70年代の話です。
夫に「エマニュエル夫人」という映画に連れて行ってもらいました。
非常に露骨なシーンはありません。
ですが、70年代当時としてはとてもエロティックでセクシーな映画でした。
その映画の途中で夫がトイレに立ったのでした。
夫が席を外していた時間はたったの10分足らずでした。
が、その間、隣の席に座っていた男性が私の脚を触り始めたのです。
ええ、私はそれはそれはビックリしてしまい、身動きできませんでした。
こんなことが起きるなんて信じられなかった。
それに、我ながら信じられずにいたことがもう一つ。
私がその男から逃げようとしていなかったことです。
男は私の股間までじわじわと手を這い上がらせて来ていました。
そして、とうとう、パンティの上からクリトリスを擦り始めたのです。
私はすっかり催眠術にかかったようになっていました。
よそ見もせず、じっとスクリーンだけを見つめていました。
クリトリスを触ってもらうと、確かに、私は興奮します。
ですが、こんな状況で。
法に触れるような許されない仕方で。
今にも夫が戻ってくるというのに。
他の人がたくさんいる映画館で。
こんなにもゾクゾクする激しい興奮に満ちた数分間は、本当にはじめての経験でした。
男は夫が戻ってくるのを見ると、私をいじるのをやめてしまいました。
とても残念に思う私を残して。
スカートを引き戻し、その場を立ち去っていったのです。
この出来事自体は、それほど大きなことではありませんでした。
が、この出来事で私がそれまで抱いていた妄想にさらに火がついたのでした。
それまでずっと長い間、思い続けていた妄想。
自分で自分を慰めたり、夫とセックスをする時に思い浮かべていた妄想です。
それはこんな感じの妄想でした。
***妄想***
町に買い物に出ている私。
成人向けの映画館の前を通りかかり、私を触った男の思い出が、突如、よみがえる。
私はその映画館にどうしても入りたくなる。
堪えきれない衝動を感じる。
かなり薄汚く、廃れた感じの映画館。
モギリで券を受け取る。
案内役の人がいないので、薄暗い中、中に入る通路を探りながら進む。
中はとても暗い。
屋外の明るい日差しの中から急に入ったので、なおさらそう感じる。
何とかして、最後部から2列目の席にたどり着く。
男たちは私が座席につけるようにと、腰を浮かせたり、立ってくれたりする。
中には私の胸やお尻を素早くお触りする者たちもいる。
左右両隣が空席になっている席を見つけ、そこに座る。
スクリーンに目を転じ、そこに映し出されている映像を見て私は驚く。
若い女が、6人の男たちに、衣類を剥ぎ取られて、レイプされている。
私は夢中になってスクリーンに見入る。
あまり夢中になっていたので、私の両隣の席に男が2人来ているのに気がつかない。
なぜ男たちが来ているのに気がついたか。
その最初のヒントは、私の脚を触る男たちの手を感じたから。
だんだんとスカートの中、上へとあがってくる。
指でパンティをいじられるのを感じる。
何とかして私のあそこに指を入れようとしているのだ。
男たちは私の体を持ち上げ、浮かせる。
そして容易くパンティを降ろされ、そしてすっかり脱がせられてしまう。
両足を広げられる。
さらに座席に浅く座る格好になるよう、体を引っ張られる。
その姿勢の方が私のあそこを触りやすくなるからだろう。
1人は指を私のあそこに出し入れし、もう1人はクリトリスを擦っている。
私は性的エクスタシーを感じる。
ただ、うっとりと空中に漂っているような気持。
そのとき、両肩に手が当てられるのを感じる。
後ろの列に座っている誰かが私に手を伸ばしてきたのだ。
その男の手は私の上着の中に入り込む。
ブラの中に手が入ってくる。
両乳房と乳首をマッサージし始める。
なんて圧倒的な快感!
