
次から次へと押し寄せてきたの。
一つの波が収まると、すぐに次の波が来る。
その境がいつか、全然分からないの。
多分、そのような状態が15分くらい続いたと思う。
もうこれ以上責められたら、自分がどうなるか分からなくなると思ったときだった。
とうとう、彼が体を強ばらせ、ペニスがさらに大きくなったように感じたの。
深々と押し込んできて、そして深い唸り声を上げたわ。
そして、熱いザーメンが私の子宮の奥に撃ち出されるのを感じたの。
彼のオーガズムは、ずいぶんと長くて、深いものだったわ。
それがようやく終わると、私の体の上に崩れるようになって覆い被さってきた。
 
 
 
 

彼の体重で、息ができなかったと思う。
でも、その状態も数秒で終わった。
その後は彼は肘で自分の体重を支えるように体型を変え、私の体を解放してくれた。
私は、彼に完全に所有されているような気持ちだった。
こんな風にセックスしたことはなかったの。
彼はその後、半転して横になり、その後、眠ってしまった。
で、私は、少し体を洗ってから、服をまとめて、あなたの元に戻ってきたわけ。
昨日の夜に起きたことの説明は、だいたい、こんな感じね。
 

***
 
 
 

妻が説明を終えた後、僕らはセックスをした。
知らない男がたった数時間前まで楽しんでいた妻の体。
その体の感触を僕は楽しんだ。
自分の妻を他の男に「取られる」と考えると、非常に興奮するものだと知った。
今、僕たちは、この時と同じようなことを再び試してみることを考えている。
もう一度したら、また、話を書くことにするつもりだ。



おわり