最近、夢をよく見るのです。疲れているのか同じような夢なのです。それもほんのわずかしか暮らさなかった、あの家のリビングルーム。ビデオで見た、あの時の情景なのか、あの頃の、認めたくない記憶の反映なのか、懐かしい妻だった女を思い出して、張り裂けそうになる心と、夢の中での妻の痴態に、どうしようもなく淫らに興奮する哀れな自分。
その夢は、あの頃の清麗な妻を、中年の醜く太った黒人が陵辱する夢です。でも後から考えると襲われる妻と、その黒人の男が最初から全裸なんておかしな話ですよね。やはりそれが夢なんだと思いました。
夢の中で、黒人の男は妻を襲い、押えつけるように、妻の白い裸体にのしかかるのです。男は抵抗する小柄な妻の、両ヒザのあたりの脚を抱えるように持ち上げ、無理やり大きく押し広げるのです。
「いやぁ!いやぁ…!やめてぇ…!お願いやめてぇ…!」
妻の悲鳴、妻の抵抗も男の圧倒的な体力にはなすすべもなく、女の恥部をその黒人の前にさらけ出すのです。
男は妻の抵抗を愉しむかのように、淫唇の奥まで晒した女体をしげしげと眺め、舌なめずりし、妻のむき出しの股間に顔を近づけ、分厚い唇から伸ばした舌で、妻の淫唇をベロベロと舐めたり、ふざけるようにチュウチュウと音を立てて吸いついたりするのです。そして男は舌でベロリと恥毛をなめ上げ、皮から剥けた肉芽を舌先でチロチロとなめます。
「ああいやぁ…!そんなとこ…なめないでぇ…」
あんな醜い男にでも、なめられると感じるのか、妻の声が…。男の手の中でバタつかせていた足の動きが…。私には、妻を襲う黒人の男に抵抗する、妻の力が抜けた気がしました。
「ヘヘ…結構、やられ慣れてるんじゃねえか…」
男は顔を上げ妻を見ました。それからこれ見よがしに分厚い唇も使い、ブルブルブルと音を立て妻の淫唇を弄んでいました。妻の顔が火照り、唇が小刻みに震えていました。
「ヘヘヘ…日本の女はいい味してるぜ…!よおく濡らしておかねえとな…俺のでかいのは入らねえや…。あんたは幸せ者だね、こんないい女といつでも出来るんだろ」
男が私を見ました。
その時に震えながら見ている自分に気づいたのです。それまでの夢の中で自分の存在感もなかったのです。
「やめろ…やめてくれ…」
「やめろって…!ヘヘ…奥さんの方は、もう、やめる気はないみたいだぜ」
そういえば妻は、虚脱感に上を向いたまま、無駄な抵抗をやめたかのように、力なく男に足を広げられ、男の唾液でベトベトにされた恥毛から、紅ピンクに小さく開いた淫唇を妖しく光らせていました。
男は震えて見ている私をあざ笑い、醜く太った下腹部から、異様に突き出た黒く巨大な男性器を、そのだぶついた尻ごと広げられた妻の股間に、にじり寄せて行きます。
黒人の、プラムのように膨れた紅黒い先端を、妻の紅ピンクに口を開けた肉襞に押し当て、ググリと押し込もうとするのです。それも見るからに膨れ上がった異様な大きさの肉塊を、とても入らないと思える妻の小さな女体の中にです。
男は小さく前後に尻を動かします。黒人の巨大な性器を、初めて迎える妻の中に押し入れようと、その紅黒い肉頭で紅ピンクの肉襞を無理に押し広げながら、ゆっくりと中に押し入れ、私の妻を犯していくのです。
「いやぁ!やめてぇ…!いたいぃ…!そ、そんなの入らない…!」
妻は、自身の膣口に肉頭を差し入れ蠢く、黒人の大きな肉塊に悲鳴をあげ、男はその悲鳴にさらに高ぶらせたのか、更に力強く奥へと何度も突き動かすのです。
「ああ…ああぁ…いやぁ…いやぁ…うっ広がるぅ…」
異様な大きさの黒人の性器が妻の襞肉を広げ、その中に全身を少しずつ埋め込み、男の小刻みな尻の動きに、妻の白い下腹部から垣間見えた男の黒い肉棒が、紅ピンクの肉襞の中に徐々に姿を隠し、やがて全身を埋めていきました。
男は妻の白い脚を押し広げた中に、だぶついた下腹部をぶつけるように、深く、何度も沈めるのです。男の縮れた陰毛が妻の恥毛と重なり、黒い肉棒が紅ピンクの肉襞に絡まるように何度も何度も潜り込み、早さを増し、薄い妻の恥毛の辺りを褶曲させ前後に突き動くのです。
唇を噛みしめ、肉の悦びに必死に耐える妻。その妻を裏切るかのように女淫の奥から分泌するぬめりで男の黒い肉棒は濡れ光り、まるでその極太の肉棒にさいなまれるのが当たり前のように、滑らかに紅ピンクの肉の中を黒い肉棒が動くのです。
「やめろ!やめてくれ…!」
私は必死で声をからしました。身体が金縛りのように動かないのです。
力なく最後の助けを求めるのか、のばした妻の手に私の手が届かないのです。
「ああっ…あぁ、あなたぁ…ダメぇ…もうダメぇ…!」
こっちを向いた妻に自分の手が届かない。救いを求める妻の顔が、黒人男の巧みな腰使いに、男の分厚い唇でチュウチュウと乳房から首筋を舐め吸う下で、恍惚の表情に変わっていくのです。
「ダメぇ…ああぁ…ダメぇ…あっ…ああっ…いいぃ……!」
そして抵抗していた妻の白い手が、男の黒い背を抱き、白い脚が男の体を逃がすまいと挟みつけるのです。
「ああ…ああっ…ああっ…ああぁぁ…!」
絶頂に向かう妻の声、男の巧みな腰使いにすぐに達し、悶えるようにすすり泣くのです。
妻の白い肢体が男の黒い尻を挟みつける。中年男のだぶついた腹肉の下で、押しつぶされそうな妻が、悦びの声を上げ、白い手が、さも愛おしそうに男のゆるんだ黒い背肉を抱くのです。
妻の泣くような絶頂の声に、勝ち誇るように満足そうな男の顔が、腰の動きを止め私を見るのです。
「奥さんどうだ。ダンナの小っこい物より俺のでかいのがいいだろが…え…!」
「ああいいの…お願いよ動かしてぇ…!突いてぇ…夫のより感じるの…太いの…大きいの…あぁ…いいぃ…!」
妻は男におねだりし、私には黒人の大きな物がいいと言うのです。
男の黒い太肉が妻の女体の中を突き動きます。もう妻は、大きな声を上げ、その男の動きに狂ったようでした。
「奥さんよ、あんたの狭いマンコが気持ちよくてよ、抜かねえと濃いスペルマが出ちまうぜ…」
男は、私をあざ笑うように、こっちを向きながら妻に話しかけるのです。
「ああんいや…抜いちゃダメぇ…」
「ヘヘヘ…抜いちゃダメって…あんたも困るんじゃねえのかい」
「ああんダメぇ…抜かないで…まだよダメぇ……!出さないでぇ…」
「ヘヘッ…そりゃ困った…俺りゃ…やめたっていいんだぜ」
男は口と裏腹にズンズンと妻を責めます。妻の上気した顔が、その醜い黒人男を見つめるのです。
「いい…ああぁいい…ああぁ…抜かないで…いいぃ…ああぁ…中に出してぇ…」
あまりにも心地よい男の太肉の突き動きに、自分を襲った黒人に、妻は膣内射精を求めていました。
「へヘヘ…な…!見たかよ!この女は俺が見込んだとおりの淫乱だろが…。な…!俺のでけえのが気持ちいいからって、抜くなってよ…。黒人の子種をマンコの中で出せってよ…」
男は私に語りかけるのです。悪いのは自分じゃなくて、さも妻のせいだと言わんばかりに…。
「ヘヘヘ…ホラ見ろよ…この女のよがりようよぉ…。あんたの奥さんは、ぶ男でも俺のでけえ黒チンポが、あんたのよりいいってよ…!」
男は私を笑いものにします。私は夢の中でも妻の痴態を、震えながら、ただ見ていただけでした。
「さあ、いよいよだ…! よおく見ておくんだぜ…!」
男は私にそう言い、さらに激しく妻を責めます。妻の声が絶頂に震え、泣き叫ぶような苦しそうな声が、私の耳に…。
妻の白い股間で男の緩んだ尻肉が最後の打ち込みに力を増し、黒い肉棒が妻の肉襞を激しく突き動いていました。
「ああぅ…ああぁ…もっと…もっと突いてぇ…… そうよ…そうよいい…ああぁ大きいの…ああぁ…奥まであたるぅ…」
「そうだ…!奥さんよ、俺のはでけえだろが… 黒人のは気持ちいいだろが… 濃いぜ…!すぐに孕むぜ…。欲しいんだろ…奥さんにゃ…たっぷりと入れてやろうな」
「ああぁマイケル…欲しいわ…いっぱい頂戴…入れて…入れてぇ…そうあなたのよ…黒人の子種よ〜」
男の首に絡むように抱きついた妻は、男の黒い肉の動きに合わせるように男の名を呼び、早く欲しいと言うのです。その醜く腹の出た中年の黒人男の精液をです。
男が吠えるように叫び、ぜい肉をだぶつかせた尻を前後に打ち振るのです。25センチはある、その黒人の性器ならではの深いストロークに、黒い肉棒が妻の紅ピンクの肉襞に見え隠れし、別の生き物のように動くのです。
「うぅ、たまんねぇ出すぜ…!」
男はその瞬間、妻の身体を引きつけ、ウン!ウン!と精を打ち出す、唸り声をあげ…。
「ああぅ…いっぱいよ…いっぱいいれてえぇ!…ああうぅ…!あああぁ…ああぁ…」
男の射精と合わせるかのような、妻の喘ぎが大きく聞こえます。
妻は女の悦びにむせび、男を強く抱き、白い足が、打ち出された精液を膣奥に迎えるように、だぶついた男の尻を強く挟み、妻は醜い黒人の分厚い唇を求めるのです。
そう、まるで愛しい男に精を求めたように…。
男は妻の腰を持ち、押しつぶすように尻肉を打ち当てて、妻の中に射精を続けるのです。突き動く男の性器と繋がったままの妻の紅ピンクの肉襞の重なりから、あまりの量の黒人の射精に、妻の股間から尻にドロリと男の精が垂れ流れていました。
ハッとして目を覚ました。ドクンドクンと心臓の鼓動の音が、誰もいない部屋に響いている気がしました。
夢だと、分かっていても下着の中で、固く痛いくらいに勃起していました。もう少しで夢の中で漏らすところでした。目を覚ました私は、少し濡らした下着から自分の物を出し、握りしめ、わずかに数回動かしただけで、すぐにテッシュの上に白い精が、いつにない勢いで噴出していました。
ハアハアとまだ荒い息をしていました。40過ぎになった今も、まだそんな事を続けている自分がイヤになります。
生きることに疲れ、死ぬことも出来ず、あの時、男と出て行った妻の思い出を未練たらしく捜している。ひとり者の惨めな中年男、それが自分でした。
夢、既視感、その時は確かにその情景を見たような気がしました。恍惚と女の悦びに悶える妻。射精を終えた黒人に抱かれたまま、男の薄黒い分厚い唇に、妻は自ら唇を重ね、舌を絡ませ唾液を混ぜ合う、激しいデープキスを確かにしたのです。
性行為を終えた後の男の証を、拭き取ろうともせず垂らしたまま、中年の醜く太った黒人と全裸で抱き合う妻。もう、その黒人の愛人のように見えたのです。
夢、やはりその情景は錯覚なのでしょうか、清純で淑やかな妻が、耽楽の悦びに咽び泣く有りさま。陽炎のように揺らめき動く、ミラージュ、それは虚構の光景か。