こんな風に甘美に愛撫されるのって。
物音がして、目を開ける。
また別の男が前の列の席を乗り越えて、私の脚の間に下りてくる。
床にひざまずき、ズボンのチャックを降ろし、大きなペニスを出す。
左右から私のあそこをいじっていた2人の男は、いじるのをやめる。
二人がかりで、私の左右の足を掲げ、前にひざまずく男の肩に乗せる。
私は腰から下を丸裸にして、シートに横になっている形。
両足を大きく広げ、いつ襲われても仕方ないように、体を差し出している。
男たちに体を使われるのを、ただ待っている姿勢。
2人の男たちにあそこをいじられていたため、すでにあそこはすっかり濡れている。
だから、私の脚の間にいる男は、何の抵抗もなく、その大きなペニスを挿入してくる。
入れては引いて、入れては引いて。
男のペニスが出し入れを繰り返す。
押し込まれるたびに、少しずつ侵入の度合いを深める。
そしてとうとう男のペニスのすべてが私の中に納まる。
男がクライマックスに近づくに連れ、出し入れのスピードが上がっていく。
私は呻き声を上げはじめる。
その声がだんだんと大きくなっていく。
男の一人が手で私の口を塞ぎ、私を静かにさせようとする。
だがそれによってかえって私は興奮してしまう。
あそこを犯していた男が射精を始める。
何発も何発も噴射を繰り返す。
その精液で私の中を満たしていく。
すると別の男が私の脚の間に体を埋める。
男のペニスは最初の男の精液にまみれ、出し入れをする度に、ずるずると啜るような音を立てている。
2人目の男が私を犯す一方で、両脇に座っていた男たちが、私の上着を引き上げる。
左右、一つずつそれぞれの男に乳房を吸われる。
後ろの列にいた男は私の髪の毛を引っ張る。
私は顔を上に向かせられる。
その口に男のペニスを突っ込まれる。
あっという間に私は少なくとも10人の男たちに犯されていた。
それに5人の男たちのペニスをしゃぶらされていた。
男たちは、私の服をぐちゃぐちゃにしたまま、私を裸のまま、放置していった。
体は精液でびちゃびちゃになったまま。
肌にはいたるところに甘噛みの跡。
男たちに完膚なきまでに体を使われた安淫売。
男の欲望のはけ口として、できるだけ多くのペニスに犯されるしか能のない女。
******
このような妄想が私を激しく興奮させます。
お上品な中流階級の主婦であり母である私が、チープな淫乱娼婦に変身する妄想。
でも、これは私の頭の中だけ、妄想世界の中だけの話でした。
この淫らな気持ちがとうとう我慢できないほど膨れ上がってしまったあの日までは。
この妄想に出てくる女のようになりたい。
淫乱娼婦のようになりたい。
男たちに体を使われる女になりたい。
それもたくさんの男たちに、何本ものペニスで。
どんな男たちも自由に処理をしていける、そんな公衆便所のような女になりたい。
その日、その思いが限界に達していたのでした。
***現実***
まず最初に、私をそのような薄汚い場所に連れて行ってくれる男性が必要でした。
淫乱女をどう扱ったらよいか知っている人。
女が他の男たちに性的玩具として使われている間、女を危害から守ってくれる人。
だが、どこでそのような人を探したらよいのか・・・?
ちょっと、待って、あの音は何かしら?
ごみ収集の人だわ。
この人が私のヒーローになってくれるかもしれない。
私は勝手口に行きました。
丁度、そのごみ収集人が私の家のごみ容器を戻しに戻ってきたときです。
彼はジーンズとベストの格好でした。
とても熱い夏の日で、日焼けした彼の体には汗が流れていました。
とても醜い顔の人。
ですが、それだけになお一層、私の被虐的な妄想にうってつけでした。
大きなビール腹。
ズボンのベルトの上から肉がたっぷりとはみ出している。
「冷たいオレンジ・ジュースでもいかが?」
気がつくと、私は彼にそう話し掛けていました。
「ビールのほうがありがてえな」
腕で、額の汗を拭いながら男が答えました。
男は私の後に付いて台所に入りました。
冷蔵庫からビールを出してあげるとき、腰を折るような格好になりました。
ついでに着ていたエプロンが落ちるように仕向けました。
裸の胸を露わになるようにしたのでした。
彼がそれに気がついたのが分かりました。
ビールを手渡しました。
彼は片手でそれを握って一気にごくごく。
それと同時に、もう一方の手で私の髪の毛を掴んだのでした。
ぐっと下に引っ張られ、床にひざまづかされました。
男はジーンズのチャックを降ろし、かなりいびつな形のペニスを取り出しました。
とんでもない悪臭がする。
私は男から引き下がろうとしました。
でも、男は無理やりペニスを私の口に押し込みました。
そして、たった3回、素早く出し入れをしたかと思うと、私の口に射精したのでした。
その後は、チャックを閉めて、帰っていってしまった。
なにからなにまで、無残で乱暴な出来事でした。
夢の中なら、ひょっとすると楽しいことだったかもしれません。
ですが、現実は違いました。
どんな結果が残ったかと言うと、この出来事の後、私は台所の床に嘔吐しただけ。
だめだわ。
ちゃんと論理的に計画を考えなくちゃ。
男たちに体を使われ、卑しめられる夢。
それをなんとか実現したいのは事実。
でも、私自身が望む形でという条件に適っていなければならないの。
まず第一に、本当に危険な状態にはならないこと。
自分は安全であるというのが分かっていなければいけない。
次に、私が限界に達したとき、それを分かってもらえる人でなければダメ。
そして、最後は一番大切なこと。
相手とする人たちの容貌については、いくら醜くても構わない。
だけど、清潔であることが必要。
さて、どうやって取り掛かったらいいのか?
私は「夫婦交換」についてのテレビ番組のことを思い出していました。
あの人たちは、交際雑誌を通じて知り合ったと言っていた。
そこで電話帳を頼りに、何軒か本屋さんに電話をしました。
そしてとうとう、「いやらしい本」の本屋さんがある場所の住所を突き止めたのでした。
私はその本屋の前でしばらく立っていました。
中に入る勇気を振り絞ろうと頑張っていた。
でもなかなか一人では入れそうもない。
そのとき、1人の上品そうで顔立ちのよい中年の男性が、その店から出てきました。
私ににっこりと微笑みかけていた。
私も微笑み返しました。
彼が歩き去ろうとたとき、ちょっと立ち止まって私に話し掛けてきたのでした。
「どうかしましたか?
