「ポーラへのプレゼント」 A Present for Paula  By The Warthog

この前の出張では、とても奇妙なことが起きた。会社の命令で、僕と僕の同僚5人が、ある重要な顧客のもとへ派遣されていたときだった。その顧客は、我々の会社の製品でトラブルがあったので、それを昨日までに修理して欲しいということだった。

そのようなことは、時期さえ考えなければ、たいした問題ではなかった。だが、その日は、大晦日の前日であり、僕たちの中には、いろいろプライベートに計画を立てていた者もいたのである。まあ、だが、これも仕事だ。僕たちは早速、飛行機で顧客のところに飛んで行き、直ちに仕事を開始した。僕は、個人的には、さっさと仕事を終え、翌朝には飛んで帰れるだろうと希望を持っていた。だが、実際はそうはならなかったのである。そして、そうならなかったことを今は喜んでいる。

結局、僕たちが作業を終了したのは、大晦日の午後6時だった。僕たちはホテルに戻り、翌元日の午後の飛行機を予約し、ディナーに備えてシャワーを浴びることにした。とりあえずホテルのレストランで何か食べようということになり、レストランに8時半の予約を入れた。僕らの会社は支出に関してケチな会社なのではあるが、このときは、例外的に、かなり豪華なところを予約してくれていた。泊まったホテルは、豪華でかなり高額の宿泊料金を取るところだったのである。僕たちがディナーを食べてるとき、ウエイターに尋ねられた。

「このレストランに隣接しているクラブで、大晦日パーティが開かれるのですが、ご参加なされますか?」

僕たちは話し合って、結局、他に何もすることがないということで、参加することにした。いい話のようだったから。

夜の10時ごろ、僕たちはレストランを出て、隣に向かった。最高のクラブだった。ジャズのトリオが演奏をし、小さなダンスフロアに、カップルが二組ほど音楽に合わせてゆったりと踊っていた。年が明ける夜の12時を待つように、クラブの中にはリボン飾りが施され、カラフルな風船がいくつも浮かんでいた。クラブの店長に案内され、僕たちはジャズバンドの前の席に座り、飲み物を注文した。僕は、クスリュー・ドライバーを啜りながら、素晴らしい音楽を聴いて楽しんでいたのだが、いつしか、ある女性に目を奪われていた。完璧と言ってよいほどゴージャスな女性だった。

ハッと目を奪われそうな白いダイアモンド・リング・ドレス(画像参照)。エレガントであると同時にセクシーなドレスだ。体に密着したタイトなドレスで、胸元は深く切れ込み、胸の下から下腹部のすぐ上のところまでダイアモンドの形に切り抜かれているデザインをしている。胸の真ん中にリングがあって左右からの生地を留めて胸を隠しており、また別のリングがへそのすぐ下にあってアクセントとなっている。両脇につながる形で長袖が伸びていた。肩には左右、ストラップが1本ずつあるだけで、肩は露出したままとなっている。スカートは短いと言えるが、短すぎるわけではなかった。この女性は、まさに一級のレディと言える人なのは明らかだった。だが、驚いたことに連れの男性はいなかったのである。僕は今日はラッキーな日だと思った。

僕は立ち上がり、彼女の座るテーブルに歩いていった。明るい茶色の髪の毛が純白のドレスと美しいコントラストを見せている。露出している肩から、腹部、そして滑らかそうな長い脚へと、見事に程好く日焼けした肌に僕は目を奪われた。彼女はストッキングを履いていなかった。滑らかそうな繊細な肌の生脚の先には、ヒール高10センチの白いパンプス。

「今晩は?」 僕は声をかけた。

「ハーイ」 彼女はうっとりするような美しい笑顔を見せて返事をしてくれた。瞳がキラキラ輝いている。

「ここにおられる素敵なレディーは、僕とのダンスに付き合ってくれると思いますか?」

彼女は、ふと間を置き、不思議そうに辺りを見回し、そして言った。 「あっ、ええ。多分」

僕は嬉しかった。彼女より美しい女性を見たことがあったか、思い出せない。僕は、立ち上がった彼女のほっそりとした手を取った。

「僕はビルと言います」

「私はポーラ」

「こんなに美しい女性と知り合いになれてとても嬉しい」

ポーラはポッと顔を赤らめ、恥ずかしそうに伏せ目がちになった。

「ありがとう。優しいお方なのね」

ああ、なんとチャーミングな人なんだろう。魅力的であり、かつ、とびきりの美人そのもの。すべてが並のレベルを超えている。美しく日焼けしたつるつるの肌は完璧で、染みひとつない。顔の造型はまさしく繊細な彫刻のよう。キュートな鼻。そして、輝くような笑顔。彼女がモデルであるのは間違いない。

ポーラの体はまさに「プレーボーイ」誌からそのまま出てきたようなものだ。平均的な女性よりは背が高い。ハイヒールを履いているため、185センチの僕よりちょっと低いくらいになっている。どうしても目を奪われるのが、彼女の胸元。胸がドレスの中を満たしているのが分かる。そのセクシーな谷間から目をそらすのに、どんなに苦労したことか。多分、92センチのCカップだと思う。

キュートな可愛いヒップはドレスにぴっちりとフィットしていたが、どうしてもパンティの線が分からなかった。ひょっとすると下着を履いていないのかもしれない。その可能性を思い、僕の血が全身に巡らされている血管を流れまわるのを感じた。ブラをつけていないのは分かっていた。トップの左右の生地を留めているリングのところを見ると、張りのある乳房の内側が露出して見えている。ブラをつけていたら、はっきりと見えていたはずだった。僕の見たところ、彼女の胸はブラによる支えなど必要なさそうだった。それに、うっとりするような日焼けのラインの一部も見えていた。そのセクシーなラインをもっと見るチャンスはないだろうか?

僕たちはダンスを始めていた。

「今夜は大晦日。なのに、こんなに素敵な女性と一緒にダンスができるとは、僕はなんてラッキーなんだろう」

ポーラはちょっと咳払いをした。

「あの・・・私は一人じゃないんです。夫のパトリックと一緒なんですよ」

僕の顔は、嬉しそうな明るい表情から落胆した表情に変わっていたのだろう。ポーラの目は同情するような表情を示していた。僕は少し彼女から体を離し、ポーラの両手を握ってみた。彼女は結婚指輪をつけていなかったはずだ。それを確めてみたのである。

「ああ、指輪ね。今、ジュウェラーに修理に出しているの。でも、大丈夫なのよ。もし夫が気にするなら、そもそも、私はあなたからの親切なダンスのお誘いを受けなかったもの。分かるかしら? 夫はあまりダンスが上手じゃないの。でも私はダンスが大好き」

僕は、ポーラが結婚していると知ってがっかりしてはいたが、驚いてはいなかった。彼女のような美人は、すぐに誰かにつかまってしまうものだ。ああ、それにしても、何て美しく、気立てのよい女性なんだろう。ダンスを続けながら僕は彼女に伝えた。

「あなたとダンスをする喜びを僕に与えてくださったことを、心から感謝します。あなたは本当にダンスがお上手だ」

ポーラはにっこりと微笑んだ。

「ありがとう、ビル。あなた自身、とってもお上手よ」

「ところで、ご主人はどちらに?」

ポーラの笑みはちょっといたずらっぽい感じに変わった。ひそひそ声で返事をする。

「うふふ。彼、ちょっと用足しに行ってるんじゃないかしら」

僕もつられてくすくす笑っていた。ちくしょう、俺は本当にこのレディーが好きになってしまった。もっと彼女のことを知ることができないのが残念だ。

「あなたとパトリックは、ここに住んでいるのですか?」

「いえ、私たち、ちょっとした休暇でここに来たの。今日は、最初の結婚記念日で、夫と二人でお祝いをしているんです」

「ああ、そうなのですか。おめでとう、ポーラ!・・・それに、そのラッキーなヤツにも」

ポーラは再び顔を赤らめた。

「ビル、あなたってとても素敵な人なのね」

あっ、彼女がその言葉を言ったとき、僕は僕のあそこがビンと反応するのを感じた。僕がゾクゾクと興奮し、鳥肌になったのを彼女は見たのではないだろうか。いや、彼女が知るはずもない。僕は軽めのセーターの上にスポーツ・ジャケットを着ていたのだから。

