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2004年07月19日

「スパイダーマン2」

gooのあらすじにちょっと加筆して・・・

青年ピーターの生活は多忙を極めていた。大学で科学を専攻する傍ら、バイトに明け暮れる毎日。そしてひとたび事件が起これば、スパイダーマンとなってニューヨークの街を飛び回る。家賃もろくに払えず、経済的に苦しむおばも救えない。スパイダーマンとしての使命を優先させるため、好きな女性との約束も果たせない。一方、女優の夢を実現させたメリー・ジェーンは、ピーターへの想いを断ち切り、新しい恋人との未来を踏み出そうとする。孤独な日々に疲れきったピーターは、ついにスパイダーマンを辞める決心を固めた。だがそんな時、最強の敵ドック・オクが出現。ピーターはヒーローとしての決断を迫られる!

***

シリーズ1作目は見ていませんでした。今回が初めて。主人公のスパイダーマンがこれほど苦しい生活を送っていたとは! お金がありません。バイトをしてても、事件・事故がおきそうだと救助に向ってしまうので、クビになってしまいます。新聞社の編集長も資本主義の鬼です。叔母さんも経済的に苦しんでいるのですが、助けることができません。その苦しい叔母さんが20ドルお小遣いにくれるのですが、それを大家にもぎ取られるところなど悲しくて見てられませんでした。さらに極めつけは、心を寄せている彼女の舞台に見に行くときです。8時までに劇場に行けばよいことなのですが、たったそれだけのことができません。ここは泣きました(マジで)。彼女とのごく普通の約束が、守れないのです(事情があって)。彼女の心が離れそうになるのも分ります。そして正体をあらわすことができない苦しみ。ヒーローとしての力を持っていても楽しいことはありません。やめたくなります。ここで能力が発揮できなくなって空中から転落します(転落シーンは2度もあるが、両方生きてるのは笑わせどころか?)そう言えばハリーポッターにも転落シーンがあった。一度、スパイダーマンをやめたときのすがすがしい気分のシーンは、「雨に濡れても」の音楽とストップモーションの画像に嬉し泣きしました。ともあれ、ヒーローたる者、これではダメなのです。ヒーローとしての責任の問題が出てくるのでした。つまり、「大いなる力には大いなる責任が伴う」ということ。英語もチェックしておきました。

With great power comes great responsibility.

ここで主人公にヒーローとしての自覚を促す叔母さんの役者さんが最高(「マトリックス」での今は亡きオラクルおばあちゃんに匹敵)。
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自覚を取り戻した後、敵が登場し彼女をさらっていき、戦いのクライマックスへ。この順序が大事ですね。「彼女をさらわれる」→「ヒーローとしての自覚復活」ではダメなのですよ。「ヒーローとしての自覚覚醒」→「彼女さらわる」なところで唸りました。タイトルバックのアメリカン・コミックの絵画はかっちょよかったです。

投稿者 Ashe : 23:09 | コメント (0) [movies ]

「世界の中心で、愛を叫ぶ」

「下妻」の後に見たのがコレでした。おのずと「下妻」と比較してしまい、「まあこんなもんかな」程度にしか感じませんでした(これだから)
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あらすじは簡単で、高校生の男女が恋に落ち、女性の方が白血病になって死んでしまうということです。その記憶を大人になった男が振り返って歩くという筋です。「愛と死を見つめて」ですし「ある愛の詩」です。一緒に旅立とうとするところは「小さな恋のメロディ」です(映画中でも「ベンハー」などと並んでアキが好きな映画とだった)。

だとすればのめり込む方法は簡単で、主人公の高校生二人に感情の照準を合わせればよいのです。大人になった男とか、その婚約者に思い入れをする必要はありません。さらに、その高校生のうち、やっぱり死んでしまう女子高生の方に思いを寄せればもっと楽しめます、ハイ。その点、この映画のアキ(長澤まさみ)は適役でした。勉強ができて、スポーツ万能で、明るく健康的な序盤は実に魅力を振り撒いてくれてます。それがあるからこそ、病気になってからの痛々しさが切なくなってくるのですから、ここのツボはしっかり押さえてあったといえると思います。とは言え、世界の中心ってエアーズロックかよ? とか、高校生二人だけでしかも片方が死にかかってると言うのに、オーストラリアに行こうとするものかよ? とか、どうして、こんなエヴァファンとかSFファンに文句を言われそうなタイトルをつけたんだよ? とか、すべて原作部分に関係する?部分はいただけねえなーと思うのでした。

それから80年代に遡るのなら、映画演出自体も80年代になってもらって、大林宣彦あたりに「さびしんぼう」風にノスタルジーたっぷりのメロメロ青春映画にしてもらった方がよかったかもしれません(興行成績は悪くなっただろうとは思うけど:笑)。

投稿者 Ashe : 23:07 | コメント (0) [movies ]

「下妻物語」

下妻が地名とは知らず、「下妻物語」と聞いて、「妻物語(wife stories)」の下ネタものかと思いました(おい!
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例のごとくgooでの作品紹介からあらすじの借用。