夢、その夢の情景は、現実に自分が見たわけでもないし、妻から聞いたわけでもなかった。ただ男は、妻の方から誘ったんだとしか話さなかった。
夢、それは限りない妄想や自分の想像でしかないことなのか。だが当時、40を過ぎた小太りの腹肉の弛んだ醜い黒人を、妻の方から誘うなど、絶対になかったはずだ。と今も思っています。
当時、私はある食品会社の営業をやっていました。会社の規模のわりには、早くから海外展開するという会社方針で、アメリカ西海岸に営業所を設けていた。少し英語が出来るということで、私が所長として急遽赴任することになったのです。
結婚してわずか一月余りの新妻を連れ、現地の事情も分からないままの赴任、26歳だった。大学を出て、たかが4年、世間のことが、男女のことが何も分からない若造だった。ただ当時の若者として、偉くなりたい出世したいという野心はあった。前任者の突然の帰国によってポカリと開いた穴、一流大学を出ていない自分にとって最大のチャンスに思えたのです。
妻の名は久美子、3ッ年下の23歳、身長155センチ、目がクリッとして少し厚めの唇。シンガポールかマレーシアの南方系の美人って感じで、ただ肌が抜けるように白かった。細身なんだけど少し大きめの乳房、腰細でプリッとしたお尻の体形。男なら、つい見とれてしまうプロポーションを、いつも恥ずかしげに隠してた。
そんな妻との出会いは、学生時代。二人の母校はミッション系の大学で、社会奉仕活動、今で言うボランティアが盛んだった。妻とは、そんなサークルで知り合った。その時は良く気のつく、小柄の笑顔が可愛い子って感じだった。誰にも好かれアイドルのような彼女に、話しかける勇気は、その当時の私にはありませんでした。
そして社会人になって2年あまり、夜の街で偶然出会った。化粧をした彼女はとても素敵な女性になっていたが、どこか蔭りのあるさみしげな表情だった。それからぎこちない交際が始まり、お互いを意識し合った彼女の22歳の誕生日。私には嘘がつけないと、涙ながらに付き合っていた男の話をしてくれた。
男は大学時代の知り合いだった。彼女を弄んだあげく、最後には仲間に彼女を集団レイプさせたということだった。ショックだったが、一時は男性恐怖症のようになった彼女が、私にそこまでの信頼を寄せてくれることに、うれしくなってプロポーズした。
彼女の卒業を待って2月の終わり、彼女は私の妻になった。そしてその年の春に、私は新婚の妻を連れ、この西海岸の街に赴任した。
到着早々、早くも思い知らされた。海外営業所だといっても名ばかりのようなもので、自宅兼用のアパートメントの1室に、現地スタッフが2人。マイケルという40を少し越えた小太りの黒人男性とディアナという名の50くらいの白人女性だけだった。仕事といっても商品見本を持って、朝早くから遅くまで、地元のスーパーマーケットをこまめに回る毎日だった。
1ヶ月も経った頃、毎夜のように私は、ホームシックになった妻と口論をしていた。
「あなたは仕事しか愛せないの…わたしのことなんかどうでもいいの…マイケルっていうあの黒人、いやらしい目で私を見るの…。もういや…!、わたし、早く日本に帰りたい…!」
妻だけでなく、自分も精神的にも疲れ果て、それでも何とか気の弱い自分が、頑張れたのは、妻のためにも早く業績を上げたいという、そんな思いだけだった。
「久美子、彼はそんなに悪い男じゃない。仕事も出来るし、この街での仕事には必要な男なんだ。僕は君のために…早く認められて、久美子も日本に帰りたいのは分かるけど…お願いだからもう少しだけ我慢して…」
「もういや…!もういやよ…あの黒人は平気で奥の部屋にまで入ってくるのよ…!わたしとあなたの生活の中まで土足で入ってくるのよ!」
この街に一人、妻には誰も知るものがいない。言葉も通じない。きっと寂しい想いをして、私に当たっていたのだと今なら分かる。若かった私には、自分のことが精一杯で、初めての海外で、妻の心の不安が分からなかった。そしてあの時は、何より疲れ果てた自分に、毎夜のように求めてくる妻を疎ましく思った。
後から考えれば、このことが間違いの始まりだったと気づく、自分で行動を起こさず妻まかせで、でもその時は、妻とマイケルが、お互いに上手くやってくれればと考えていたのです。自分もそんなに英語が出来るワケじゃないし、ここの事情に詳しいマイケルについ頼り信用してしまった。マイケルは厚かましさもあるが人当たりが良く、個人経営のスーパーマーケットに、うちの商品を置いてもらう交渉にはうってつけの男だったのです。
まさか、そのマイケルと、あの清純で淑やかだった妻が、肉体関係を持つとは思わなかったのです。なぜならマイケルは、私と身長は違わないのに、体重は100キロはある、見るからに醜く太り、縮れ毛で分厚い唇の、腹の出た40を過ぎた、中年の黒人だったからです。
黒人を嫌っていた妻は、最初はイヤがったが、私は何度か、独り者のマイケルを食事に誘いました。マイケルは妻の和風の手料理を喜んでくれた。そしてマイケルは何より誉め上手で、妻の黒人への偏見も少しずつ和んできた気もしました。少し高いワインだったが2人がうち解けた値打ちはあったと思った。
そして3ヶ月もたった頃には、気がつけば、妻がいつの間にか変わっていた。今まで着たこともなかったミニのワンピース。マイケルが笑った野暮ったい服装も、西海岸の夏のように開放的な明るい物になり、化粧も濃くなった気がした。
次第に周りの環境に慣れた妻は、生き生きとしていた。元々人前に出るのが好きな明るい性格だ。妻は言葉も急速に上達し、私より上手くなったみたいだ。外へ出る機会も増えて、いつしか休みでも私を残して一人、遊びに出る始末だった。
そしてある日、私は初めて妻の不倫を疑った。
あの日、妻を目撃した。そのたった一つの出来事から、ドミノ倒しのように連鎖し、悪夢が私に襲いかかったのです。
私はその少し前、地元のスーパーに商品を置いて貰える契約を交わした。夕方のラッシュを前に急いで帰るつもりが、どこかうわの空で道を間違えたのか、日本人があまり足を近づけない黒人街に踏み込んでいた。信号で止まっていた時、目の前の歩道を歩く妻を見かけた。一瞬、人違いかと思い、声をかけるのをためらった。
真夏の西日を浴び、まるでリゾートホテルのビーチサイドを歩くかのように、乳首が浮き上がるビキニのトップのような胸元、揺れる白い乳房が見え、肩ひもを首に結び、背中の部分を大きく露出させたパステルカラーの超ミニのワンピース。
つば広帽子をかぶり、サングラスをかけ12〜13センチくらいの踵の高いサンダルを履いていた。その姿に目が釘付けになり、妻の姿を追いかけた。
車の座席から見える妻の後ろ姿、歩くたびにプリプリ動く超ミニのお尻から、パンティさえ見えそうだった。
たむろする黒人達の目が妻を追いかけ、舌なめずりしていた。まさか、そんな格好じゃレイプされるぞ。こんなところで何をしてるんだ。追いかけて声をかけようと思った時、妻は安酒場のような所へ入っていった。
私は1ブロックほど行き過ごして車を止め、振り向いた。すぐに妻と肩を抱いた黒人が出てきて反対方向に歩いて行った。離れていて顔など分からなかったが体型から私にはマイケルだと思った。
心臓が激しく鼓動を打っていた。気持ちの整理も、どうするという決断もつかず、私は車をターンさせ二人の後を追いかけたが、路地に入ったのか二人の姿は見つからなかった。
ハンドルを持つ手が震えていた。不安な気持ちですぐに自宅リビングに帰った。やはり妻はいなくて、遅くなるとメモ書きがテーブルの上にあった。
オフィスに戻った私の顔色がよほど悪かったんだろう、事務を任せているディアナが声をかけてきた。
「ボス、どうしたんですか、顔色が悪いですよ」
「うん、なんでもないよ…ただ…マイケルと妻のことなんだ…」
「ボス、心配…?。フフフフ…奥様なら黒ん坊相手のボランティアよ、浮気なんかじゃないから…」
「そう…ボランティアか…!。ディアナにそう言ってもらえば少しは安心するよ」
「そう、ボスっていい人ね…!」
口ではそう言ったものの、私には不安が募るばかりだった。
その日、妻が帰ってきたのは夜の10時、少しお酒のにおいがした。日中は夏の日が照りつけるこの時期でも、空気が乾燥しているせいか、夜はさすがに冷える。ジャケットを羽織った下に、どこで着替えたのか妻の着ていたワンピースとは服が違っていた。私は妻への積もる疑惑にしばらく何も言い出せずにいた。
目の前にいるのはいつも通りの妻だ。そのはずなのに…。
「冷えてきたわね、あなたも、一杯飲む…」
妻が声をかけてきた。
「…うん…、なら…水割りをもらうよ…」
自分が悪いわけでもないのに、私は妻をまともに見ることができずにいた。
「ところでさ、ねえ久美子…!今日、この時間まで、どこに出かけてたの…」
どうしても気になった私は妻に問いただした。
「ふふふ…なによ突然…!仕事ばかりのあなたでも、わたしのことが気になることがあるの。水割りここに置くわね」
テーブルに妻が置いた水割りを持つ、自分の手が震えていた。
「今日のあなた、どうしたの…?」
震えながらグラスを持つ私を、妻は不思議そうに見ていた。
「おかしな人…。だからそう、最近出来た友達とよ…」
「ウソだ…!偶然だけど見たんだ。久美子が黒人街でマイケルと一緒だったの…」
「見たって…!ふふふ…そう疑ってるの、おかしな人ねぇ…。なら声くらいかけてくれたらいいのに…。そうよ…!マイケルとその友達に会ってたわ。だってあんな所、一人で歩くの怖いじゃない」
「ディアナは久美子のこと黒人相手のボランティアだと言ったけど…」
「ふふふ…ボランティアねェ…!。そう確かに黒人相手の奉仕活動ね。お口も使って、ふふふ…ディアナの言うとおりだわ。でもどうして」
「ボランティアにしちゃ、おかしくないか…!あのワンピースは…」
「ふふふ…露出しすぎだって、そうよね、あなたならどうする。ジロジロと見るだけ…それとも、ふふ…あたしとやりたくなる…」
「ねえ、どこで着替えてたのさ…!」
私は妻の露出たっぷりの超ミニのワンピースをどうしたかを聞いた。
「もう…やな人ね。あんなミニドレスなんかどうでもいいじゃない。私の趣味じゃないし、男に汚されたから捨ててきたのよ」
妻は一人でグラスにラム酒をついでクッと飲んだ。マイケルがよく飲むボトルだった。
「クウ…美味しい…なに見てるのよあなた…ふふふ…わたしがあんな格好で、マイケルと歩いてるの見て、妬いてるのね…おかしな人」
