2004年8月27日に和男様にご投稿いただいた作品です。ありがとうございます。Ashe
「SATOMI 9」 作:和男
ひとみというのは・・・聡美の姉妹?
いや、姉妹がいるなんて聞いたこともない。
他に似てる人と考えると・・・従妹かなにかだろうか。
やっぱり、聡美と赤垣さんになにかあって、結婚はとりやめになり、今は一人暮らし。
出張ヘルスに働いている従妹かなにかの?ひとみという女に相談。
島田とひとみは偶然、出張ヘルスで知りあい、聡美の近況も聞きだし
逢うことになった・・ということでしょう。
これしか考えられない。
いや、そんなことはどうでもいい。
なんで赤垣さんとダメになったのか。
島田とは・・・どうだったのか・・。あの時はぼくがいたから
聡美は電話だけでかわしていたけれど、
ケンカした夜は確か島田の家に行こうと思ってたとかなんとか。。。
危ない。女は淋しかったらふらふらといっちゃうんじゃないだろうか。
まさか、今は赤垣さんの代わりにもう島田と??
頭の中はパニックになってしまい、
また翌日の夜、ぼくはもう一度ちゃんとひとみという女を呼ぶことにしました。
クラブにはちゃんと本人を寄越してくれと何度も念を入れて。
それに・・・なにか・・・ひとみという女に魅かれたのです。
もし、聡美のことをくわしく聞けなくても、ひとみが聡美に
似ているなら・・・・聡美の代わりになるんじゃないか・・なんて
変な考えもあったと思います。
でも、もう自宅に呼ぶのはやめることにしました。
実は、前の女をかえすとき、アパートの隣のオバサンと偶然逢ってしまい、
まずいなと思ったのです。
もしかして声がもれていて、好奇心旺盛のオバサンが覗きにきたのかもしれません。
変な噂を立てられたら大変です。
今度はちゃんとラブホテルに部屋をとることにしました。
また、1時間後、とんとんとドアをノックする音が。
ぼくは昨日以上になぜかドキドキする鼓動を抑えながらドアを開けました。
「あ!???」
本当に息が止まるかと思いました。
ドアを開けるとそこに立っていたのは・・・・
ひとみの従妹でも姉妹でもなく、
紛れもなく聡美自身でした。
しかも1年前・・・ほとんど化粧気がなかった清楚さは消えうせ、
どす黒いようにも見える暗く赤いルージュをつけ、
紫系の派手なアイシャドーと付け睫毛。
痛そうだから私は絶対しないといっていたピアスが何個か耳に。
しなやかで、艶やかだった自慢の黒髪は、茶髪を通り越して
金髪に近く染められていました。
服装はタンクトップに、今にも尻が見えそうな超ミニ。
真っ白い太股が、尻の付け根ギリギリまで顕になっていたのです。
「聡美・・・!?」
「あ・・・」
聡美は、一瞬蒼白な顔になり、
「すみません。部屋間違えました」とくるっと踵を返して立ち去ろうとしました。
ぼくは、逃げようとする聡美の腕をガキっとつかまえ
部屋のなかに乱暴に引き入れました。
つづく
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