実に残念だったが、とうとう音楽が終わってしまった。

「ポーラ、素敵なダンスをありがとう」

「いいえ、どういたしまして」

僕たちは名残惜しそうに体を離した。彼女に寄り添って、テーブルまで送った。ちょうどその時、パトリックが戻ってくるのが見えた。

「ああ、ビル? あなたにご紹介するわ、私の夫のパトリックです」

パトリックはポーラより年上に見えたが、引き締まった体格で健康そうな男だった。陽気な性格の人物に思えた。

僕らは握手をした。

「あなたの美しい奥様をダンスにお借りしました。お気になさらなければ幸いです」

「いや、全然だよ、ビル。ポーラはダンスが大好きなんだが、僕はダンスが苦手でね」

「結婚1周年だそうですね。おめでとう、パトリック。あなたはとてもラッキーな男だ」

「ありがとう。彼女、ちょっとしたもんだろ?」

「ええ、まったく仰るとおりです」

そう言いながら僕はポーラを見た。頬を赤く染めている。たまらなく可愛い。

離れがたい気持ちだったが、二人に別れの挨拶をした。

「お二人に会えて楽しかった」

「ビル、本当にありがとう」

ポーラはそう言って、僕の頬にキスをしてくれた。

「君も元気で」とパトリック。

僕はパトリックともう一度握手をし、自分のテーブルに向かった。頭を振りながら歩き、テーブルに戻る。

テーブルに戻るとマイクが声をかけてきた。

「彼女、誰なんだ?」

「ああ、そうだよ、誰なんだ? お前、彼女を知ってるのか?」 とジム。

「ポーラっていう人だ。彼女、本当に美人だよな」 と僕は答えた。

「まったくだぜ」 とロン。誰もが同意して頭を縦に振った。

「たった今、ここで知り合ったばかりなんだ」 僕は付け加えた。

仲間の中には、ポーラがどんなことが得意かについて、色めいたコメントを言い合っていた。連中のあからさまな意見は無視した僕だったが、彼らの気持ちは痛いほどよく分かる。ポーラはベッドの中に入ったら最高の女なのは確かだ。僕はもう一杯ドリンクを注文し、再び素晴らしい音楽に戻り、聞いて楽しむことにした。2回ほどポーラがいるテーブルに視線を向けた。彼女とパトリックは、楽しそうに何かおしゃべりをしていた。パトリックの代わりに僕が彼女と一緒だったら。それを思っては、僕は溜め息をついた。

それから20分ほど、僕たちは仕事の話をしたりジャズを聞いたりしていた。ふと、背中を軽く叩かれるのを感じた。振り向くと、そこにはポーラがいた。僕に上体を傾けるようにして、何か言おうとしている。目の前に彼女の胸の谷間が来ており、突然のその光景に僕は圧倒されていた。僕はハッと我に返り、急いでポーラの美しい顔に視線を向けた。だが、遅かった。僕の視線のために、彼女はまた顔を赤らめていたのである。

「ビル、お邪魔してごめんなさい。でも、できたら、もう一度ダンスをしてもらえないかと思って・・・」

僕は信じられない気持ちだった。この素敵なレディーと、再び何分か一緒にいられるというのか。

「えっ、ええ! 喜んで!」

僕は慌てながらも立ち上がり、彼女の手を取った。

「僕にできることなら、あなたのお望みのことを、いつでもなんなりと」

ポーラはにっこり微笑んだ。

「ビル、あなたはとても優しい人ね」

僕はまたもや全身に血液が駆け巡るのを感じた。すぐに僕たちはダンスを始める。今回は、ポーラは前より少しだけ僕に体を近づけながら踊っていた。僕はドキドキしていた。温かくセクシーな彼女の体が僕の体に寄り添っている。その感覚はこたえられないものだった。

視線がひとりでに下に降りて行きポーラの官能的な胸元をさまよってしまう。実際、それを避けるのには大変な労力を要した。だが、彼女の胸の隆起は僕が見つめるといっそう膨らんでくるように見えるのだった。ふと、僕は、彼女の胸をうっとりと見ているところをポーラに見つかってしまっていることに気づいた。あわてて目を逸らした僕にポーラは言った。

「ビル、構わないのよ。私、人に見られるの嫌いじゃないから・・・」

僕はポーラの顔を改めて見て、その美しい金色の瞳に見蕩れた。吃りながら言葉を探す。

「じろじろ見つめてごめんなさい。でも、あなたの体がとても美しくてセクシーだったから・・・」

この時はポーラは顔を赤らめなかった。彼女の顔には自信と誇りの表情が浮かんでいた。

「謝ったりしないで。・・・むしろあなたに見つめられて、私、とても気持ちがいいの」

僕はできるだけ冷静さを保とうと必死だった。今すぐにでも、この女神のような女性を僕の部屋に連れて行き、一晩中、情熱的に愛しまくりたい。何よりそれを求めていた。だが、残念なことに、彼女は人妻なのだ。

そんな僕にポーラは救いの言葉をさしかけてくれた。

「あなたがた、この都市で何をすることになってるの?」

「僕たちは同じ会社で働いていて、顧客への用事で、出張でこの都市に来たのです。最初は、大晦日もここにいなくてはならないとうんざりした気持ちだったけれど、今は違う。あなたとここでダンスをすること以上に嬉しいことはありません。他の土地に行きたいなど考えられない気持ちです」

ポーラは蠱惑的な笑みを浮かべた。

「まあ、ビル・・・もし私が分別のない女だったら、あなたが私を夫から奪おうとしていると言って、あなたを告発するところよ」

僕は苦笑いをした。

「でも、そんなむなしい試みをする男は僕が初めてではないと思う」

ポーラは上体を倒すようにしてすうっと体を僕の腕の中に預け、両腕で僕の首の周りを包むようにしてきた。一瞬、僕は彼女にキスをされるかも知れないと思った。が、ポーラはそうはせず、片頬を僕の片頬に合わせ、そして溜め息をついたのだった。

「ビル?・・・あなたのせいで私、溶けそうになってるわ・・・」

大変だ。僕は窮地に陥ってる。僕はポーラの夫に殺されるかもしれない。

僕はちらりとポーラたちのテーブルに目をやった。パトリックはニコニコしながら座っていた。全然、気にしているような様子がない。僕はあっけにとられた。再び、僕の腕の中にいる愛らしい生き物に注意を戻す。彼女の体から漂う甘い香水の香りを感じた。張りのある乳房が僕の胸板に押しつけられているのを感じる。僕は固くなり始めていた。どうしても自制することができない。僕は、『プレーボーイ』誌の今年一番のプレーメートと体を密着させてダンスしている。少なくとも僕にはそうとしか感じられなかった。

音楽が終わった。ポーラはその後も僕と体を揺らしあったままだった。ようやく、しばらくして、バンドが曲を演奏し終えたと気づいたようだった。僕の顔から顔を離し、僕の瞳を見つめた。

「ビル? ダンスを続けましょう?」

これを断ったら、一体、僕はどんな人間だろう。次の曲が始まる。ポーラは僕の瞳を見つめたままだった。僕はもうすっかり言うなり状態になっていた。彼女が望めばどんなことでもしただろう。そんなことを思っていた時、突然、ポーラは僕の肩先に目をやった。と同時にマイクが僕の肩を軽く叩いてきたのを感じた。ポーラは何か困惑した表情を浮かべたが、僕には、次の展開がはっきり分かっていた。