グラスを持った妻がそばに来て、私の肩に手を置いた。
「ねえ、わたしが黒人のマイケルと浮気してたら、あなたどうする」
私は驚いて妻の顔をじっと見た。口元は妖しいまでに微笑んでいた。
「ふふふ……フンだ、あんないやらしいデブ男…!。女が近寄る分けないじゃない!そう、わたしはあなたの妻よ…!信用できないの」
妻はソファー座る私に上から抱きついてきた。シャワーを浴びていない妻の髪には、汗とタバコの煙か、男の体臭なのか妻以外の匂いもしていた。私にはまだ妻が信じられずにいた。
「ねえ、わたしがそんなに信じられないの、じゃ〜わたしの身体、調べてみてよ…!。ふふふ…わたしには、やましいとこなんかないわよぉ…」
目の前の妻は、肩ひもをずらせ、背ホックを外し、ファスナーを引き下げワンピースを落とすように脱ぎ、私の横に放り投げた。背は低いが均整のとれた肉体に卑猥な妻の下着姿。ツンと立った乳首さえ見えそうなハーフカップの紅いブラと、同色の小さな三角の布とレースヒモでできたパンティ姿で、妖しげに微笑しポーズする妻。
『だまされないぞ。ほら見ろ、誰の部屋で、そのブラジャーを着けたんだ』
口には出せなかったけど、私はそう思った。
妻は踊るように明るいライトの下でブラを外す、艶めかしく白い乳房を見せていく。パンティのサイドの細ヒモに指をかけ、何の抵抗もなくスルスルと妻は私の前で脱ぎ、指でつまんだ。そこにはもう、昨日までの淑やかだった妻の姿はなかった。
全裸のまま、妻は目の前のテーブルに腰掛け、私をはさむようにソファーに両脚を投げ出し、脱いだばかりのヒモのパンティを私に持たせた。私は妻の豹変ぶりにただ呆然としていた。
「ふふふ…あなたぁ、わたしのパンティ、そこよ…!見てその汚れた所、マイケルの匂いがするか嗅いでみて…ふふっ…黒人の精臭はきついから…」
わけもなく震えていた。どうしようもなく妻の下着を持つ手が震えた。清楚だった妻が、はすっぱな別人になった気がした。
私には暗くしたベッド以外で妻の全裸を見たのは初めてだった。目の前に妻の一糸も纏わぬ裸体、いつの間に剃ったのか、くさび形に恥毛を淫茎上にわずかに残した肉丘から、はみ出した裸の陰唇が見えていた。
「どうしたの、もう気はすんだのあなた…!黒人の大きなおチンポがこの中に入ったのかどうか、ほら、ちゃんと見るのよ」
妻は脚をさらに大きく開いた。私の目の前に妻の剃り上げた淫唇から奥に、男を迎える紅暗い口が開いていた。
「いい…!言いだしたのはあなたなのよ…!ほら指で開いてあげる。奥まで見るのよ…」
私は妻の剃り上げた陰部をまともに見ることができなかった。確かに生肌の肉が紅く、肉襞が充血しているように思えても、それが妻と黒人男との性交渉の証とは分からなかった。
「ふふ…もういいならシャワーを浴びてくる。ここでしよ、待ってて…」
私は妻の残したパンティの匂いを嗅いでみた。妻の匂い、それ以外はよく判らなかった。
翌日、妻を見かけたあの街の近くに来た。意を決して、パーキングに車を止め、正直者のキムの店と書かれたあの店に入った。何人かのあぶれた黒人が、昼間から酒を飲んでいた。私はカウンターにすわりジンジャーエールを頼んだ。後ろから笑い声が聞こえた。
「イヨゥ…ボーイ、お前はチャイニーズがコリアンか…?」
サングラスをかけたモップ頭の黒人がわたしの横に来て声をかけた。私は日本人だと応えた。
「へへ…めずらしいねぇ…こんな所にジャパニーズか、ならおごってやらぁ…。今日の俺様はきげんがいいんだ。ジャパニーズはいい…!女が美人でよ。あんないい女を抱いたのは初めてだ。よぅ…おい!お前、飲め…!」
そのモップ頭の黒人は立ち上がると180センチくらい。私とは5センチくらいの身長差だが、はるかにガッシリとした体型だった。モップ頭の男は私に絡むように肩を抱き、無理にラム酒を飲ませようとした。
「オイ、ジミーやめておけ、そのにいさんは酒は嫌いだってよ…!」
巨体の2メートル近い、スキンヘッドの黒人がその男を止めてくれた。
「日本人のにいさんよ、ヤツを許してやってくれ。昨日、俺のダチが遊びでそいつに日本の女を抱かせてくれたんだ。よっぽどいい女だったんだろう、若いジミーのヤツは、うれしくて話したくて仕方ねえってことだ。まあ、よけりゃ聞いてやってくんな、にいさん」
「おいレックス、ヤツはいくつだった」
ジミーと呼ばれた男が言った。
「俺の兄貴と年は違わねえ、ヤツは40を少しすぎたくらいだ」
「かわいそうに…ヤツはその年でよ、コークがなきゃ、女を満足させることができねえってか…。へへへッ…にいさんよ…!日本にはあんなべっぴんさんの淫乱女がゴロゴロいるのか…?といっても、にいさんはその女を知らねえんだな。へへ…同じ日本人なのにねえ…俺は行きたいねぇ…そんな国へ…。まあ飲め…!」
目の前のこの黒人が日本の女を抱いたって、まさか、妻って事は…、私はなんとか話の続きを聞きたいと思い、とうとうその男達と飲む羽目になってしまった。
「ウウゥッ…!」
一口飲んだだけでのどが燃えるようになり、胃が焼け付いたみたいだったが、仕方がないと覚悟を決めて飲んだ。
「ヨッ…いい飲みっぷりだ。日本人にはラムはきついだろ…俺はあんたが気に入ったぜ。若えのに俺たちのグラスで酒を飲んでくれた」
レックスといったでかい方の黒人が私に声をかけた。ジミーは隣の椅子に座り、身を乗り出すように話しかけてきた。
「ところでよにいさん、その女の話の続きだがよ、今度その女のポルノビデオを撮るんだ。俺とレックスがファックしてるところをよ、ヤツがビデオをまわすんだ。そりゃ見ものだぜ、にいさんよ、あんなべっぴんさんの淫乱女は滅多にいねえ、サワリとした黒髪、あのオッパイの肌ざわり、まるで絹のようななめらかさ、手であのオッパイを揉むとよ、プルルンと弾けるんだ。俺が女の脚を開いてマンコを見りゃよ、きれいなピンク色でよ、男を知らねえ処女のようだぜ。女が俺になめてって言いやがる。もうたまらねえぜ。俺はペロペロチュウチュウと女のあそこをなめると、女が気持ちよさそうに俺の頭を押さえて喘ぎ声を上げる。俺は舌が痛くなるほどなめたぜ。お返しに俺のデカマラをなめたげるって、俺の股間に顔を埋めチュウチュウペロペロってよ…。ヘヘヘ…あの女、口でするのが上手くって袋の中の金玉だってチュルチュルと吸いやがる。あの唇で舐められたときゃよぅ、俺の一物もビンビンに反り返ってカチカチだったぜ。ヘヘヘ…あの女、思い出しても立ってきやがる」
ジミーという若い黒人は、履いていた膝上のジャージーパンツの股間を手で押さえるように触り、中の肉を居心地のいいように上に向けた。股間の付け根から山脈のように盛り上がった半立ちの畝肉がジャージーの上からはっきりとわかった。
私はその異様なまでの大きさに呆れて、しばらく見ていたようだ。
「よう、気になるなら見せてやろうか…!ヘヘ…俺の自慢のこの黒マラがピン立ちゃ〜30センチはある。にいさんにも見せてやりたかったぜ。あの女がよ、絶頂の中で、俺の名を呼びながら『ああジミーさん、こんな気持ちいいおチンポは初めてよ…』だってよ…!俺だって、グイグイ閉まるあの女のマンコの締め付けでよ、もう爆発寸前だった」
ジミーはもうその固くなった自分の物を触りながら、唾を飛ばさんばかりに夢中で私に話した。
「いいか…!にいさん、ナマだぜ、コンドーム無しだぜ。俺があんないい女と生ファック出来るのはレイプでもやらなきゃ絶対にねえ。妊娠なんて絶対しねえ場末の、ババアの淫売だって黒人の俺にゃナマではさせねえ。それがあの女は、俺のデカマラが気持ちいいからって、そのままマンコの中に出せってよ。ヘヘヘ…俺のスペルマをマンコの中に欲しいってよ」
ジミーはジャージーパンツの中に手を入れ、その大きな一物を扱いていた。横にすわる私の目には黒いズッキーニのような肉棒の、その先端の黒プラムの鈴口から透明な汁があふれ出たのが見えた。
「あの女はよ…!俺のデカマラをマンコに喰わえてよ、ケツを振って行きまくりやがった。最後に俺が、我慢できずに女の中に、きつ〜くスペルマをブチ込んだときゃぁよぅ…そりゃもう、すげえヨガリようでよぉ…ああっ、たまらねえや…ちょっと待ってくれ、トイレで抜いてくりゃ…」
私はジミーの話を聞いていて、やっぱり私の妻じゃないと安心した。その女はジミーという黒人に、自ら求め、中出しまでさせたんだ。ピルも飲んでいない妻ならコンドームくらい絶対使うはずだ。その日本人の女は余程の淫乱か変態だと思った。
レックスが笑いながら、グラスにラム酒を注いでくれた。
「ハハハハ…すまねえな、にいさん。ジミーは20歳になったばかりだ。まだ若けえからな…ヤツは俺の甥っ子なんだ。俺なんかジミーの歳にはベトナムのジャングルの中を這い回ってた。サイゴンの女郎屋で女を抱くのが最高の贅沢だった。なのによ、俺のコックがデカすぎるって、淫売宿のドンミンの野郎は2倍もふっかけやがった。俺は持ってたビール瓶で殴っちまってな、夢見てた帰国だったのに、無一文で放り出されて、帰ってみりゃヤクの売人しか仕事がねえ、何度か、とっ捕まって塀の中…。ムショじゃ毎日、女とやるのを夢に見てたさ…。それが憧れの東洋美女と出来るってうめえ話だ。早くその日本の女とやりてえもんだぜ」
レックスが継いでくれたラムをチビリと飲んでいた。すぐにジミーが戻ってきた。
「ヘヘヘ…にいさん、話の途中ですまねえな、あの女を想いながらマスを扱いたら、壁まで飛んで引っかかりやがった。バレたら、キムの野郎が汚ねえってうるせえんだ」
ジミーがカウンターの奥にいるアジア系の男をアゴで指した。
「ところでその、ジミーさん、さっきの話だけどさ、その淫乱女のポルノビデオはいつ写すんだ」
酔いもあったのか、私はジミーと呼ばれた若い男に聞いた。
「フッフッフ…にいさんも興味が出たってか…残念だけどな、そりゃすぐにゃ無理だ。あの女だって亭主持ちだし、今週ヤツはその女を白豚どもに回させて金を稼ぐんだってよ。早い話がヤツの遊び半分ってとこか、あの女はトウシロだけどよ、ヤツの売春婦もやってるのさ。さすが元ポン引きだ」
「それにしてもだよ、そんな元ポン引きの中年男の黒人が、そんな日本の女をどこで引っかけたんだろうね」
私は男達の話しに興味を持ちジミーに話しかけた。
「にいさんもそう思うだろ、俺だって納得いかねえや…亭主持ちのあんな若けえいい女がよ…。ヤツがいい男とは絶対思えねえしな…」