大丈夫ですか?」
「え、ええ。
いえ、ちょっと・・・」
「何か手助けしてあげることがありますか?」
「実はこのお店に入る勇気がなくて困っていたのです」
引きつった笑い声を出しながら答えました。
「替わりに私が買ってきて上げましょうか?」
「『交際雑誌』というのを買いたいと思っていたんですが」
「私も持っていますよ。
それをざっと見てみたらどうでしょう。
たった今、最新号を買ってきたところなんですよ」
「え、ええ・・・」
私は口ごもってしまいました。
「通りの向かいに喫茶店がありますね。
ご一緒しませんか?
私がコーヒーを飲んでいる間、あなたは私の本を読めばよろしい。
もし、そういう本をお望みなら、あなたの替わりに私が一冊買ってきて上げましょう」
これがジョンと出合った経緯です。
その時は、彼が私の人生で最も大切な人になるとは分かりませんでした。
私の家族についで大切な人ということですが。
ジョンは「性風俗情報」について何でも知っていました。
長年、3Pや輪姦を求める夫婦たちに会ってきたそうです。
私のいやらしくとても変わった妄想について彼に話しました。
すると、それは極めてよくあることだと言うのです。
「あなたの妄想と似た夢を抱く女性は、かなりの割合を占めるのですよ。
男たちに体を使われたいとか、中にはレイプされたいと思っている。
もっとも本当のレイプを望む人はいません。
ただ、安全で、ちゃんとコントロールできる状況のもとで、それを望むのです。
浮浪者とか、肉体労働者とか、落ちぶれ果てた人たちに犯されたいと思っている女性。
それとちょうど同じです。
その場合、彼女たちを「襲う」男たちはボロを着ているかもしれません。
ですが、セックスに使う部分は清潔にしていなければならないのです」
そしてジョンは、私が輪姦してもらえるような状況を設定してくれたのでした。
ジョンは、個人で映画上映施設を持っている人と知り合いでした。
たった25席しかない劇場です。
そこには私一人で行くことになっていました。
ジョンは私に安心するようにと請合ってくれました。
「状況が逸脱したりしないよう、私も、その場にいてちゃんと目を見張ってましょう。
それに、あなたはパスワードを覚えておきなさい。
もし、もう限界だと思ったら、このパスワードを言えば、進行が止まります。
これなら、あなたの夢の一部として助けを求めて叫ぼうが泣き喚こうが構いません。
誰もそれを意に関しないでしょう。
ただ、あなたがパスワードを言ったときは違います。
そのパスワードは『アンクル』。
いいですね?」
私はジョンから教えてもらった住所へとタクシーを走らせました。
ハイヒール、網目の黒ストッキング、サスペンダー。
その上にレインコート。
他には何も着て行きいませんでした。
呼び鈴を鳴らすと、ドアが開きました。
背の高い、40歳代の見栄えのよい男性が出てきました。
「はい? 何か?」
私は住所を間違ってしまったと思いました。
恐ろしい瞬間でした。
「私・・・ジョンに送られてきました」
口ごもりながら言いました。
「入りなさい」
男はそれしか言いませんでした。
私を入れ、ドアを閉め、薄暗い明かりの廊下へと私を連れて行きました。
私はすっかり恐怖に駆られていました。
こんなところに来て私は間違っていたのじゃ?
安全だろうか?
殺されてしまうのじゃないだろうか?
すっかりパニック状態になっていました。
向きを変えて、この場から走って逃げよう。
そう思ったときでした。
男がドアを開けたのです。
ドアの中から映画の光と音が廊下にもれ出てきました。
それを見て、幾分、私は落ち着くことができました。
なんと言っても、このために私はここに来たのだから。
「映画を見る」ために。
中に入り、後ろから2列目の席に座りました。
目が明かりに慣れてきます。
前の列に3人の男がばらばらに座っているのが見えました。
肩越しにちらりと振り返ると、後ろの席には4人男性がいるのが分かりました。
映画から悲鳴がして、私は映画に注意を向けました。
スクリーンに映る女の子に起こる出来事に私は夢中になっていく。
2人の男が彼女を押さえつけ、交互に犯していました。
私は夢中になってスクリーンに見入りました。
あまり夢中になっていたので、私の両隣の席に男が2人来ているのに気がつきませんでした。
どうして男たちが来ているのに気がついたのか。
その最初のヒントは、私の脚を触る男たちの手を感じたからです。
ジョンに話した私の妄想、そのままの進行でした。
男たちは、その通りに実行してくれました。
男たちが代わる代わる私の脚の間に体を寄せ、何度も繰り返しセックスするところも。
私のあそこがひりひりし、体じゅう、精液まみれ、汗まみれになるまで。
私がすっかり満足するまで、それが続けられました。
このことに関していくらジョンに感謝してもしすぎることはありません。
その後、ジョンは私のためにたくさん出来事を用意してくれました。
それに関しても、感謝の気持は同じです。