「割り込みさせてもらうよ」 とマイク。僕は嫌々ながらもポーラと離れた。

「構わない? ポーラ?」 

そう訊くと彼女は頷いて見せたが、まだ不安そうな表情を見せていた。僕が脇によけるとすぐにマイクがポーラと抱き合った。抱き合ったと言っても、僕たちの抱擁とはまったく違う感じだった。マイクは、僕より少し背が低く、横幅が大きい。僕はテーブルに戻り、仲間と一緒にマイクとポーラのダンスを眺めた。クルーの誰もが、ポーラに近づきたいと願っているのが、僕には手に取るように分かった。ちらりとパトリックの方を見たが、彼はまだニコニコと笑って見ている。不思議だった。

マイクの後、ロン、そしてジムが首尾よく割り込みに成功し、ポーラとダンスをした。ロンは僕と同じくらいの身長だが、非常に痩せている。彼は僕よりはるかにダンスがうまく、ポーラも彼とのダンスを心から楽しんでいるようだった。一方、ジムは背が低い男で、ポーラは二人の身長の違いに少し居心地が悪そうにしているように見えた。残念ながら、デイブとトムはダンスができなかった。二人にとって、ポーラと踊ることができず死ぬような思いだっただろうと僕は察する。

ポーラとジムがしばらく踊った後、僕はチャンスを捕らえて割り込んだ。二人再び互いの腕の中に溶け込んでいく。ポーラはうっとりするような笑みで僕を迎え入れてくれた。

「あなたのお友達はみんな素敵だったわ。でもあなたが戻ってきてくれて一番嬉しいの」

彼女は再び僕の首にきつく抱きつき、片頬を僕の頬に合わせた。彼女の放つ香り、そしてあの素晴らしい胸の弾力は、僕にとっては、まさに甘い刺激ではあったが、同時につらい刺激でもあった。

僕は勃起し始めていた。僕の中の一部は、ポーラに勃起が知られてしまうかも知れないと恥ずかしがっていた。だが、別の一部は、僕が彼女のためにどんなに興奮を高めているか、彼女にしっかりと感じさせてやりたいと願っていた。ふとポーラが甘く溜め息をついた。

「ああ、ビル? あなたを感じるわ。とてもいい感じ」

僕はポーラにすっかり狂わされていた。すでに僕は完全に勃起していて、ポーラもそれを感じ知っているのは明らかだった。ポーラにも知られていることは、彼女がゆっくりと恥丘を僕に押し返してきていることから、はっきりと確かめられる。誰も気づいていないのは確かだが、僕にははっきり感じ取れていた。僕は彼女に囁いた。

「ポーラ、僕はあなたのせいで狂いそうになっている」

「嬉しいわ」

「でも、ご主人と厄介なことになってしまう」

「パトリックのことは気にしないで」

音楽が終わった後も、ポーラは僕の首から両腕を離さなかった。そのまま僕の耳元に囁く。

「あなたが欲しくなってるの。5分だけ待ってて。それから312号室に会いに来て」

彼女は僕の頬にキスをし、落ち着いた様子で離れていった。呆気にとられた僕をそのままに。ポーラはパトリックの元にまっすぐに歩いて行き、そのままクラブを出て行った。彼女のセクシーなヒップから目が離せない。パトリックに目をやると、彼は僕にウインクをして見せた。僕は自分がこの世で二番目にラッキーな男なのだと思いながら自分のテーブルに戻った。パトリックが一番ラッキーな男なのは違いない。

少し経ち、僕は、仲間に一言ことわって席を立った。僕がどこに行くつもりなのか、連中には分かっていただろう。誰も何も言わなかったが、顔に浮かべている表情から、僕がどこに行くのか知っていることが分かる。彼らが羨ましがっているのは分かっていた。

僕は、クラブを出て行くパトリックたちをもう一度、チラリと見てみた。彼はまたもウインクをして見せた。パトリックは何が起きようとしているのか知っているに違いない。この件はオーケーだということなのだろう。これには安心した。彼がオーケーなら、僕はあの美しいレディーに集中することができる。彼女をもっとよく知ることができる。

312号室に近づくにつれ、僕の心臓は高鳴り始めた。これから起こることは、スーパーボールに優勝するようなことに似ていると言えるかも知れない。ドアをノックしようとした時、ドアが半開きになっているのに気づいた。とりあえずノックだけはすると、中からポーラの声が聞こえた。セクシーな声だった。

「ビル? 入って?」

僕はドアを開け、中に入った。ドアを押して閉じ、さらに中に進んだ。部屋にはキングサイズのベッドがあり、その上にポーラが魅惑的な姿を見せて横たわっていた。

彼女は、クラブの中と同じ素敵なドレスとヒール姿のままだった。美しい髪の毛をふんわりとブラッシアップして、スプレーし、さらに量感を持たせたヘアスタイルにしていた。化粧も完璧にし直してある。

僕は改めて彼女の姿を堪能した。形の良い足先、続いて滑らかそうな小麦色に日焼けした両脚。そこを上がって行くと程よく丸い女性的なヒップ。そして実に豊かな胸の姿に僕の目も喜ぶ。張りのある大きな二つの半球をドレスが左右からぴっちりと押さえ包んでいるため、胸の真ん中に魅力的な深々とした谷間ができていた。そして、ポーラが片手を頭の後ろに動かし、髪の毛をふんわりと持ち上げて見せるのにあわせて、僕の視線は彼女の顔に移る。ああ、なんて美しいのだ。それに、彼女のしぐさ。男の機能を高め、興奮させ、それを働かせる方法を本能的に知っているようなしぐさだ。

「お気に召されたかしら」 彼女はそれしか言わなかった。

「天国にいる気分です」

ポーラはゆっくりとベッドの端に移動し、両足のハイヒールを床に降ろした。優雅に立ち上がり、僕が立っているところに近づいてくる。そして、ダンスをしていた時にそうしたように、僕の胸の中に身を寄せ、体を預け、両腕で僕の首の周りを包み込むようにして抱きついてきた。だが、先とは異なり今回は、彼女のルビー色の唇が僕の唇にゆっくりと近づいてきた。染み一つない完璧な頬の肌、それがキスをするために目をつむる前に見た最後の光景だ。僕たちの唇は接触し、互いに優しく押しつけあった。驚くほど柔らかい唇。素晴らしい味。

キスが優しく穏やかだったのは短時間だった。僕は再び勃起を始めていたし、ポーラは僕のそれに下半身を擦りつけていた。彼女の息使いは次第に荒くなって行き、僕たちのキスも同じく荒く変わっていった。二人の舌が絡み始める。僕は、この素晴らしい女性に圧倒されていた。甘い香水の香り、唇と舌の味、そして僕の分身に擦りつけられる柔らかい体。それが効果を発揮しだしていた。この女性を今すぐ奪ってしまわなければ、僕は気が狂ってしまう。

突然、ポーラはキスを解き、僕を押して椅子に座らせた。彼女は一歩後ろに下がり、ドレスを脱ぎ始めた。蠱惑的な身振りで肩からストラップを外していく。次に長袖から左右の腕を引き抜く。とうとう、彼女の美しい乳房を見ることができるのか。だがポーラはドレスの生地の上から胸を両手のひらで覆って、たぷたぷと持ち上げて見せ、少し僕を焦らした。早く彼女のそこにキスの雨を降らしたい。僕は待ちきれない思いだった。

ポーラはゆっくりとドレスのトップをはがし、とうとう乳房をあらわにした。完璧だった。その肌もつるつるに滑らかなのは、彼女の他の部分の肌と同じだが、乳房の肌は日焼けをしておらず、クリームのような白肌である点が異なっていた。乳首はピンク色でとても小さい。ポーラが完全に成熟した女性だと知らなかったら、彼女の乳房は10代の娘の乳房だと思ったことだろう。ポーラが僕と同年代の大人の女性だったのは僕にとって幸いだった。というのも、その時にはすでに僕は彼女が悲鳴を上げて許しを乞うまで激しく愛し尽くすつもりでいたのだから。