「ところでジミーさん達とその女は、どこでポルノを撮影するんだ」
私は何杯かのラム酒に酔ったのか、興味もあってそう言った。
「にいさんよ…メイドインジャパンの最新型だぜ。撮影って大掛かりじゃなくても、きれいに撮れるさ」
ジミーがビデオカメラが日本製だと自慢そうにそう言った。
「フフフ…それによ、場所ってのは、その女の家なんだ」
レックスがボソリと話し出した。
「お笑いだろ、フフフ…ヤツは口が上手めえから、いい仕事を見つけたもんだ。その女の亭主って野郎が間抜けでね…。ヤツのことを信用しちゃって、ヤツにとっちゃ、その男の奥様をやって下さいってもんだぜ」
「へぇ〜世の中には間抜けな男はいるもんだ」
その時は本当に間の抜けた男がいるもんだと思った。まさかそれが自分だなんて…思いもしなかった。
「ヤツは一度関係をもった女をよ、脅したりすかしたり、いつの間にかその女は、あわれ40男の黒マラの虜さ。俺りゃ…レックスが女とやるところを見るのは初めてなんだ。楽しみだねレックスのモンスターで、デカマラ好きのあの女はどんな反応するのか…」
ジミーが目を輝かせ、よだれを垂らさんばかりに言った。
「あんたも来いよ。俺たちの酒を飲んだあんただ。来週の金曜日の午後にゃ女の家に乗り込むぜ。マイケルの野郎にも言ってよ、あんたにもあの女を抱かせてやるぜ」
「あっ、ありがとう、行けたら行くよ。じゃ…」
ガタガタと身体が震えていた。確かジミーはマイケルと言った。マイケルと…私にはそう聞こえた。まさか…。
どうして帰ったのかも覚えてはいませんでした。昨晩はあんな風に女のすべてを晒してまで、わたしを信用できないのと、白々しく言った妻は、ジミーという年下の若い黒人としていたんだという事実。あのツルツルに剃り上げた淫唇の紅ピンクの淫肉の中に、ジミーの30センチはあるという黒人の男性器を生身で受け入れたんだ。そしてたっぷりの精液を自身の体中に悦びに受け入れたんだ。妻はコンドームを使うより、男の生射精を選んだんだ。妊娠や病気の不安より、ジミーという若い黒人の30センチの男性器からの膣内への生射精を…。
その時は身体の中が沸騰するくらい熱くなりました。妻に裏切られた。その思いが怒りというより、全身がブルブルと震えるほど、狂おしいまでに身を焦がすのです。
一人、思いました。昨夜の妻とのSEXのことです。初めてベッド以外でしたのです。私にとって、初めてのくらい激しく妻を抱きました。妻が驚くくらいにです。妻が私の下で何度も絶頂に達しました。私も信じられないくらいの量を妻の中に放ったようです。
よくある話ですが、男にとって妻が浮気をしているかも知れないとか、あの男に抱かれたかも知れない。そう思うことで男は元気になる。それは本当のことだと思いました。でもまさか妻が、ホントに黒人と関係を持っているとは思いもよりませんでした。
私は久美子のことを考えていました。妻は私のことを、いつから裏切っていたのだろうかと…。服装が派手になったのは…、化粧が濃くなったのは…、自分は、妻、久美子の何を見ていたのだろうと…。
ジミーが言っていた白豚に妻をまわすって…妻が売春婦…!どう考えてもMr.ハワードのパーティに何かあるに違いありません。そのパーティには妻とマイケル、二人で行くのです。前に私が忙しさもあり、行くことを断わりました。いくら得意先とはいえ、そのハワードというオーナーの、妻を見る猥褻な目がイヤだったからです。
「お得意様のハワードさんに誘われたのよ、もう…!あなたがダメなら、わたしマイケルと行くわ」
風向きがどう変わったのか、何日か経ってから、妻は強腰にそのパーティに行くことにこだわりました。私はオーナーのMr.ハワードのことが気になリましたが、その時は、妻に行くなとは言えず、マイケルにエスコートを頼んだのです。
妻の裏切りが間違いのない事実だと思っていても、時間と共に、まだどこか信じられない自分の心。なにか分かるかも知れないと思い、ビデオカメラで私のいないこの部屋を撮すことにしたのです。
私はこの部屋の隅にある物置部屋の棚にカメラをセットしました。換気口の隙間から撮すのです。当時は今のような超小型の高性能なビデオカメラはありませんでした。リモコン機能もなく2時間ほどしか撮影出来ない物ですが、パーティに出かけると言っていた妻を撮すべく、買い物に出かけた妻達が、帰る時間を見計らって私はスイッチを入れ、そっと出かけました。
たった2時間ほどの間なのに、仕事をしていても気がきじゃありませんでした。私は焦る素振りを隠し、何気なく用事があって戻ってきたというふりをして、妻とマイケルが出かけるといった3時をすぎて帰ってきました。やはり顔を合わせるのが気まずかったからです。なにかとしつこくつきまとうディアナを振り切って、奥のリビングに入って行きました。出かけるのが遅れたのか、入れ替わるようにマイケルとツンとすました妻があわただしくパーティに出かけました。
ディアナには大事な書き物があると言って、絶対電話さえ取り継がないように話して、部屋に鍵をかけ、ビデオを再生しました。テレビには上手く映っていましたが、誰もいない部屋がずっと映るだけでした。早送りをしてテープも半ば近くになり、しばらくすると、この部屋に入ってきたのか、妻とマイケルの声が聞こえてきました。
「通りを歩いてたのを見たんだってさ」
「ヘヘェ…それでボスは感ずいたのか?」
「ううぅ〜ん全然、バレてもいいかって、素っ裸で脚を開いてオマンコを見せてやったわ。ウチの人ったら震えてるの。おチンポも、気も小さい男だなって思ったら、かわいそうになっちゃった」
「わるい女だ。少し前まであんなに淑やかでよ、足を閉じて震えてた女が、ヘヘ…大股開きかよ」
「ふん…!そんな女に誰がしたのさ…私だってヒヤヒヤだったのよ…!おケケは剃って丸見えだし、ジミーのヤツったら激しくおチンポを使うもんだから、ホントはオマンコもヒリヒリで真っ赤っかだったのよ」
「ヘン、お前こそ、ジミーのデカマラにヒーヒー言いやがってよ…ヤツにいったい何発させたんだ!」
「なによ…!やらせたあんたが嫉妬してるの…バカ!」
「フン…もともとお前は、好き者の淫乱だと言ったのさ」
「あっ、そうゆぅ…の、あんたって最低の男ね!あんな格好させて、キムの酒場から出てきたら、いくら間抜けなウチの人でも気になるわよ」
「へへへ…そういうことかよ…!ファハハハ…ボスの間抜け野郎か…!」
「あんたにまで、あの人のこと…そんな…!笑い物してもらいたくないわ!」
「そうとんがるなよクミコ、昨日な、ヘヘ…ボスの野郎ったらキムの店でジミーやムショ帰りのレックスと会ったらしいぜ。ヘへへ…ジミーのヤツがお前とのファックを自慢げに話してたのに、ボスの野郎は、どこの間抜け野郎だってよ…!。まるで気づかねえで他人事みたいに思って、ジミーと酒を飲んだらしいぜ」
「うふふふふふ…おかしい…あの人。どっか生真面目でズレてるのね…ふふふふ…」
「よう、マリファナなんか吸わねえで、早く行く用意しろや」
「うふふふ…わかったわよぉ…だ!」
カタンとクローゼットを開く音がした。カメラには写らないが、妻がクローゼットの前で着替えているようだった。
「さすが…脱いでも、いい体だ…」
「や…!もう、いきなり触らないでよ…!」
「へへッ…いいオッパイだ。あの白豚どもに抱かせるのが勿体ねえくらいだ」
「もうや〜よ、着替えてんだから…」
衣擦れの音。妻の着替えるそばにマイケルがいた。
突然、姿見の鏡に映す妻の姿がカメラに写った。胸元からはみ出すような久美子の乳房に目がいった。妻がパーティに着て行くと買ったドレスを鏡の中に映していた。私は驚きで目を見張ったまま画面を見ていた。それは際だつような紅色で、胸元はハーフカップの二つのトップを繋ぐだけでヘソ近くまで露出し何もなかった。
話しぶりから運転手代わりについていったマイケルが選んだ物らしかった。
「ふふふ…や〜ねぇ、もう、着替えるの覗かないでよ…!」
妻のすてきな笑顔が、マイケルという黒人に向けられていた。しばらく忘れていた。妻の笑顔だ。
テレビに映る背中越しに、そのドレスは艶めかしいくらい妻の細腰からヒップラインに張り付いていた。女の肉体を浮き出させたタイトなドレスで、胸元は深く切れ込み、胸の下から下腹部のすぐ上のところまでダイアモンドの形に切り抜かれているデザインをしていた。乳房の下側だけを持ち上げるだけのトップを、肩からの細いストラップが支え、リングで繋いだ胸元からは、日本人にしては大きめの久美子の白い乳房が半分以上見えていた。
「少し胸元きついかな、でもきつくないとオッパイがポロリと出そうだし…」
マイケルに語りかける妻の声だ。
「マイケル、このサンダル。ヒールだって高くて履きにくいし、フフ…わたし、酔ったらちゃんと歩けるかしら…」
妻はその細高いヒールを履き、鏡の前をポーズして歩いていた。
「ねえマイケル、この前のスリット、歩くとパンティ見えちゃうよ」
すそ丈は短くもないミニだが、足を動かすとドレスの奥深くまで切れ上がった前のスリットから、素足の白い太股が大きく露出した。ソファーに腰掛けるマイケルには妻のパンティが見えていたはずだ。
「ヘヘ…確かに紅いパンティがよく見えてらぁ…な…!俺の趣味の良さが分かるってもんだぜ。それでこそヤツら、白豚のチンポも立つんだ。その格好よおく見てみろよ、けっこうお前にゃ似合ってるぜ」
「もう、マイケルったら…こんなのやっぱり恥ずかしいわ」
「ヘッ、見せるのが大好きなクセしてよ。遊びに行くんじゃねえんだ!。お前は白豚どもに抱かれる。何があっても逃げ出すんじゃねえぞ…!いいか変態趣味の白人の相手だ。でっけえ金になるってっよ…」
履き慣れないヒールか、妻はカーペットにつまづくようにフラつき、マイケルの顔に乳房を押し当てるように抱きついた。
「抱きつくんじゃねえ…!妖しげな目をしやがって」
立ち上がるマイケルの後ろ姿が映り、妻の肩をマイケルが抱いた。
「あぁ…!妻の方から…」
テレビを見ていた私の身体がカクカクと震えていた。妻が、あの醜く腹の出たマイケルに正面から抱きつき、自ら求めキスをしていた。ネットリとした音が聞こえそうな、深く激しいフレンチキスだった。
「ああマイケル、したいわ…ねえ…ジミーからいいの手に入れたんでしょ」
「フフフ…あれはダメだぜ。コロンビア産のスリーナインは売り物だ。金持ちの白人へのな。ハワードの野郎なんか、クミコのケツの穴に出せると聞いただけでよ、コカインが待ちきれねえってよ…いいか簡単に抱かれるんじゃねえぜ。ウンとじらして金を吊り上げてからだ。クミコ、上手くやるんだぜ」