レースのパラソルにボンネット、田んぼのど真ん中というロケーションを無視して歩く女子ひとり。彼女の名前は竜ケ崎桃子(深田恭子)。生き甲斐はひらひらフリフリのロリータなお洋服を着ること。だから、茨城県は下妻から、片道3時間かけて聖地・代官山のショップに通うことも厭わない。でも、お買い物には先立つものが必要だ。そこで目をつけたのが、父親(宮迫博之)のかつての商売の遺物、自宅に眠るブランド品のバッタ物。これを売りさばこうと目論む桃子の前に表れたのは、ばりばりヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)だった…。

***

以降、ロココ時代のフランスの世界に浸ってひたすら自分の好きな行き方を進む桃子と、熱血ヤンキーのイチゴとの友情が描かれていく。こういう異質な二人が知り合って、いろいろなエピソードがつながっていき友情の絆が生まれていく(そして互いに良き方向に変化していく)、というパターンは昔から男同士の友情で描かれ、すでにありきたりのパターンになっていた。ありきたりだからダメというわけではなく、その世界にどっぷり嵌れれば、大好きな映画になるし、嵌れなければ最低映画となってしまう。そして嵌れるかどうかの鍵が、友情を育てる二人が魅力あるキャラかどうかなのだと思う。二人に魅力がないと、すべての言動がバカっぽく見え、見てるほうは一気に醒めてしまうのであり、キャラの魅力の出し方がこの手の映画のキモとなっている。

その点、この映画の二人は実に魅力的だ。二人とも基本的にバカなので、描き方次第では、「バカバカしくて見てられない」となってしまうのだが、そこをそう見せないところが(というか、二人のバカ具合が魅力的と感ずるようになるところが)上手いのだ。それは、積み重ねられるエピソードの面白さ、ギャグや小ネタやセリフの質、役者の演技、演出家の演技指導、編集のテンポ、撮影の画質、音響や音楽の使い方など、ありとあらゆる部分が重なって得られるものであり、結局、作り手が「上手い!」の一言で済んでしまうことであるが、その「上手さ」の度合いが群を抜いてる映画だ。

タイトルバックからして疾走感がバカカッコよく、そのまま行くかと思いきや、下妻の風景でどーん田舎風景に落とされ、主人公の自己紹介を兼ねた語りが始まる。アニメも混ざるし、キメのシーンもきちんと決まり、笑いのツボも押さえて最後まで楽しめる。なにより、イチゴ役の土屋アンナが非常に魅力的だった。ヤンキーになる前のいじめられっ子のところなど、可愛らしすぎ。ふらりと劇場に入ってふらりと選んで見てみたら、とんだ拾い物でした。もう一回劇場で見ようと思っていたら、いつのまにか終わってた(泣)。DVDが出たら必ず買うと思います。

投稿者 Ashe : 23:02 | コメント (0) [movies ]

2004年07月08日

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

陰険叔父叔母の家から飛び出し、幽霊バスに乗って、ホグワーツ魔法学校の新学期。街では危険なアズカバン脱獄囚シリウス・ブラックの話題で持ちきりだった。噂によると、シリウスはハリーの両親を死に追いやった張本人。そして、今度はハリーの行方を追っている。校長は、アズカバン牢獄の看守ディメンダーを見張りに立てるが、彼らの闇の力はハリーにも影響を及ぼした。新任教師ルーピンから、魔力に対する防衛術を学んだハリーだが、シリウスの影はすぐそこまで近づいていた。ネタばれになるけど、この写真のネズミが曲者(笑)
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僕にはどうもファンタジーものに対する偏見があるようで、同じくファンタジーものの「ロードオブザリング」で前2作を見てなかったのと同様、「ハリーポッター」も前2作は見ていませんでした。「指輪物語」を読んでいなかったのと同様、本の「ハリーポッター」も読んでません。というわけで、背景も何にも分らず、ただ子供のお供で見に行ったのですが、結構、ストレートに理解できたわけで、噂によると複雑な人物や設定があるらしいポッターの本の世界を考えるに、これは映画的に優れたストーリーテリングと編集がなされているのではないのかと思われました。複雑なのからエッセンスを取り出し、印象的なシーンには時間を割いて物語を表現する。それで観客の記憶にしっかりと残れば、たとえ原作とは雰囲気が変わっても、独立した映画として成功なのだろうと思います。まだここには書いていませんが、最近見た、「下妻物語」と「スパイダーマン2」はまさに独特の雰囲気と丁寧な語り(と、ストーリーの展開上は余分と言えば余分だが、印象にくっきり残る挿話)が優れた映画でした。だが、そんなことより何より、ポッターの学校の女友達の娘(エマ・ワトソンっていうらしい女優)がチャーミングで、良かったです。ちょっと勝気で、頭が切れる女の子っていうのに弱いのかな?そう言えば小学校のときアコガレタ女の子もこの女の子に似てて、学級委員長をしてました。

投稿者 Ashe : 13:06 | コメント (0) [movies ]