胸を縁どるセクシーな日焼け跡は、彼女の水着の線を完璧に写していた。当然、僕は彼女の下の方の日焼け跡も見たくて待ちきれなくなっていた。ポーラは、少し淫らそうな笑みを見せながら、ゆっくりとドレスを腰まで降ろした。お尻の肉の頂上部分が日焼け跡のラインの始まりになっていた。そして、その時点で、もう一つ明らかになったことがあった。それは、ポーラが下着を履いていなかったということである。驚くほど繊細で一流を思わせるこのレディーは、小悪魔的な側面も持ちあわせていたのか。

ポーラはヒップをあらわにした後もドレスを下へ降ろし続け、その後、重力に任せるままにした。ドレスが床に舞い落ちる。目の前の完璧な成熟した女体を前に、僕は唖然と口を開けたまま座っていた。ポーラはにっこり笑みを見せて僕を見つめていた。

僕は彼女の下腹部の丘に目を釘付けにされていた。ただじっと見つめていた。それは間違いない。ポーラはハイヒールを履いたまま片足を床から上げ、ベッドの上に乗せた。完璧に美しいものを前に、僕は畏敬の念すら覚えながら彼女を見つめていた。つるつるに剃られた彼女のその部分。この時も、もし彼女が完全に成熟した女性だと知っていなければ、彼女のことを思春期前の少女だと思ったことだろう。素晴らしい姿だった。ピンク色のバギナの唇が同じくクリームのように滑らかな白肌に包まれて顔をのぞかせている。2本、ストラップの跡が彼女の中心部分から左右のヒップへとアーチを描いて伸びていた。胸のところも下腹部も、日焼け跡の線は美しく官能的だった。そのストラップの跡は、競馬馬を操る2本の手綱のように見えた。これから始まるであろう夢のような乗馬を予告する2本の手綱。僕はいてもたってもいられなくなっていた。

ポーラは優雅な身のこなしでベッドに入り、指を一本、かぎの形にして動かし、僕に一緒になるよう合図を送った。僕はすぐに立ち上がった。躊躇うことなく行動に移ったのは確かだ。だが、素早くベッドに近づくと、ポーラは片手を上げて僕に止まるように合図した。

僕を立たせたまま、ベルトのバックルに手をかけ、それを外すポーラ。繊細そうな指が僕のジッパーを降ろしていくのが見えた。手の爪も完璧な形に手入れされ、口紅と同じルビー色に塗られていた。やがて間もなく、僕のペニスにもそのルビー色の模様がつけられることだろう。

ポーラは僕のズボンとブリーフを一緒に、一気に引き降ろした。硬くなった僕の18センチのペニスが飛び出て、彼女の顎を叩いた。ポーラはにっこり微笑み、それから僕の瞳を見つめながら唇を開いた。二人見つめあったまま、彼女の美しい唇の中に僕の亀頭が消えていく。

僕はポーラに出会ったときの第一印象を思い返していた。頬を赤らめる、美しくも純粋無垢な女性の印象。その同じ女性が今はすっかり淫らになって僕のペニスを舐めている。彼女の変身に、僕の血液は沸騰し、睾丸も精液の生産のため時間外稼動態勢に入っていた。激しく興奮していながら射精を堪え続け、睾丸が痛みを覚えるほどになる状態を、ブルー・ボールズと言う。このセクシーな美女との出会いにより、すでに僕はブルー・ボールズの状態になっていた。ポーラが男が出すものを喜んで摂取する女性だったら、と期待した。

ポーラは、亀頭から舐めつつ下がっていき睾丸へと舌を這わせた。それから、すでに満タンになっている僕の2つの球体を、温かい口に含んでマッサージする。そのまま再び肉茎に沿って舐め上がり、その後、口の中に入れていった。そして間もなく喉の奥まで取り入れる。

ポーラはいったん口の中に入れると、激しく頭を上下に動かし始めた。まるで一刻も早く精液を体内に取り入れないと生命が危ういとでも思っているような行動だった。その何分か後、彼女の献身的な行動は報われる。僕は濃い精液を彼女の口の中に放っていた。ポーラは僕の体液を飲み下し、味わい、そしてさらに飲み下し続けた。この射精は僕にとって記録的な量だったと思う。にもかかわらず、ポーラは発射に合わせて次々と飲み込み続けようとしていた。だが、激しい射精に、じきに彼女の口元から溢れ始める。溢れた白濁は、彼女の口元から顎へと伝わり、そこから、たらりと糸を引いて小さなピンク色の乳首へと滴った。やがて、とうとう溢れ出しが収まっていく。

ポーラは、美しい瞳で僕の目を見つめたまま、ゆっくりと唇の中から僕の分身を引き出した。完全な献身を示す表情。どんなことを頼んでも彼女は喜んでしてくれるのではないかという気にさせる表情。ゆっくりと口を開き、僕が放った白い粘液が彼女の舌に絡み付いているのを見せる。僕はたまらなくなって、彼女の元にひざまずき、キスをした。二人の口が合わさり、僕たちは口の中で僕の出したものをやり取りした。あの瞬間、僕はこの女性が自分のものだったらと切に願っていた。だが、やはり、一夜限りの恋人としての立場に満足しなければならなくなるのだろうが。

キスの後、僕は立ち上がり、残っていた衣服を脱いだ。ポーラは乳首についた精液を舐め取り、そして、切に求める表情を眼に浮かべて僕を見上げた。ポーラは僕を満足させてくれた。今度は彼女の番だ。

僕はベッドの反対側から上がり、二人の体はベッドの中央で出会った。だが、僕には広いスペースが必要だった。まずは彼女の足から始めた。ポーラはパンプスを履いたままでいた。全裸であるにもかかわらず、ハイヒールを履いたままのため、かえって非常にセクシーに見える。そのヒールの片方を脱がし、彼女の足にキスを始めた。足の裏、足の甲とあますところなく優しく心を込めたキスを降らせた。切なそうなセクシーで小さな喘ぎ声が聞こえた。片方が終わると、再びヒールを履かせ、もう片方の足にも同じことを繰り返した。それを終えた後、今度は足首へと移る。

僕は、ポーラの脚の左右交互に交代しキスしながらゆっくりと唇を這い上がらせた。彼女の極上のボディ、貴重な肌のあらゆる一画も逃さずキスしていった。ポーラは、種としての人間の形状として究極と言える姿をしていた。その完璧な美を隅々まで僕が賞賛していることを、どうしても彼女に伝えたかった。

片方の脚にキスをしながら、もう一方の脚を優しく撫で続ける。ポーラの声が、か弱い溜め息からうめき声に変わり、快感が高まっていることが分かる。彼女の肌は滑らかで、脚もきらきら輝くほどの肌のつやだった。ひざ頭にも、子供時代に作った傷痕など一つもなかった。まるで、昨日生まれたばかりの肌なのだ。たった昨日、完全に成熟した女性の体で生まれたばかりの姿。その完璧といえる肌は、僕が彼女の女性の部分に近づくに連れて、いっそうシルクのような肌触りの感触を増していった。

僕は、彼女の両太もも、女陰の周辺にキスの雨を降らし、焦らしてみた。ポーラは切なそうに身を捩じらせる。その反応は、早く僕に敏感な部分へ触れて欲しいことを伝えていた。ポーラは強い香りを放っていた。目の前にある彼女の入り口は、分泌された愛液でキラキラ輝いていた。

僕はポーラを焦らしたい気持ちになっていた。優しく誘導して彼女を四つんばいにさせ、お尻にキスを始めた。このようなお尻への軽いキスは、男なら誰でも喜んでしたいものだろう。僕は、ポーラの桃のようなお尻の肌の滑らかさに驚嘆した。それに桃に生えているのと同じような柔らかい繊毛も嬉しい。キスを続けながら、桃尻から背中、そして肩へと這い上がった。優しく肌全体を撫で続ける。ポーラは喘ぎ声や切なそうな甘い泣き声を上げ続けていた。