「ねえ抱いてぇマイケル、お願い…私があの白人たちに汚される前に…」
「そんな目をするんじゃねえや、少しだけだぜ」
マイケルが小さな缶を開け、ほんのわずかに白い粉をつまみ、つぶれたような鼻先に持って行った。鼻孔で白い粉をすすりあげ、とろんとした目で大きく一つ息をした。
「へへ…さすがに効くぜマラがヒクつく」
マイケルの、妻を抱いた黒い手が怪しく動き、真っ紅なドレスの尻を撫でていた。
耳に吹きかかる妻の甘い息使いに、マイケルは歪んだ薄笑いを浮かべる。妻の太股を撫でていた、黒くて無骨なマイケルの手が、真っ紅なドレスのスリットに潜り込み、妻の股間をまさぐって行く。
妻がマイケルの手を迎え入れるように向きを変え、鏡の中にはドレスのスリット越しに艶めかしい妻の白い太股。紅い下着に写る溝に這う、黒い指が薄布の端をめくり上げ、指が2本肉襞に潜り消えた。
「ああぅ…」妻の吐息が漏れた。
テレビには妻を抱くマイケルと、高ぶらせときめく妻の顔が映っていた。
「ヘヘヘ…くそ、すぐに固くなってきやがった。クミコ、そんなに俺の黒チンポが恋しいかよ、時間がねえからチョンの間の1回こっきりだぜ。早くしゃぶれ」
「うん…!」
うれしそうな妻の声だった。
マイケルはその醜くだぶついた腹を妻の前に向けた。妻の手でベルトが緩められ、下着ごとズボンを引き下げられた黒人の下腹部が映った。3段ぐらいにゆるんだ中年の汚い腹の下に、手で握った半立ちの真っ黒な性器があった。
妻の手で扱かれた性器は力強さを増し、妻の手の動きに紅黒く腫れたように膨らんで行く、膨張しツヤを増した亀頭の膨らみ。幾筋も血管を浮き出させ黒光りした太肉。ジミーは中年男とバカにしたが、私にはビックリするくらいの大きさの肉棒が、妻の手の中でそそり立っていった。
目を輝かせた妻は、立ちヒザで両の手でその巨大な黒ペニスの根本を支え持ち、だぶつく腹の横からマイケルを見上げ、紅黒い膨らみに唇を寄せ舌先でチロチロと舐め、窄めた唇で、さも愛おしそうにキスをするように吸っていた。
そのままズボリと唇をかぶせ、黒肉の膨らみを巨大なアメ玉ようになめ、口にしていた。大きさと弾力を確かめるように妻は、シュボシュボと音を立て、紅黒い亀頭の膨らみを吸っていた。
黒い手が妻の髪を撫で、妻が黒肉を口にくわえたまま男を見た。醜いあんな男に語りかける妻の瞳が甘く潤んでいた。
「く、久美子…」おもわず、私は妻の名を呼んでいた。
ゴクリと唾を飲み込み、呼吸が速くなって震える自分が分かった。ホントにショックだった。きれいに化粧をした妻が、醜く腹の出た黒人男の、大きな男性器を舐める姿は…。
あの清らかでウソさえつけないと言った妻が、私をだまし、黒人達との性に溺れていた。私との満たされぬ生活に、妻は複数の黒人と関係を持ち、売春婦のように誰とでもさせる女になっていた。ジミーが言ってた淫乱女は、やはり自分の妻だった。
久美子が口にするマイケルの物は、長さは25センチくらいあって、亀頭が異常に膨れ、太さだって根元なら5センチはあった。あんなのが妻の中に入るのか、私は固くうずく自分の物を握り確かめた。一握りに余し、小さな亀頭が顔を出す程度だった。
「クゥ…いいぜクミコ…!早く動かせ、仕込んだとおり俺の黒チンポをしゃぶれ。紅い口紅の愛らしい口の奥まで入れてみろ。ヘヘヘ…白豚どもには、俺のスペルマで汚した後に使わせてやるぜ」
妻は紅い唇の中に、紅黒い亀頭を飲み込むように口に詰めた。それだけでも大きく口元が膨れていた。大きく膨らんだ黒肉のくびれを唇で扱く、妻の頭が再び前後に動き出した。ウンウンと苦しそうに息を継ぎ、チュブチュブと黒筋を立てた肉棒を舐めながら、唾液を塗りつける音、大きく早く口元が動いた。マイケルが身体を反らせた。
「ウゥ…たまらねえぜクミコ。やるぜ…!お前の好きなワン公の真似だ。こっちにケツをまくって、尻を突き出せ」
久美子は言われたとおり、紅いヒモ状のパンティを脱ぎ、ドレスを捲り上げ、カメラに向いたソファーの背に手を付いた。
テレビの中に前を向いた妻の顔があった。ソファーを掴み、なにを見つめているのだろうか、期待に呼吸を速める、妻の潤んだ目が私には、自分を見つめているとしか思えなかった。妻の後ろに回るマイケルの、突き出た腹のヘソの上辺りから続く縮れた陰毛、人の物とは思えぬ大きさの真っ黒の性器が上下にゆれていた。捲れ上がったドレスの細腰を持ち、マイケルが妻の尻にゆるんだ黒い腹を動かした。
「ヘッヘッ…手慣れたもんだぜ。もうヌルヌルだ。入れるぜ」
マイケルが妻の小さな肉孔を探り当てたのか、自分の物を握りしめズブリと腰を押し込んだ。
「ああぅ…」一瞬、顔をゆがめた妻の顔が映る。見えないが、久美子の中に、あの紅黒く膨れ上がったマイケルの亀頭が今、潜り込んだんだ。
「奥まで入れるぜ…!」
「うん…早くいれてぇ…!」
悩ましげな妻の声、ゆっくりと押し込まれ、ゆっくりと引き抜かれ動く、黒い腹肉の動きに、妻の白い双丘の尻が何度も見え隠れした。あの肉太の黒棒の長い抜き差しに、妻の唇が震えていた。
「ぅうん…!ああぁ…ああっ…あっ…!」
マイケルの突然の突き上げに、悶える妻の手がソファーにくずれ大きくゆれた。棚のカメラまでが小さくカタカタとゆれ、見上げる妻の震える唇。黒い尻の動きが速くなる。
「ヘヘェ…クミコ…!そんなにいいかよ、俺のマラはよ」
「うっ…ああ…ああぁ…いいぃ…!」
「そうだろ…若けえジミーにだって負けねえだろ…この淫乱女!」
「ああぁ…そうよマイケル、わたしは淫乱…大勢の男のオモチャにされるのも好き!」
「そうだ淫乱、今日は白豚どもに犯されるんだ。ケツの穴もいっぱいな」
「ああぁ…そう、お尻の穴も犯されるのね」
「そうだ…!ワン公ような格好でな…!」
「あああぁ…っ!」
えっ、お尻の穴だって、妻が男にそんなことまでさせているなんて…。
ソファーがカタカタと鳴り、パン…パン…パン…とリズミカルに妻の尻を突き出すマイケルの肉が叩く音が響いた。
「それ…!それ!どうだ、この変態女…!」
「あぁ…いいぃ…!そうよ…そうよマイケル…!いい気持ちよ…突いて…突いてぇ…もっと…もっとぉ…奥までよぉ…そうよ…いい…いいぃ…あたる…あたるぅ…」
初めてだった。あんなに官能に震える妻の顔を見たのは…。私はゾクゾクと震えた。知らなかった。こんなにもマイケルの手で私の妻が淫らに悶えるなんて…。
また震えがきた。奥からどうしようもないうずきが、自分の固くなった物の先を湿らせていた。
「ああっ…ああぁ…ああぅ…」
リズミカルな黒い男の動きに合わさる妻の吐息。妻の表情が喘ぎ悶えていく。すぐに絶頂に上り詰めた妻の顔がテレビの中で、声を上げていた。
「ああぁっ……あううっ…あぅ…ん」
喘ぎ声を上げる妻の顔。少しピントがブレたフォーカスの中、マイケルの黒い腹がダブダブと激しくゆれていた。
「クウ…、行くぜ、クミコ…!」
マイケルの手が妻の腰を持ち上げるように引き付けた。男の最後の打ち込みに、わななく妻の痴態。腰を持つマイケルの腕が妻を引き付け、パンパンと肉どおし叩き合う音が大きく聞こえた。
「ああっ…ああぁ…ああぁ…ああっ…ああぁ…ああぅ…あう…ううん…」
「ゥウォ…!たまらねえ…!ウオン…!ウン…!ウゥ…!」
その瞬間、醜い顔を引きつらせたマイケルが、妻の中で射精していた。黒いだぶついた尻の動きと妻の唇の震え…、今、妻の膣奥にドクドクとマイケルの濃い精液が噴出し、黒人の子種を避妊もせず、妻は悦びで体奥に迎えてた。
私のズボンの中で固くなった物が、下半身の奥底からの鳴動で震えていた。震える手で取り出すまもなく、手に握った自分のヒクつくものを押さえきれず、最初の一撃はブシュっと音が聞こえるように飛び出した。
達したのはテレビの中のマイケルとほぼ同時だった。黒人の半分くらいの亀頭の先から、カーペットの上に次々と白い精を噴き出していた。
乱れた呼吸の中、次々と粘る白い精が噴き出していった。息がハアハアと言っている。あれだけの精を噴き出させても私の物は、白い残りを鈴口に付けたまま固さを持ち、まだ天を向いていた。
テレビの中、妻の絶頂は続いていた。醜い中年の黒人男にさいなまれ、幾度も幾度も訪れる声のかすれるまでの、あらん限りの絶頂に、呻くように泣く声は裏返り、力をなくした上半身はフラフラと失神状態になり、妻の身体は男の黒い手で支えられるだけで、マイケルという名の黒人のされるがまま、妻の内股にはタラリと男の白い精を垂らしていた。
マイケルの巨大な性器が、妻の肉を貫くのを見た時に、勝てないのは判ったつもりだった。自分の持つ性器と比べれば大人と子供くらいの差があったから…。でもまさか、40過ぎの黒人が、あんなに長く続けることが出来るなんて、私には黒人の持つ圧倒的な性力を思い知らされた。妻があんな男のされるがまま、悶え、悦びの声をあんなにまで上げるなんて、手の中で急速に萎えていく自分の物が、陰毛の中に隠れるくらい小さくなった。むなしさなのか、同じ男として自分が哀れに思えた。
「あんた達、いい加減におしよ。ボスの車が帰ってきたよ。もう駐車場辺りにいるかも知れないよ」
突然、ディアナの声が聞こえた。ウソだ!ディアナまで…!。ハッとテレビを注視した。私は、寄って集って、ずっとだまされ続けてきたんだ。
「覗くんじゃねえや、ディアナおばさんよ…!。しばらくボスを入れないでくれよ、どうでぃ、まだ若けえもんには負けねえだろ」
カメラはずっと動いていた。テレビには妻の中から引き抜いたばかりのマイケルの男性器が映った。薄白くヌルヌルに垂れたマイケルの黒肉を、さも大事そうに舐め洗う妻、カメラに向いた妻の尻下の襞から、太股を伝いツゥーと流れドロリと垂れ出るマイケルの精液を、テレビは映し出していた。
「やめとくれよ…!アア気色悪い…!。淫乱奥様も汚い黒人のなんか、中に出させちゃダメ!安物の商売女だってさせやしないよ」
「フフフ…ディアナおばさんよ、この美しい奥様は黒ん坊のスペルマが大好きだってよ」
「フン…!あんたはろくでなしの悪党だ!ボスが可哀想になるよ。奥様をあのハワード達の乱交の慰みにするなんて、あんたは最低の男だよ」
「ヘヘヘ…違いねえ」
「それにまた、黒ん坊どもに奥様を抱かすんだろ」
「ヘヘヘヘ…50ドルなら男ども相手のボランティアみていなもんだ。ディアナおばさんよ、あそこならあんたでもまだ現役で出来るぜ」
