半立ちのペニスをまだ手にし、横になりながら、この狂ったような数日の始まりはいったい何がきっかけだったんだろうと考えていた。
その日、外回りの用事が済んで、予定より少し早めに家に帰ってきたんだ。コソコソしていたのではなかったんだが、そうしなくても結果は同じだな。ティナは俺が帰ってきたのが聞こえなかったんだ。俺は偶然に聞こえた声に注意が集中しちまったんだ。風呂の水が流れっぱなしで、それに混じってティナの声が聞こえた。話している言葉が聞こえたというのではないんだ。声の調子なんだ。何だこりゃって、聞き耳を立てたくなったのは。
浴室についたと同時に水は止まったんだが、それではっきりティナの言葉が聞こえた。
「ええ、いいわぁ、暖かいわよ、あそこ。でもあなたにされてる時ほど熱くはないわ。わたし、あそこのボタンを触ってるから、もっとお話して」
ガーン!って顎が床に落ちそうになったよ。自分の耳が信じられん。次に聞こえた言葉といえば、
「うん。それ、わたし、好きよ。あなたのあそこの頭が唇を滑って入って来るところがいいの」
もうたくさんだ。俺は何が起こってるんだか見てみなきゃって、隅のほうから、ティナが風呂のタブに入っているところを覗いてみたわけだ。足が広げるようにタブの脇に出ていて、片手でコードレス電話を耳に当て、もう片手でおもちゃのペニスをプッシーに擦りつけている。擦る度ごとに、上の方のクリトリスに押し当てている。ズポンの中でペニスが痛くなってたね。チャックを下ろして、パンツをちょっと下げて、手を入れて、立ち聞きしながら、シャフトをゆっくり上下させてたよ。
ティナは相手に、もうあそこに入れてくれる準備ができたかって聞いてた。あなたの大きなペニスがわたしの中にグイッて入ってくるのを感じたいわって、自分の濡れたプッシーの入り口の周りをおもちゃの頭で輪を描いてやがる。俺も潤滑油が数滴出てきて、手で触るペニスの感触が高まっていたんだわ。俺のほうは、結構高まっちゃって浴室の床に発射しそうになっていたが、ティナのほうは、俺が後ろに立っているのも知らずに、先を続けていたね。「そうよ…あそこにあなたの頭のところを押し込んで…乳首、つまみながらね」って悶えてんの。ゆっくりとおもちゃの先端を穴に挿入して、遊ぶように、入れたそうにしては、出したそうにしている。電話にあえぎながら「あなたの大きくて硬いペニスをわたしのプッシーが包んでるの、感じる?」前後に手を動かし、入りそうにしたり、出そうにしたりと、腰も要求にこたえるように動かし始めた。俺は、あと、どのくらいもつか分らなかったね。「ええ、お願い」とねだり、「強くやって!」って今度は命令してる。それを合図に、腰を高々と上げて、自分でプッシーに突っ込んだおもちゃに合わせて、腰を動かす。タブのお湯が少し跳ね上がった。ゴム製のペニスを先端から根元までを使って出し入れを繰り返してるんだ。俺はティナの手のストロークに合わせて、自分もストロークしたよ。ティナは今度は両足におもちゃを挟んで固定して、クリトリスを触り始めた。二本の指の指先で、小さなラブ・ボタンをくりくりとこね回して、「いいい〜」とか「あああ〜」とか言っている。相手の野郎は雑音越しに聞いてるようなもんだな。もうその頃になるとティナの息遣いは短く切れ切れになっていて、こりゃ、そろそろ、いく〜ってなるなって分った。ティナがこれまで俺が見たうちでも最大級の濃厚なオーガズムを味わって爆発したのとちょうど同じに、俺も発射したんだ。幸い、出たものの大半は、もう一方の手でキャッチすることができたけれどもね。