背中を終え、再びポーラを仰向けにし、優しく唇にキスをした。手のひらをお椀の形にして、素晴らしい乳房を覆った。彼女の官能的な唇を通して、喘ぎ声による柔らかい振動を感じる。二人、舌を絡ませあい、互いの口の中を探り合った。その間も僕の手は左右のポーラの乳房を丹念に優しく揉み続けた。

すでにポーラは非常に興奮を高め、呼吸が激しく乱れていた。どうしてもキスを解かざるを得なくなったようだ。口を離すとすぐに、荒い息遣いで空気を吸い、吐きする。口を耳元に寄せ、彼女の耳を甘噛みすると、彼女は体をくねらせて悶えた。

「来て、ビル。あなたがとても欲しいの」

ポーラはそう言ったが、僕はまだ終わっていない。彼女の首筋から肩にかけてキスをしていく。胸に近づき、僕の手に替わって唇が彼女の胸に押し当てられた。愛らしいピンク色の乳首を吸い始める。ポーラは背中を反らし、その柔らかい肉丘がもっと僕の口に入るよう、胸を押し上げた。口で左の乳房に愛撫をしつつ、手で右の柔らかい肉丘を優しく愛撫し続けた。2分ほどそれを続け、左右を取り替える。

右の乳首を唇で挟み、吸い上げると、とたんにポーラは強く背を反らし、激しく達してしまった。他の女性に比べると比較的、声を出さないポーラだったが、絶頂に達した時の喘ぎ声ははっきり分かった。まだ始めたばかりだと言うのに、ポーラはすでにオルガスムに達してしまったのである。彼女は、並外れて美しいばかりの女性ではなかった。同時に非常に反応がよい、感じやすい女性でもあったのだ。

ポーラがオルガスムを感じながら小刻みに体を震わす間も、僕は乳房への愛撫を続けた。やがて高波がおさまったのを受けて、僕は乳房を離れ、引き続きキスをしながら下方へと移動した。柔らかい腹部、そして脚の間にある天国への旅に出かけたのである。お腹に唇を当てると、ポーラは可愛らしく小さくクスクス笑った。くすぐったかったのだろう。実にキュートな仕草だった。成熟したセクシーな女性に、可憐な乙女の性質も加味されて、男の心をそそる。一瞬、ポーラにチアリーダーの衣装を着せたらどうだろうと思った。それを思い、ペニスがぴくんと反応するのを感じた。

そして、とうとう僕はポーラの甘美な秘密の場所に到着する。この旅が始ってからずっと変わらぬ目的地である。だが長旅をしてきた甲斐はあった。この時点では、僕はこの旅を今夜、何度か繰り返すことになるだろうと思っていた。

ともかく、僕は態勢を整え、ポーラの両脚の下に潜り込んだ。左右の肩、それぞれに彼女の脚を乗せる。両手をお尻から腰へと這わせ、さらに上に伸ばして両乳房を覆った。2つの見事な肉丘は僕の手のひらにぴったりと納まった。

柔らかい太ももに、左右交互に優しくキスしながら、無毛になっている恥丘へと近づいていく。唇を触れるたびに、ポーラはガクッ、ガクッと腰を躍らせていた。だが、やがてそれも収まり、替わりに腰がうねるように回りだし、その敏感な中心部分を僕の口へ近づけてきた。しかし僕はまだその部分との接触は避けていた。陰唇の周辺部に集中的にキスを続ける。クリトリスははっきり見て取れるほど隆起していたが、その部分への接触は特に避けた。

次に、ポーラの入り口の周囲をキスではなく、舌の全面を使って舐めまわし始める。ポーラは欲望からがくがくと体を震わせていた。それに愛液の量も並ではなかった。甘いジュースがとろとろと流れ出て、下方にあるピンク色のバラのつぼみを潤わせ、ベッドのシーツを濡らしていた。この素晴らしいネクターを一滴も無駄にしたくはなかった僕は、そこにも舌を這わせ、舐め取った。

周囲の愛液をきれいに舐めとった後、僕は意を決して、一気にポーラの入り口に舌を入れた。まるで何日も水を飲んでいなかった水に飢えた男のように、啜りあげる。彼女の井戸穴から甘い液体を啜り始めると、ポーラは再び背を反らせ、悩ましい声で喘いだ。再びオルガスムに達したのだ。股間に顔を埋めた視点から見ても、オルガスムにのたうつポーラの姿は素晴らしく美しい。

僕はポーラが少し落ち着くまで、引き続き啜り続けた。彼女は頂点に達するギリギリの状態のままでい続けたが、僕は彼女に過度に刺激を与えることは望んでいなかった。彼女の呼吸が少し落ち着くのを受けて、僕はとどめを刺すつもりで口全体でクリトリスを覆い、再びオルガスムに追い立てた。このときはポーラは絶叫に近い悲鳴を上げた。両手で僕の後頭部を押え、自分の股間へと引き寄せる。まるで僕の頭ごと彼女の中に入ってきて欲しがっているような勢いだった。それでも不十分だったのだろうか、ポーラは両脚を万力のようにして僕の頭を挟み込んだ。彼女の太ももに僕の両耳は塞がれ、それに伴って、彼女の悲鳴は遠くのもののように聞こえた。

ポーラは、僕の頭を引きずりながらベッドの上をくねくねとのた打ち回っていた。4、5分経ったかに思うが、ようやく僕の頭に対する拘束が緩み、僕は再び呼吸を取り戻し、耳も聞こえるようになった。ポーラがはあはあと激しく呼吸しながら言うのが聞こえた。

「ああ、ビル・・・こんなにすごいオルガスムは初めてだわ。私の愛のボタンの押し方が素敵なの。あなたの押し方が・・・」

僕は顔を上げ、彼女に伝えた。

「あなたのここも素敵だ。こんなに美味しい蜜を出すのは初めてだ」

僕は這い上がり、彼女の隣に寄り添った。そして優しく唇にキスをし、彼女自身が分泌したジュースを味わわせてあげた。

ポーラは嬉しそうに僕の顔全体を舐め始めた。まるで、ミルクを与えられた子犬のようにぺろぺろと舐めまわる。やがて、充分、きれいに舐め取ったと満足したのだろう、それをやめて僕の目を見つめた。

「今は、信じられないほど素敵なセックスを終えたばかりのような気持ちなの。私たち、まだ、ヤッテもいないのに」

『ヤッテもいないのに』・・・ポーラが下品な言葉を使うのを聞いたのは、この時が初めてだった。だが、そのような言葉も、ポーラが使うと、睾丸の中に蓄えられたスペルマを沸騰させる効果を持つ。ポーラには、先の激しいオルガスムから回復する時間を上げよう。でも、その後は、彼女は僕のものにするぞ。ずっと悲鳴をあげっぱなしになる程、激しいセックスをしてやる。

僕はこれまでずっと夢に描いていたことがあった。それは、いつの日か、ポーラのような、美しく、心温かで、気立てのよい女性とひとつになることだった。そして、とうとう彼女を見つけたのだが、そのポーラは、そればかりでなく、同時にセクシーで情熱的な人でもあったのである。