「フン、バカにするない!黒ん坊を相手にするくらいなら飢え死にするよ」
「ヘヘ…気の強いおばさんだ。もう少しボスが入れないようにしてくれ、頼むぜ」
「わかったよ」
「なんでぇその手は」
「口止め料はお安くないよ」
まさか、ついさっきのリビングでこんなことが起こっていたなんて…。ビデオに気を取られ、見ていなかった。私は出かけにすれ違った、妻のドレス姿にもっと驚かなければならなかった。普段のパーティでは考えられないくらい露出した肌、妻の男を悩殺するドレス姿に…。
そうだ。あの黒人街で妻を見てから、私の中に妻に対する疑惑が芽生えたのは確かだった。信じたくない、妻を信じていたいと思っていた。
ビデオに映った残酷なまでの妻の不倫の事実。身体が震えるように熱くなった。
そうだハワードだ。マイケルが言った、妻を白豚に抱かせるってこと。得意先のオーナー達の慰みものに妻がなるということが、ハワードの別荘でもう始まっている時間だった。
あんな男の言うままに、妻は売春行為までする女になっていたのか。たった5日ほどの間で私の人生が壊れて行った。もう私には仕事も何もかも、続ける自信がなくなってしまった。押さえることが出来ない心の動揺を、抑えるしかない自分。この後、私はどんな顔をして帰ってくる妻を迎えればいいのだろう。
その夜、マイケルに送られ帰ってきた妻は、かなり酒を飲んでいたように見えた。
「ボス、すまねえな…ハワードの野郎にクミコは酔わされちまった。ヘヘヘ…クミコは濃いヤツをいっぱい食ったから腹も減っちゃいねえ…。少し早えぇがベッドまで運んで寝かせてやってくれ」
マイケルは平然と、いつもと変わらずに妻を残して帰って行った。ドアにもたれ、うつろに虚空の空間を見る妻。
普段の私なら、そのまま妻をベッドに運び寝かせていたが、その時の私は、妻のドレス姿に見とれていた。男に媚びを売る、まるで妖しげな雑誌のグラビア写真のような妻の姿に…。あの、いやらしい目をしたハワードにも抱かれ、したんだろうかと、私は妻を見ていた。
「ねぇあなたぁ〜お水ぅ…!」
妻はそのまま足をふらつかせ、部屋に入るなりドサリとソファーに腰掛けました。
おかしな話ですが、私にとってはその方がよかったと思いました。酔っていなければ、妻の顔をまともに見ることが出来なかったように思いました。
「久美子、お水」
私は冷蔵庫のボトルから冷たい水をグラスに入れて持ってきた。
「あなたぁ、ありがと…」
ふらつく妻はドレスに水を垂らしながらゴクゴクと水を飲み、そのままソファーにズルズルと崩れていき、めくれ上がったドレスから紅い下着が丸見えになりました。同じような色だけど、ビデオで見た下着とはあきらかにデザインが違っていました。
分かっていても私の心は乱れたのです。
「ふぅ…おいしい…」
「大丈夫かい」
「ふん、大丈夫な…、ワケなどないじゃない…」
「………」
「あんなにされて…悪い人ねぇ…次は、なにすればいい…」
「何するって久美子、ドレスが濡れたから着替えなきゃ…」
「また裸になるの…ふふふ…なら脱がせてぇ…」
誰と間違えてるのか、私は、乱れ揺れ動く心を抑えながら、ソファーにもたれる妻の背に手をまわし、ファスナーを引き下げ、めくれ上がったドレスを引き上げるようにして脱がせた。妻が抱きついてきた。
「ふふふ…パンティもよ…するんでしょ。何してるのぉ…」
抱きついてきた妻の、朦朧とした開いたままの瞳孔。意識は混濁しているようだった。酒だけでなく、私には薬物の所為かもしれないと思った。
私は妻のパンティを脱がせた。裸の淫唇の剃りあとが紅く叩かれたように腫れていた。相当荒っぽく男達にされたんだと思った。
「もう…ヒリヒリよ、なめてぇ…マイケル、おねがい…」
「えっ…!」
お願いって…!妻はこんなとこマイケルに舐めさせてるんだ。
私は妻と一緒になってから、妻の陰部を舐めるなんてことはしたことがなかった。自分の性器を妻に舐めてもらったことも最近になってからだった。ひょっとすればマイケルが妻に教えたのかも知れない。いや妻の性は私が知らなかっただけで、以前付き合っていたあの男から教えられたのかも知れないと思った。
「ねえ、早くったらぁ…あたしのオマンコ、うふふ…なめてぇ…」
私の手を取り、妻は私の顔を股間に持って行った。紅く充血し臭いはするのだが、ダラリと開いた淫唇の中には、男の痕跡はなかった。ビデで洗い流しただけで、妻はシャワーも浴びずに戻ったようだ。私は口を開いた肉襞の上に、半分むき出されたクリの肉芽を、淫唇を、舌先でベロリ、ペロペロと舐めてみた。
「ああぁ…ううう〜うん」
妻の声が頭の上の方で聞こえ、妻の手が私の頭を押さえつけた。ネットリと妻の肉襞が鼻を塞ぐ、苦しかったが必死で舐めていた。
「ああぁ…ああ…いい気持ちよ、あなたぁ…」
私は妻の太股に手をかけ開くようにしてなめ続けた。閉まっていた妻の膣口がヒクヒクと緩み、妻のぬるみが奥から湧いてきた。
「ああぁいいわ…あぁハワードさん、お尻でするんでしょ…早くおチンポ入れてぇ」
妻がソファーから転がるように降り、私にお尻を向けたのです。
「ワンワン、わたしはメス犬。ご主人様のおチンポをなめまぁす。ワンワン、ご主人様、どうかメス犬のお尻を犯して下さいませ。クミコのお尻にハワード様の精液を注いで下さいませぇ…」
妻はそう言って、持ち上げたお尻を振るのです。私の心は張り裂けんまでに、狂おしく乱れたのです。
妻の赤くなった尻穴の肉蕾が、目の前でピクピクとヒクついていました。私は指先をなめ濡らし指先を肉蕾にゆっくりと差し入れました。ニュルリと吸い込まれるように妻の尻穴に指先が入ったのです。そして私はまたゆっくりと引き抜きました。中には精液混じりのオイルがわずかに残っており、指先がぬめりテカテカと光っていました。
やはり妻は、お尻の穴も、ハワードや男達に使わせたんだと思いました。
あの時の私は、男達への嫉妬心なのか、異常な高ぶりの中、カチカチになった自分の物を、妻の尻穴にあてがうようにしてゆっくりと押し込んでいました。
抵抗があったのは膨らみが肉蕾を通る時だけで後はヌルリと入った。私は妻を後ろから責めた。妻の腰を持ち夢中で突き動かした。こらえられず、すぐに妻の尻穴の中に射精してしまいました。
その時、妻が起きあがるようにソファーに手を付きました。私は妻の変化を感じ、動きを止めた。振り返った妻の顔、今でも忘れることが出来ません。あきらめにも似た表情の、憔悴しきった顔でした。
「うっ、ふふふ…やっぱりあなただった。気が付いたらこんな形で、あなたと繋がってるなんて…恥ずかしかった…!。……ねえ、あなたの淫乱妻を突いてて…このままこうしていたいの…そうよわたしはメス犬、ワンワン、わたしは犬よ…!御主人様、もっと突いてぇ…お願い!わたしは狂っていたい…!狂っていたいのぉ…!!」
妻は泣いていた。
「久美子…!」
私は妻を抱きしめました。裏切られたと分かっていても、そんな妻が愛おしかったのです。
妻をソファーに座らせ部屋着を着せ、まだノドが渇いているという妻に、コップ1杯の水を注ぎもたせました。美味しそうに水を飲む、何気ない手の仕草。それは以前からの淑やかだった頃の妻の姿でした。
グラスをかたづける私の背に、ライターの音。妻はバッグから手製の巻きタバコを出し、吸いはじめました。初めて私の前でタバコを吸う、そんな妻を黙って見ているだけでした。大事そうに深く吸い込み、短くなるまで吸っていました。しばらくの時間があり、なにか思案していた妻がクゥクゥクククゥ…と泣くように笑いました。
「ふふふふ…もうバレてるわねェ…」
私は思わず妻の顔を見たのです。さっきとはまた違った、投げやりで、けだるそうな女の顔でした。
マリファナタバコ…?私はそうかと思いました。
「ふふ…今日も、いっぱいやられちゃった…あなた抱いててぇ…!」
私は横にすわって妻の肩を抱いた。もたれかかる妻。
「そうね、全部で10人くらいかな…ふふふ…アイツら狂ってる。マリファナにLSD、何されても気持ちよくってね、ふふふ…何人もの男としたわよ。お口の中や、お尻の穴まで男達の精液でネトネト、後ろから男達に突かれ、便器のように口を開け、扱き出す男の生臭い精をゴクリと美味しそうに飲み込むの。ふふふ…3人もの男と同時にするなんて、あなたには考えもつかないでしょうね」
妻が、さも可笑しそうに話し出した。やはり妻は、マリファナか薬物の影響が残っていたのか、それとも私に秘密を持つのは辛かったのでしょうか。
「ふふふ…アイツらホントに狂ってる。さんざん弄んだあげく、黒人と出来るなら犬とでも出来るだろって犬を連れてきた。それが、怖いぐらい大きなシェパードなの、ハワードのヤツったら、目の前で、この犬とやったら1000ドルやるって…。イヤなら犬の真似をして、俺たちのチンポを喰わえろ、全員のスペルマを抜いて行けって…ヤツら笑い転げてやがる…!」
「………」
「犬となんか出来るワケないじゃない…!そしたらヤツら、私に犬用の首輪とクサリを着け、部屋中を引きずり回し、犬のように鳴けって…私は首輪を引かれワンワンと犬のように鳴いて、御主人様のおチンポをなめさせて下さいって…必死で白人達のおチンポをしゃぶった。でもニヤニヤ笑う、満足しきった男達から射精させるなんて出来なかった」
妻はいつしか涙声になっていた。
「ハワードの豚野郎ったら、無理やりコカインの蒸気をわたしに嗅がせた。…コカインなんて初めてだった。アレって気がおかしくなるくらい感じるの、全身が性感帯になったみたいに…。鎖に繋がれたわたしに、ハワードは犬に私の股間の匂いを嗅がせるの、わたしは大きな犬が怖くて身体を丸めてた」
「お前の亭主よりこの犬の方がよ、女の扱いにゃぁ慣れてるぜ」
「ハワードのヤツがそう言って、ゲラゲラと下品に嘲ら笑うの…。
犬のヤツ、目の前でハアハア言って、股の間には、むき出しのでかいのをヒクヒクとさせていたわ。ハワードに引かれたシェパードが、わたしにのしかかり前足ではさんできた、わたしは恐ろしくて身体を縮めた。
それが…、犬の毛が、ざわっと身体に触れるだけでしびれるくらい感じるの…。背中や、お尻が、まるで沢山の毛先で愛撫されているみたいに感じるの…。犬のヤツ、背中でハアハアとヨダレ垂らして、お尻の隙間にピクピク動く、固くした生温かい物を、何度もお尻の隙間から打ちつけるの。擦りつけるように動く犬のおチンポ。ものすごく感じてる自分が分かる。わたしは犬のさえ欲しくて、脚を緩めるように開いてお尻を持ち上げた。犬のヤツが何度か腰を引く突かせ、わたしのオマンコに犬のがグニュリと入ってきた。