ちょっとの間、まったく音がない状態が続いた。その間、俺は、どうやって浴室のドアから脱出するかを考えていたんだ。ズボンは膝のところに落ちたままだし、片手には白濁がたんまり溜まっているはで、困ったよ。そしたらティナの声がした。「ええ、素敵だったわ。あなたもいった?…実際に見れたらいいんだけど。ずっと電話で付き合ってくれてありがとう」だって。それを聞いて、俺はゆっくりとドアのほうに後ずさりし、寝室からよろよろ飛び出し、できる限り静かに玄関のほうに行ったんだよ。そして、玄関を開けて、そして、閉めた。今度は割と大きな音を立ててね。それから廊下を歩いて、居間に入り、ただいまって言ったわけ。手も洗って、すべてを元通りにして、ズンチャッチャッってリズムで浴室に入ったね。そして、出来るだけ驚いた感じに演技しながら、「おや〜、昼間からお風呂か〜?」って聞いたのさ。ティナにキスしようと前かがみになりながら、「ちょっと色っぽいなあ」って呟いたりしてね。で、すでにやり方を知っている、最大級超熱烈キスをしてやったのさ。ティナの頬はさっきの余韻でまだ赤かった。微笑みながら頭を振って、「なあにしようとしてんの?わたしをびしょびしょにする気?」っていたずらそうに聞いてきた。「あれ、もう十分に濡れきってると思ったよ」って答えて、ウインクして、ビールを取りに浴室を出たんだ。で、ビールを半分くらい飲んだときかな、ティナがちゃんと着替えて出てきて、その後は何もなかったように、普通の午後を過ごしたんだ。でも、ここだけの話、その日の午後は、一度ならず、パンツの上から半立ちのチンポを擦ったりしてたんだ。
夕飯を食べ終わって、ソファの上でくつろいでいたら、ティナが、ちょっと告白しなきゃだめなことがあるのって言ってきたんだ。ほらきた、俺は黙ったままでいて、彼女に話をさせたんだ。関心を寄せるふりなんかはする必要がなかったのは本当だ。ティナは電話で冒険したことについて話し出した。俺がそんなに怒らないといいなって言ってた。ちょっと、最近、エッチっぽい感じになってて、たまたま、その男がちょうどいいときに電話に出たというだけなの、と言う。俺は、大丈夫、怒らないからと言った。それにしても、ティナが、その知らない男と電話で下品な話をして、自分でいってしまったことについて話をしてくれたんだが、その話にはかなり興奮したね。彼女のほうも、そのことを考えただけで、再び興奮してきたようだった。ときどき俺の膨らみを盗み見しながら、自分で手を股間に持っていき、腹部の下のヘアを軽くかきむしるようにしていた。そう、俺が彼女のあそこを見ているところを彼女に見られたりもした。二人の目が合うと、どうしても互いに微笑み合ってしまったね。二人とも驚くほどに興奮してしまって、そのわけは二人ともしっかり知っていた。ティナは以前に一度夢を話してくれて、それは、俺が見ている前で他の男にセックスされる夢だった。そのときは、俺が触る前にすでにあそこがびしょびしょになっていたのを覚えている。ティナは、この話を聞きながら俺が興奮したのを知って、すごいって言った。と言うのも、ティナは、あの男に、もし「その気があるなら」、今夜もう一度電話をかけなおしてくれって言っていたからだ。うひゃ〜、そんなの本当か?これから何が起こるかぜんぜん分らない。
俺は立ちあがって、ワインと、チーズとクラッカーなんかを取りに行った。この雰囲気と会話を続けたかったからね。それで、そいつが電話してくる時間は決まっているのかと聞いた。ティナが時計を見たら、ベルが鳴った。「あら、ちょうど今ごろよ」と輝くように微笑む。ベルが鳴りつづけ、彼女が居間の受話器を取り、彼女の提案にしたがって、俺は別のリモートの受話器を取った。その後の話は、そのもの、しっぽり濡れた夢の実現ってことだ。