体を休めるポーラに僕は訊いた。

「パトリックは、このことを知ってるんだろう?」

「ええ、知ってるわ。・・・あなたは、私への結婚記念日プレゼントなの」

「僕が、結婚記念日プレゼント?」 僕は信じられずに聞き返した。

「ええ。私がいつも求めていたこと・・・同時に二人の男性に愛してもらうこと」

「二人の男性?」

「ええ・・・パトリックは私があなたのことをよく知るためにと、1時間くれると言ってたわ」

「それは実にありがたい・・・それじゃあ、まだ20分あるね。何かテレビでも見る?」 僕は冗談交じりに言った。

ポーラは、ふざけ混じりに僕の腕をピシャリと叩いた。

「何を言ってるの! そのおちんちんを私のあそこに入れて欲しいの!」

僕はすぐに体を起こし、ポーラの右足を取って、彼女を仰向けにし、石のように硬くなっている僕のペニスで一気に貫いた。あまりの速さにポーラは何が起きたか分からなかったかもしれない。彼女は充分に濡れていたので、挿入自体は容易かった。だが、僕の行動に驚いてか、ポーラは小さな溜息を漏らした。その溜息を聞き、僕はポーラが再びオルガスムに高まっていくところなのかと思った。いや、そうではなく、ただ単に僕の荒々しさに驚いただけなのかもしれない。だが、僕の推察の方が正しかったようだ。大きなストロークだったが、たった10回ほど出し入れしただけで、ポーラは大きなよがり声を上げて絶頂に達したからである。だが、今回は、僕は彼女に体を休める時間を与えなかった。まだ始めたばかりなのだ。もうしばらくは続けるつもりなのだ。

ポーラの驚いたような表情は、ゆっくりと消えて行き、替わりに嬉しそうな笑顔が戻ってきていた。僕の打ち込みを受け止めながら、たどたどしく言葉を発していた。

「あなたって、ひどい人! あんなやり方で私を奪うなんて・・・。荒々しく始めたのはあなたなのだから、そうなった以上、荒々しくして欲しいわ。激しく突いて! 私にヤリまくって! 私をめちゃくちゃにして! ケダモノのようなひどい人!」

一級品のような美しい顔から、このような汚い言葉が吐き出されるのを見て、僕は過熱状態になっていた。全力を使ってポーラに打ち込みを始めていた。その強さのためか、打ち込みをするたびに彼女と僕の体がベッドのスプリングに跳ね返され、宙に浮いていた。いつまで持続できるか分からなかったが、これほど興奮したことはなかった。もし、この女神にセックスをしている間に心臓麻痺を起こして死んでしまっても、それも構わないと本気で思った。長持ちはしないとは分かっていたが、この瞬間に匹敵するような喜びは、一生のうちでも、他に考えられなかった。

急速なピストン運動によりポーラは再びオルガスムに近づいていた。彼女自身の愛液も粘着性を増したものに変わってきていて、それが、僕たちの接合部分から泡のようにびゅっびゅっと吹き出し、僕の睾丸に降りかかっているのが感じられた。彼女の喘ぎ声はすでに悲鳴に近いものに変わっていた。僕は一瞬、隣の部屋にいる人たちは、ポーラの出す声を聞いてどんな反応をしているだろうと思った。だが、すぐに、そんなことはどうでもいいと思い直す。彼らも自分たちで楽しめばいいのだ、と。

しばらく激しいピストン運動で打ち込みを続けていたが、数分経ち、次第に疲れを感じてきていた。少しペースを落とす。ポーラは連続オルガスムの状態になっており、僕のペースの変化に気づかなかったと思う。

それの始まりは肛門の近くでのちょっとくすぐったい感覚だったと思う。どうしてあの場所なのか分からない。ひょっとすると違う場所なのかもしれない。よく分からないが、ともかくその感覚が始った。すべてがスローモーションになったように見え始めた。ポーラが両腕を僕の背中に回し、強くしがみついた。彼女の両脚は、カギの形になって、出し入れの動きを続ける僕の尻を押さえ込んでいる。

僕はポーラの美しい顔を改めて見つめた。そして、それがきっかけとなったと思う。改めて思った。なんと素晴らしい女性なんだろう。彼女は僕のものではないのは分かっている。でも、僕のものだと思うふりをすることはできる。くすぐったい感覚が広がっていった。僕はもう一回、強くポーラの中に突き入れ、できる限り深い位置へとペニスを埋め込んだ。その瞬間、堪えていたものが解き放たれたのだった。すでに一度、射精をしていたので、激しく撃ち出されることはなかった。むしろ、始まりは漏れ出る感じで、それが次第に量を増し、ポーラの深部を溢れ満たしていく感覚に近い。これだけが、彼女の結婚記念日に僕が送ることができる、実体を持つプレゼントだった。

ポーラの中に睾丸に溜めていたものすべてを注ぎ込みながら、僕たちは数分間、しっかり抱き合ったままじっとしていた。二人とも息遣いは荒かった。ポーラは大きな悲鳴をあげていたが、それも今や落ち着いたセクシーなよがり泣きに戻っていた。うっとりとした顔のまま、目を開き、僕に囁きかけた。

「もし、あなたが私の夫なら、『愛しているわ』と言うけど、あなたには、『あなたが私にすることを愛してるわ』と言うわね」

ああ、その言葉だけで僕も十分だ。いつまでもつながっていたかったが、二人とも名残惜しそうにして体を離した。互いに寄り添いながら、何も語らず横たわっていた。しばらく経ち、ポーラが言葉を発した。

「パットがここに来たときに、もっとする準備は大丈夫よね?」

彼女の属性にまた新しい性質が加わった。「飽くことがない」だ。

僕はポーラを見つめ、言った。

「君の姿を見るだけで、僕はすぐに準備万端になるんだよ」

それは嘘ではなかった。どうしてなのか今も分からない。普通は、今さっき行ったようなセックスをすれば、一度が限界なのだが、彼女の姿を見ていると、僕はスーパーマンになってしまうのであった。

僕たちは互いに抱き合いながらしばらくおしゃべりをしていた。僕はポーラの乳房を触り、彼女は僕のペニスや睾丸を触っていた。突然、部屋のドアが開く音がし、呼ぶ声が聞こえた。

「ポーラ?」

「ああ、パット! こっちよ」

パトリックが部屋に入ってきて、抱きあっている僕たちを見て、にっこり微笑んだ。僕は少しそわそわしていたが、ポーラは落ち着いているように見えた。

「二人とも楽しんだかな?」 とパトリック。

「ビルは最高だわ」 とポーラ。

「パトリック・・・さっきも言ったけど、あなたはラッキーな男だ」 僕も言葉を足した。

「パット? あなたも混ざって?」

「そうだなあ・・・実は、ちょっと計画に変更があったんだ」 

「ええ?」 ポーラは少し心配そうな顔をした。

「いや、心配しなくてもいいんだよ。問題は何もない。ただ、ちょっと考えたことがあってね・・・」

パトリックは、そこでちょっと間を置いた。

「・・・つまり、君はいつも一度に二人の男性としてみたいと言っていただろう?」

ポーラが「うん」と頭を縦に振る。

「ならば、一度に数名の男性としてみるっていうのはどうかなと思って」

驚きのため、ポーラは目を大きく見開いた。彼女が怒ったからか、ワクワクしてなのか、僕には分からなかった。どちらとも取れる表情だった。パトリックも、不安そうな顔をしている。

「どういう風に?」 

ポーラはそれしか言わなかった。

「僕は、ビルの連れのお友達と話しをしていたんだ。彼らはみんなすっかり君の虜になっていたんだよ。みんな、君とビルがこの部屋で何をしているか分かっていて、そのことについて僕がどんな気持ちなのか知りたがっていた。まあ、僕は、これはしばらく前からの僕たち夫婦の夢だったんだと話しておいたけどね。その時、思ったんだよ。君が男たちの群れに奉仕をするとしたら、それこそ、僕たちにとって究極の夢なんじゃないかなって」

ポーラの顔に、ゆっくりとセクシーで嬉しそうな笑みが広がった。

「で、その人たち、今、どこにいるの?」

パトリックも笑顔になっていた。実に嬉しそうに、今にも大笑いし始めそうに僕には思えた。

「5分以内に、みんなをここに呼ぶよ」

パトリックはそう言って、電話の受話器を取った。

ポーラはベッドから降り、ドレスを手にした。やはり、このレディーは洗練された上品な女性なのだ。全裸のままで、知り合ったばかりの5人の男性を迎えるのは礼儀に反すると思ってのことだろう。