「ああぁ…!」思わず声が出た。
押し込まれた犬の、おチンポが奥の方へズゴズゴと動き入ってくるの、あのコブのあるヤツよ…!。
「ああぁ…ああっ…!」わたしは、また声を漏らした。
すぐに達して、白人どもの前で悦びに声を上げてた。わたしは最低の女…!、笑い転げるアイツら白豚の前で、犬のおチンポでも、いっぱい感じたのぉ…」
余程辛かったのだろう、妻は泣き崩れた。
「マイケルの野郎は、ただニヤニヤ笑ってた。クソ!クソ…!あんな最低の黒ん坊野郎は死んじまえばいいんだ!」
私は妻の肩を強く抱きしめていた。
「なんでこんなになったんだろ…。そうあのときね…こっちでの生活で、いらいらと不安定なわたしに、マイケルが吸ってみなって…、マリファナをくれた」
嗚咽混じりに声を詰まらせ、妻は両手で顔を覆っていた。
「普通なら絶対吸わなかったと思う…!ああ、なんで吸ったんだろ…でも気分が落ち着いて…、楽になって夜も眠れるようになった。ダメだって分かってた…でも何日か、何本か吸った時に、やめられない自分に気が付いた。それからはマイケルの……」
「もういいよ…」
「いや…!聞いてほしいの…!あなたに出会った時だって、男に抱かれた後だった。ふふふ…わたしってわるい女ね…。レイプされた時、写真を撮られ、その写真で脅されて…。
あなたと結婚してからも、あの男達にも抱かれた。ビデオまで撮され、うれしそうに何人もの男に抱かれた、わたしの乱れた姿をあなたに送りつけるって…、わたしは、あなたのいい奥さんになれなかった!ああ、あなたにすべてを話せればよかった…!」
涙のしずくが妻の頬を伝った。
「こっちへ来て最初はホッとしたの、でもだめね…。マイケルとしてから私の身体は、前よりもっと男を欲しがるの、わたしの中を突き動くマイケルの大きなおチンポが、気持ちよくてたまらないの。したくて、したくて、マイケルのあの黒くて大きなおチンポの膨らみをわたしの中に入れて欲しくて…マイケルの言うこと何でもしたわ。妊娠したら、黒ん坊のガキを産みなって、お前の亭主の喜ぶ顔が目に浮かぶだろって…!アイツは冷たく笑って言うの…。アイツの言うとおり、わたしは淫乱女なの。黒人の子を妊娠するのが怖いくせに、中に出してって!マイケルのおチンポのあまりの気持ちの良さに声を上げて、生出しの精液をずっと受け入れてた」
「もういい!もういい…!久美子、日本に帰ろう」
「うん、帰りたいけど、もう帰れない…!マイケルと別れることが出来ないの!」
「久美子!、一緒に帰ろう…!」
「わたしは…でも…そうね、帰らなくっちゃね…!」
妻はうなだれるように首を縦に振った。
翌日、私は昼前に出社してきたマイケルを呼びつけ、早々にクビを宣告した。
「なに、クビだって…!俺が何をしたっていうんでぇ…!あんたは俺が悪いとでも言うのかよ、仕事で失敗でもしたかよ…!。たかが女だろ…訴えてやるぜ…!。ヘッ!あんたこそクミコを放って置いて、今さら俺に亭主面するのかよ」
「………」
「そりゃ最初は興味もあったさ…日本人の女ってどんなんだとね…。おまけにあれだけのいい女から毎日のようにせがまれりゃ、お堅い俺だって、すぐその気になるってもんでぇ…ボスは知らなかったろうが、最初はクミコの方から誘ったんだぜ」
男の言葉に私の手がブルブルと震えていた。
「そんな怖い顔して睨むんじゃねえや…。あんな淫乱女!、こっちから願い下げだぜ。いいかいボス、俺は誰にでも平気でさせる女とはやらない主義なんだ。最近のエイズとかいう訳の分からねえ病気が怖いからねぇ…」
「とにかく、今すぐ出てけ…!」
私は思わず大声を出していた。
「ヘッ!後で泣きっ面、かくんじゃねえぞ…!」
マイケルが捨てぜりふを残し席を立った。
震えていた。あんな男を信頼した自分の愚かさに憤りを覚えた。
それからしばらく帰国準備の残務整理で日数が過ぎていった。その週の金曜日、私がオフィスに戻りドアを開け中に入るなりだった。
「イヨッ、お帰りボス。ほらよ、あんたに帰国命令が出てるぜ」
ドアのそばで呆然とする私に、テレックスの丸まった文面を乱暴に投げ付け、私の事務イスに座り、デスクに脚を投げだしたマイケルがいた。
「マイケル、私はクビだと言ったはずだが…」
ディアナが割り込むように入ってきた。
「ボス!それより本社からこの事態をどうするのかって…!、至急に報告せよって」
ディアナが心配そうに私に声をかけた。
「どういうことだディアナ?」
「ほとんどの取り扱い店が、ウチの商品をキャンセルだって…!」
「えっ!」
一瞬、血の気が引いた思いだった。
マイケルだ……!。マイケルにやられた…!。マイケルを見た。そのうすら笑いに怒りさえ覚えた。
「へへッ…本社スジじゃ、あんたより仕事の出来る、俺の方が評判がいいみたいだぜ。今日から俺がここの所長代理だってよ。もうあんたはクビじゃねえのかな…?。ベソをかきながら一人で日本に帰りな…!クミコの面倒くらい俺が見てやらあ」
「バカなことを言うな!妻も一緒に日本に帰るんだ」
「ヘヘヘ…クミコは、あんたとは帰りたくねえってよ!今日であんたとお別れだ。あいつはあんたでなくて、黒人の俺に抱かれてぇってよ…!へたくそで小さなチンコのあんたより、でっけえ俺の黒チンポの良さが忘れられねえってよ」
「ウソだ!」
「ウソなんかじゃねえさ…!。俺りゃ、あんたのバカさ加減にゃあきれるね。撮したビデオをそのまま忘れてたろ、バカだねぇ…。見つけたクミコがショックだったと言ってたぜ…!。ビデオで監視するより、あの時、出かけて行くのを、無理にでも止めて欲しかったってな。クミコは正しい決断をしたと思うよ。かわいいじゃねえか、涙声で電話をしてきて俺の娼婦になりてぇってよ。黒ん坊相手の売春婦にな…!」
「ウソだ!そんなのウソだ…!」
「ヘヘヘ…コウイチさんよ…聞こえねえか、ほら、クミコのヨガリ声がよ…。すぐに奥の部屋に行ってみな。面白れえぜぇ…」
私はドアを開け、奥のリビングに駆け込んだ。妻の悲鳴にも似た、あの時の絶頂の声が響いていた。照明ライトが煌々と照らされた中、ソファーの所で、大男の黒人と妻が性交の真っ最中だった。
その有り様に私は絶句した。ソファーの肘掛けを握りしめ、唇を震わせ嬌声を上げる全裸の妻。片足を大男の黒人に抱えられ、私の目に妻の女陰と交わる黒人の性器が見えていた。男の性器というには、あまりにも太い黒い肉柱が、妻の剃り上げられた裸の淫唇に何度も打ち込まれていた。
気がつけば、もう一人の黒人、ジミーがビデオカメラで、妻とその巨体の黒人との性交場面を写していた。そうだ…!今日がその金曜日だったんだ。妻に打ち込む大男の黒人が私に気づいた。
「よう、やっと帰ってきたか、にいさん。あんたのワイフを借りてるぜ…クミコ、ダンナが帰ってきたぜ…ほらよっと…!」
大男の黒人は、やはりレックスだった。レックスは妻の足と腹の辺りを抱え持ち、軽々と妻を起こした。脚を広げられた妻の股間に、打ち込まれたレックスの黒肉の支え棒で、大男の黒人の前で、前を向いた白い妻が空中に浮いているように見えた。
「ホレ、見えるかクミコ、ホラよ…!ダンナのお帰りだぜ」
「ああ…ああん…あうん…ああぅ…あぅん…ああぁ……ああぁ……」
髪を振り乱し、妻は突き上げる男の肉の悦びに声を上げ続け、目の前の私にさえ気づかずにいた。
「にいさん見ろよ…!ダンナにも気づかねえぜ…!ヘヘ…この淫乱女は…」
レックスは悪びれず、そのまま私には気づかず、唇をふるわせる妻を上下に動かし続けていた。
妻があの巨体のレックスに抱かれ、声を嗄らし絶頂に震えている。
後背位をそのまま持ち上げた格好で、ポルノ画像のように、女の肉襞を貫き動く黒肉を見せつける様、こちらを向いた妻の身体が上下に20センチほどリズミカルに浮き上がり、乳房がタプタプとゆれ、汗に濡れた髪がフワリと持ち上がる。
黒い巨人が妻を弄ぶように、その黒い手が妻の太股を持ち、白い女体を上げ下げする。
巨人の太いつっかい棒のような黒い肉柱を喰わえ込み、開ききった妻の剃り上げた淫唇が上下に動いていた。
私は気を消失したように、呆然とその情景を見ていた。大男の黒人と小柄な妻との、そんな変態的な立位の性交だった。
「よお、遅えじゃねえか、にいさんよ…!午後からって言っただろうが、あんたがこの女の亭主だったんだって…!ヘヘヘ…今レックスと、その最中だ。そこに腰掛けて見てなって、よく撮れてる、さすがレックスのモンスターだ。すげえもんだぜ」
ジミーが振り向き声をかけてきた。ジミーが大男のレックスの股間に潜るように今度は下からビデオで撮す。振り返ってその光景が映るテレビを見た。
そこには、レックスに後方から抱きかかえられた妻の股間に、黒く形容しがたい大きさの男性器が深く浅く動きながら、紅ピンクの肉襞の中を出入りしているのが、くっきりと映し出されていた。
「ああっ…ああぁ…ああぁ…あなたぁ…見て…あぁ…あなたが帰るってぇ…電話を入れてから、レックスとずっとなの…ああぁ…いいわぁ…」
やっと妻が私に気づいた。
「フッフッフ…にいさん、あんたの淫乱奥様はよ…もう30分も、俺に我慢させるんだ。わるい女だ…すわるぜ」
レックスが大股開きの妻を、後方から突き挿したまま、目の前のソファーの肘掛けに、反り返り加減で腰掛けた。
「よう、にいさん見えるか、俺のデカマラが、あんたのワイフのマンコに入ってるところがよ」
レックスは、ちょうど妻の中に自分の巨大な性器が挿入されているのを、私に見せるようにして腰掛けた。
照明ライトが追うように、妻の肉襞に潜り込む、巨太いレックスの黒い肉棒を明るく照らした。肘掛けにひしゃげた黒く大きな睾丸から、タケノコのように生えた黒棒が女の汁で濡れ光り、妻の襞肉に突き刺さっていた。
「よう、クミコ、自分から動いてよ、ボスにもよおく見せてやんな」
声が聞こえた。あわてて振り返った。後ろから照明ライトを向け直す、マイケルがそこにいた。
「いいさボス、気を使わねえで座りなよ…。おっ…!そういや、もうあんたは俺のボスじゃなかったんだ。ただの寝取られ男のコウイチかぁ、へへ…」
マイケルは後ろにまわりこみ、仲の良い友人のように私の肩に両手を置いた。
「コウイチさんよ、ちゃんと見ろよ…」
ナメクジのように粘つく声でそう言った。