彼女はハンドバッグを取り、忙しそうにメイキャップを直し、乱れた髪の毛を整えた。部屋のドアにノックの音がしたときには、すでに見違えるほどになっていた。彼女の濡れたあそこに指を入れてみるとか、セックス後のかすかな頬の輝きに気をとめなければ、彼女がたった今、激しいセックスを終えたばかりだと誰も気づかないことだろう。それに、顔色の輝きのことについて言えば、あの輝きは、ポーラの普通のときの輝きと大きく違うところはない。ポーラは、まさに特別な女性と言える。

パトリックがドアを開け、男たちを中に入れた。この部屋が大きかったのは幸いだったものの、僕たち7人の男たちが入ると、かなり窮屈ではあった。男たちに囲まれたポーラは、興奮して嬉しそうににこにこしている。彼女は両手を掲げて、「静粛に」と指示するポーズを取り、口を開いた。

「皆さん、このことについて少し緊張してると思うの。だけど、私にいい解決案があるわ」

ポーラは全員に、椅子やドレッサー、ベッドなどの場所を割り当て、そこに座らせた。全員で車座になって部屋の中央を囲む形だ。それから彼女はベッドサイドの電気スタンドのところへ行き、ラジオをつけた。その手際の良さを見たら、まるで彼女はすべて前もって計画していたように思うだろう。

ラジオは大音響でロック音楽を鳴らし、ポーラはそれに合わせてセクシーに体を揺らし始めた。僕はまたも呆気にとられていた。この女性のまた新しい特質を知ったからだ。まるでプロダンサーのように踊ることもできるのである。男たちは瞬時にして勃起していた。ひゅうひゅうーと奇声を上げたり、野卑な歓声を上げる。ポーラは腰を上下に揺すったり、くねくねこね回したりしており、その動きは露骨にセックスを暗示させるものだった。そして、次に発した彼女の発した言葉に、僕はまたもや驚かされる。

「それで、どう? みなさん? 私とおまんこしたい?」

誰もがいっせいにイエスと唸り声を出した。ポーラは、その返事を受けて、ゆっくりとスカートを捲り上げ、全員に、無毛の陰部を見せた。僕が放出したスライム状の精液が滴り流れているところを見せたのである。

「ちょっとベタベタするかもしれないわね」

男たちはいっせいにジッパーを降ろし、閉じ込められていたペニスが次々に顔を出した。

「あ〜ん、皆さん、とっても素敵なモノを持っていたのね」 甘い猫なで声が続いた。

夢のような素晴らしい女体美を誇らしげに見せるポーラを見て、男たちは次々にズボンを脱いでいく。

「その素敵なおちんちんたち、どこに入れたらいいと思う?」

誰もその質問には答えなかったが、男たちの低く唸る声やうめき声は、彼らがすでにその場所を見つけてあることを示していた。僕は依然として、このようなセクシーではあるが下品で淫乱な言葉が、彼女のような美しく気品の高い女性の口から発せられていることに驚嘆を感じていた。ポーラはまさにどの男たちも夢に見ている女性そのものだった。つまり、客間では貴婦人、寝室では娼婦となる女性だ。

ポーラは部屋の隅にあったフロア・スタンドへ歩いた。そこで、ゆっくりとドレスを脱いでいく。男たちも、時間を無駄にせず、いまだ身につけていた衣類が何であれ、それを脱いでいく。ポーラが豊かな乳房をあらわにし、さらに続いて嬉しくも悩ましい女陰をあらわにするのに合わせて、男たちの野卑な歓声はクレッシェンドで大きくなっていった。今、彼女はフロアスタンドの横で腰をくねらせながら立っている。身につけているのは白いパンプスだけ。なんてセクシーな生き物なのだ。

それでも不十分と思ったのか、ポーラはスタンドに身を寄せ、その支柱を股に挟み、上下に腰を動かし股間を擦りつけた。僕たち一人一人を見ながら、色っぽい声を上げ、唇を舐めて見せる。1、2分ほどそれをした後、スタンドから離れた。スタンドの支柱は濡れてきらきら輝いていた。ナメクジが這ったように僕の精液と彼女の愛液の跡がついている。ポーラはスタンドの前にひざまずき、その支柱を下から上へ舐め、粘着している精液をすべて口の中に入れて見せた。美味しそうに舌鼓をうち、猫のような声を出して美味を堪能してることを示す。実に淫猥な行動だ。

僕たち男7人は、全員、彼女を見て畏敬を感じ立ち尽くすばかりだった。パトリックですら、自分の妻のこのような姿を初めて見た様子だった。皆が凍りついた状態から復帰する間に、ポーラはベッドに上がり、四つんばいの姿勢になっていた。

誰かが大きな声を上げた。視線を向けると、マイクがターザンのような雄叫びを上げながらベッドに這い上がっていく。彼は、ポーラに何ら声をかけることもなく、いきなり20センチを彼女のあそこに埋めこんだ。ジムも同様に素早く彼女の口をペニスで塞いだ。残る僕の同僚3人は、ポーラにペニスを握らせながら、それぞれに彼女の体の好きなところをまさぐっていた。僕はパトリックと顔を見合わせ、苦笑いした。二人とも、驚きのあまり、ただ頭を左右に振るだけだった。

行為が始って間もなく、マイクはポーラのあそこに、ジムは彼女の口に放出した。トムとデイブが彼らに代わる。トムとデイブの二人はクラブでポーラとダンスできなかった二人だったが、この寝室では彼女とプロ並の見事なバップダンスを踊っていた。デイブは彼女に圧倒されていたのだろうか、あっという間に彼女の口に射精してしまった。ポーラは、スペルマ飲みに関してもプロ並だ。一滴も取り逃すことなく飲み下す。

早々に果ててしまったデイブに替わって、ロンが登場した。巨大な25センチ砲の持ち主で、それをポーラの口に突き入れる。ポーラはかろうじて頭部だけは口に入れられたが、それでも一生懸命、飲み込もうとした。その間に、トムが彼女のあそこに放出し、引き抜いた。僕はパトリックに「どうぞお先に」と身振りで合図を送った。彼は恭しく頷き、ベッドに上がった。

ポーラは、大きなよがり声を上げたり、時々、絶叫したりと、再び頂点へと高められているようだった。まるでタッグチームのプロレスの試合を見ているようだった。誰かが射精をすると、別の男と手をパチンとあわせ、その男がポーラにのしかかる。彼女は常に2本の肉棒を突き立てられている状態だった。あそこに対しても口に対しても、容赦なく激しいピストン運動が続けられる。そしてそれが1時間近くも続いたのである。

ふと僕は、ポーラの体に備わっているもう1つの穴が、適切に利用されていないことに気がついた。次の順番が回ってきたとき、僕はポーラのあそこに挿入し、同時に愛液でアヌスに充分な潤滑を与えた後、ポーラの裏門に挿入したのだった。その瞬間、彼女は甲高い悲鳴を上げたが、それ以外は変わりなく、相変わらずロンのペニスを舐めしゃぶっていた。彼女はロンの巨根が気に入ったのだろう。

ポーラの狭いアヌスに打ち込みながら、僕はあるアイデアを考えていた。ロンに合図を送り、四つんばいになっているポーラの下に潜り込み、下からあそこに入れるよう指示を送る。ロンが移動する間、僕は打ち込みの動きを止めていた。ポーラは僕たちがしようとしていることを察しったのだろう、怪物ペニスを挿入しようとするロンの手助けをした。2穴挿入が完了する。ロンと僕はゆっくりとピストン運動を開始した。

スピードを上げていくにつれ、彼女は体を小刻みに振るわせだした。いつものよがり泣きの声は、このときは、むしろ少なくなっていたと言ってよい。彼女の目を覗きこむと、その瞳はまるでガラス玉のように焦点を失っていた。強烈な刺激に意識を集中させているのだろう、虚ろな眼差しで目の前の壁をじっと見つめたままだ。彼女はどのような感覚を味わっているのだろうか。僕には想像することしかできない。ともかく、じきにポーラは喘ぎ声を大きくし始め、やがて体全体の筋肉を緊張させて頂点に達した。彼女がクライマックスに達している間も、僕とロンは容赦なく打ち込みを続けた。1分以上もの間、ポーラは固く目を閉ざし、しかも呼吸を止めていた。僕は心配になり始めた。だがようやくポーラは再び呼吸を開始する。

全力で走った後のように激しく呼吸しながら彼女は言った。

「どんな感じだったか、想像できないでしょうね」

「すごくよかったのじゃないか」

「いえ、そんなものじゃなかったわ。まさに最高!」

僕はパトリックを見やり、声をかけた。

「パット、こっちに来て、君の素晴らしい奥さんに何かしゃぶるものを与えてみてはどうだろう」

「素晴らしいアイデアだ」

そうパトリックは言って、位置についた。貪欲なポーラは直ちに夫のペニスを嬉しそうに口に含んだ。今やポーラはすべての肉穴を完全に塞がれた形になっていた。そして、その状態は、それからさらにもう45分間、続いたのである。最初に頂点に達したのは僕だった。ポーラのアヌスを精液で満たす。射精を終えシャワーを浴びに離れた僕の替わりに、パトリックがアヌスに挿入する。そのパトリックの替わりに別の男が口に肉棒を突き入れる。パトリックは、彼の妻のアヌスに射精をし、同じくシャワーを浴びた後、僕と同じくポーラの乱れ姿の鑑賞組に加わった。やがて男たちの誰もが最後の一発をポーラに撃ち込み、ようやく行為が停止する。

ポーラはベッドの中央でぐったりと横たわっていた。口、バギナ、そしてアヌスから多量の精液が流れ出ていた。何と淫らな光景だっただろう。そして、なんと美しいポーラの姿だろう。

僕はベッドに近づき、彼女の近くに腰を降ろした。額に優しくキスをする。改めてポーラの美しい姿態を見た。

激しいセックスの余韻で、いまだ息遣いは荒く、豊かな乳房が波打っている。腹部は小刻みに震えていた。バギナはヒクヒクと痙攣を続け、収縮するたびに、小さな噴水のように子宮の奥から精液を押し出す。アヌスはぱっくりと口を開けていたが、すでに元通りの状態へと収縮を始めていた。ベッドはどこもびちゃびちゃに濡れていた。

再び彼女の美しい顔に視線を戻し、可愛らしい金色の瞳を覗き込んだ。彼女はうっとりとした笑顔を僕に向け、たった一言、言葉を発した。

「喉がからから・・・」

僕はトムにグラスに水を汲んでくるよう頼んだ。その時、ベッドを濡らしている水分の大半がポーラから出たものであることに気づいた。汗、唾液、そして愛液・・・。おそらく彼女は脱水症状に近い状態になっていたのだろう。ポーラはグラスを受け取ると、素早く一気に飲み干し、おかわりを求めた。ロンがおかわりを用意し、グラスを持ってくると、ポーラは体を起こし、ベッドの上に座りながら、それを飲み干した。そして、元気溢れる明るい声で、こう言ったのである。

「次は誰?」

誰もが疲れ切ったような溜息を吐いた。パトリックが微笑みながら言った。

「ポーラ、どうやら君はみんなから全部吸い取ってしまったようだよ」 

「まったくすごい女だ」とロン。誰もがぶつぶつとロンに同意する言葉を吐いていた。

僕の同僚たちは服を着始めていた。僕はポーラに訊いた。

「ポーラ? 本当にもっとセックスがしたいの?」

ポーラはにっこり微笑む。

「いえ、ちょっと冗談で。皆さんにどんな反応をされるか確めてみたかっただけ。・・・私も、もうすっかり充分」

僕は赤く腫れあがってしまった彼女の股間を見て、確かにと頷いた。

「ベッドをこんなにしてしまって申し訳ない」

「それは構わないわ。この部屋で眠るつもりはないもの」

それは良いアイデアだと僕は思った。ベッドは台無しになっていたし、部屋全体がセックスの匂いで充満していたから。すでに同僚たちは帰っていた。僕も身支度を整え、ポーラたちに挨拶をした。

「ポーラ、そしてパトリック。今夜は僕の人生で最も興奮に満ちた夜だった。本当にありがとう」

ポーラには名刺を渡した。

「またいつか、どこかで一緒になることがあると嬉しい」

ポーラは微笑んだ。

「そうなるのは、あなたが思っているより早いかもしれないわ」

「そうなると嬉しいよ。その時が今から待ちきれない気分だ」

ポーラはベッドから降り、僕をしっかり抱きしめた。そして心のこもった別れのキスをしてくれた。僕はパトリックと握手をし、そして部屋を出た。

自分の部屋に戻り、シャワーを浴び、そしてベッドの準備をした。ベッドに入りながら、今夜のことは夢だったのではないかと、現実がどうしても信じられない思いだった。だが、夢だったのか現実だったのか、その疑問に答えるかのように、部屋の電話が鳴る。ポーラからだった。彼女は、ただ僕に「おやすみなさい」と言うためだけに電話してきたようだった。電話を終え、僕はポーラのことを思いながら眠りに落ちた。・・・彼女が現実のものであるはずがないよ・・・現実にしては、あまりに完璧すぎる女性だったのだから・・・

翌朝、10時。僕はチャイムの音で起こされた。グロッギー状態だった。ドアに行き、のぞき穴から外を見た。驚いたことに、そこにはポーラがいた。ドアを開けると、ポーラは僕に抱きつき、優しくキスを求めてきた。

「ハッピー・ニュー・イヤー! 明けましておめでとう! もう起きる時間よ! お寝坊さん!」 

楽しそうに陽気にしゃべっている。

僕はこの女性が本当に信じられない。彼女は、たった何時間か前の前夜に激しく荒々しいセックスに狂ったはずだ。にもかからわず、彼女は今、僕の前に実に晴れ晴れとして立っている。前に、「彼女の姿を見るだけで、僕はすぐに準備万端になる」と言ったが、この時も同じ言葉を言わざるを得なかった。

白いショートパンツに同じく白いビキニ・トップ。まるで日焼けラインを縁取ったようなトップだった。長く滑らかな脚は、僕の知っているあの美脚そのもの。今日、その脚の先に履いているものは健康そうなスニーカー。キュート、セクシー、ビューティフル・・・女性を褒める形容詞を思いつくまま好きに選んで欲しい。それはすべてポーラに当てはまる。

「ハッピー・ニュー・イヤー・・・」 僕はしわがれ声になっていた。 「君が来て、ちょっと驚いているんだ、ポーラ・・・」

「忘れたの? 『そうなるのは、あなたが思っているより早いかもしれないわ』って言ったはずよ。・・・・それとも、私が来たのはお邪魔だった?」

「全然!」 思わず大きな声になっていた。

「パトリックと話しをしたの。彼はあなたの飛行機が発つまで、一緒にいてもいいって言ってくれたわ。『一緒にいる』という意味、分かるわよね?」 ポーラはいたずらっぽく言った。

僕は自分の幸運を信じられなかった。僕のパジャマのズボンにはテントが出来ていた。ポーラはそれに気づき、あの完璧なボディーを揺らすようにして僕に近づいてくる。

「そこに隠れている彼、私に会いたくて寂しかったんじゃないかしら?」

ポーラは僕のペニスを握っていた。

「ビル? これから3時間、その彼を私の中に入れっぱなしにして過させて? どの穴でも好きなところを選んでいいの。私の中に入ってくれてさえいれば、それでいいの・・・」

パトリックのいる部屋はこの部屋の上の階にある。僕は天井を見上げて言った。「ありがとう」


おわり
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