レックスの股間の上で、今度は妻自身で上下に動いていた。妻がレックスの大きな太股に足を付き、脚を極限にまで開き、紅ピンクの肉襞がレックスの巨大な黒棒を喰わえて、私に見せるために妻自身が尻を振り、男の上で動いていた。
「ああん…あなたぁ…見て…見てぇ…レックスのおチンポ。太くて34センチもあるんだって、いい…いいのぉ…ものすごくいいの…ああん……ぅん…ぅん…ぅん…いい…いいぃ…!」
「ヘヘヘ…じゃ〜よ、お約束だな…中に出すぜ…!」
中に出す、レックスが妻の中に生射精、私はただ呆然とその場に立っていたのだろう。マイケルの手にドシリとソファーに端に座らされた。向かい合うソファーで、大男の黒人と妻が、その瞬間へと上り詰めて行く。もう見るに耐えず下を向いた。
「ほれ、コウイチさんよ…!しっかり見ねえかよ、レックスがクミコのマンコに生出しするってよ…!コウイチ!これがクミコの見納めなんだぜ…!ホラ…!ちゃんと見ねえかよ!このウインプ野郎が…!」
マイケルにアゴをもたれ無理に顔を向けられた。妻はもう、私の存在も忘れたかのように狂ったようにレックスに求めていた。
「あんまりよ!マイケル…!もうボスを痛ぶるのはやめてぇ!」
私の座る横に、ディアナが立ちはだかるように飛び込んできた。
「なんでぇ、ディアナおばさんよ…!引っこんどきな!」
マイケルの手がディアナを払いのけようと動いた。ディアナは私をかばうようにソファーの背に手をかけ、マイケルを睨みつけた。
「いいか!こいつはもうボスじゃねえ、ただのコウイチってガキだ。それともあんたの、かわいいイロにでもするのかい」
「この黒ん坊!もう許せないよ…!あんたの悪行を本社に言いつけてやる」
「いいねぇ、いくらでも言ってくれ。困るのは、この愛妻思いのコウイチと見て見ぬふりしてたあんただぜ。引っこんどきなディアナおばさんよ、心配するねえ。これが終われば俺達は出て行くさ、クミコが売春婦で俺を養ってくれるってよ。あんたが言いつけなくとも、どうせすぐにバレるさ、会社の金を5万ドルばかり使い込んだのは俺だってな…」
帰りたい帰れないと言った妻の訳、心がどうしようもなく傷んだ。会社の金庫のナンバーは私と妻しか知らなかったことだから…。
「ああぁ…いいぃ…突いてぇ…レックス、ああぁ…いいぃ…」
その瞬間へ、突き進むレックスの動きに合わせるように、妻も激しく尻を振っていた。もう、やることがすべてだというような淫乱の女。その妻が私を見た。
「ああぁいい…ああぁ…あなた見てぇ…いやらしい女でしょ…ああレックス突いて…突いてぇ…ああぁ…夫の前で、あたしを犬みたいにして犯してぇ」
「レックス…!クミコも、ああ言ってんだ。お前の中出しをコウイチのすぐ前で見せてやんな…!。コウイチさんも期待に胸膨らませて、小さなチンポコを固くさせてるんだぜ」
マイケルに気づかれた。なぜ…!男として、この屈辱的な状況の中で、自分のがこんなに固くなるんだ。
「チィ、マイケルさんも悪趣味だぜ…!」
レックスは、私のすぐ前に妻を降ろし、久美子には私の膝を押さえつけるように手を着かせ、後ろから責めたてた。ジュポジュポと黒人の太肉が妻の濡壺と奏でる音。黒肉が妻の尻肉を叩く音。男の突きに私の膝までがガクガクとゆれた。屈辱感と悔しさに私の身体はブルブルと震えていた。
「ヘヘ…にいさんよ、チャンと見てろよ…。あんたのワイフのマンコによ、いっぱい入れてやるぜ!俺の濃いスペルマをな…そりゃ行くぜ。クミコ!」
「ああぁ…入れて…入れてちょうだい…!夫の前でいっぱいよレックス」
男に中出し射精を求める妻の顔が直前にあった。手を伸ばした。しっとりと濡れる髪、妻の揺れる乳房に触れてみた。うっすらと汗をかきレックスの突き上げに震えていた。
「ウッ!ウウォ…!」
「ああぅ…ああぁ…!きたぁ…きたぁ〜ぁ!あぁ…あぅうう…うう…!」
レックスの雄叫びとの妻の絶叫、妻を突く黒肉の動きが小刻みに震えた。妻が顔を官能ににゆがめ、その瞬間を感じ入っていた。激しく突き上げていたレックスの顔が緩んだ。今、この大男が久美子の中への射精を愉しんでいるのが、私にも分かった。
「ああぁ…あなたぁあ…レックスのおチンポから…感じるの、いっぱいよ…!その先からブチュブチュって…生温かいのが…ああぁ…ものすごく気持ちいいのぉ…!」
妻が悦楽に紅潮させた顔に唇を震わせ、ただ呆然と震えるだけの私にそう言った。
「ヘヘヘ…どうだコウイチ、いいもんだろ…。こんな目の前でよ、ワイフに打ち込む黒人の、中出しファックを見れるヤツはそういねえぜ…!」
マイケルが旧来の友のように、横から私の肩を抱いた。
「あんたの妻だったクミコは、ワン公スタイルの生出しが大好きなのさ。なぜか分かるか?へへ…ああすりゃ、でかい黒人のチンポがよ、楽々とマンコの奥まで収まって、スペルマの噴出に全身が痺れるんだってよ。あんたの小っこい物じゃ…屁にもならねえって、淫乱で、好き者のクミコは、もう黒人のチンポがなくちゃ生きていけねえってよ…!ヘヘ…クミコは、今日から俺の女で黒ん坊相手の淫売だぁ!」
「うそだ…うそだぁ!」
「おおいクミコ、コウイチに教えてやんな!」
「ああぁ…ああぁ…ああぁ…またよ…!また来たぁ…!あたしのオマンコでレックスが出してるの…あなた…あなたぁ…!あたしはマイケルの言う通り、今日から黒人相手の女になるの」
「コウイチさんよ、分かったか!、淫乱女ってのは、こんな風に扱うもんだ。そうすりゃ何でもやるぜ。なんだその目はよ…!日本人って野郎は、狐のような狡猾な目をしてるぜ。レックス、すんだらジミーと代われ、俺がクミコのケツの穴が壊れるくらい、打ち込んでやる」
「ヘヘ…コウイチになんの恨みがあるのか知れねえが、あんたは恐いお人だ。ヘヘヘ…まあいいか、それでこそ俺が、こんないい女を味わえるんだ」
レックスが妻の中からたっぷりと射精し柔らかくなった一物を抜いた。
「いいマンコだ。また後でさせてもらうぜ」
マイケルが手早く服を脱ぎ、太めのズボンを下着ごと引き下げた。ダブつき緩んだ薄汚い腹肉。私の顔の横に、その黒人の真っ黒な男の性器があった。プラムのように紅黒く異様に膨れた亀頭、これが妻を狂わしたのか、マイケルの無言のダブつく腹の突き出しに、妻の手が私の膝を離れ、黒い贅肉の腰を持ち、男の膨れ上がった太肉をジュポジュポとなめ吸い、唾液を垂らしていた。
私を見下げるようなマイケルの顔。
全裸のジミーが私の横で、ソファーに座るように横たわり、自慢の黒棒をシコシコと扱き出す。若い黒人の妖しいまでの光を帯びた、筋肉質の肉体。その股間に突き出た30センチほどの手首くらいの太さの黒肉。
「なあ、にいさんよ…見てるとたまんねェ…やな、マイケルのおっさんよ、早く俺にも、女に入れさせろ」
見てる間に若いジミーの物は固く上を向いた。
「ヘヘ…ちっとまて…!コウイチの前で、クミコにもう少しシャブらせてからだ」
私には二人のやりとりが分からずにいた。すぐにマイケルが妻の尻を合図にパチパチと叩いた。急かされた妻が、横に寝そべるジミーに、またがるようにソファーの上で乗りかかり、不安定な足を広げた格好で、私の腕をとり、尻を浮かせていた。
目が合った妻は、男を求め瞳孔を開かせた淫乱女だった。丸見えの剃り上げた股間に、妖しく口を開く紅みを帯びた裸の肉穴が、男の漏らせた精に濡れ光り、目の前にあった。
その肉穴の襞に、下になったジミーが太い巨棒の亀頭をあてる。妻がゆっくりと座り込むように下げる尻の動き、唇を震わせる吐息に、ジミーの30センチの太肉が、妻の濡れた肉襞をグニュリと広げ、体内に収まって行く。その繋がりにジュルリと音が聞こえ、溢れた白いぬるみが漏れ流れた。
「ヘヘ…にいさんよ、あんたのワイフのマンコ、レックスのスペルマでヌルヌルでよ、俺のデカマラに張り付きよ、ムッチャ気色いいぜ」
「ああぁ…ジミー、すごく固いわぁ…ねえ…突いて、突いてぇ…」
催促するように尻を振る、妻の脚が私に当たった。その妻の期待に舌なめずる表情。マイケルはすぐ横で、醜く顔を引きつらせ不気味に笑っていた。
「マイケルのおっさんよ…!俺がマンコを突くからよ、早くケツの穴に突っ込みな」
「ヘヘ…ちゃんと見てろよ…!このウインプ野郎…!俺りゃ、あんたに言ったとおりによ、淫売女の汚れたマンコじゃしねえ…。ケツを突き出せクミコ!ヘヘヘ…コウイチの前で、お前のケツの穴にたっぷりと出してやろうな」
「そう、そうよマイケル…!お尻の穴よ…!いっぱいよ…!」
妻の腰を持つ、ジミーの激しいまでの下からの突き上げに、ソファーがゆれ激しく軋んでいた。ブラブラと私に見せつけるように真っ黒の太い性器をゆらし、マイケルが妻の背中から、突き出た腹を押し当てるようにして、妻の尻穴に当てズブリと押し込んだ。
「ああぁ…あううぅっ…!」
マイケルの動きに、妻が感じているのが分かった。
「ヘヘ…コウイチよ、クミコのケツの穴はいい具合だぜ。初めての時ゃ、あんなに痛がったくせによ、今じゃマンコ以上に使い心地がいい。ヘヘ…そこからじゃ見えねえか、ならテレビを見てみな…!クミコの淫部に突っ込んだ2本の黒チンポがよく見えるぜ」
思わずテレビを見た。画面の中には、妻の白い肌に、紅く色づく股間に蠢き、突き動く2つの黒肉をレックスの持つカメラが写し出していた。
「ヘヘヘ…コウイチ、ハワードの野郎がよクミコの為なら、あんたとの取引をぶっ壊しても構わねえってよ。まあ、俺を偉そうにクビにするからそうなったんだ。あんたは二度とこの国じゃ商売は出来ねえな。俺は人の親切が分かる男だ。ハワードの野郎にもクミコのケツの穴を使わせなくちゃならねえな。なぁコウイチ、お前みたいな男をウインプ野郎って言うんだ!泣きながら一人で日本へ帰りな。ウッ、クミコが早く欲しいって俺のマラを締めつけら…ボチボチ出そうになって来やがった。ちゃんと見ろよ…!俺がクミコのケツの穴で出すところをよ…!。出すぜ、コウイチ…!」
私は唇を噛み締め、溢れそうな涙をこらえていた。
「よお、にいさん…見てろよ…!俺もあんたのワイフの中で出すぜぇ!」
ジミーの激しい突き上げ、マイケルの打ち込みに妻の喘ぎ声がゆれていた。
「あ、あ、あっ、ああぁ…ジミー!いいわぁ…!いい、行く…行くう…マイケル…!早く、早く頂戴。あたしのお尻にぃ…あたしはマイケルの物よぉ…!」
もう私には分からない!それほどまでに、黒人達とのSEXが、その醜い黒人の方が私より良いというのか…!。
「私はマイケルの物」妻の言葉が頭の中で響いていた。
妻を、まるで物のように扱う男。その男に尻穴を攻めさいなまれ、女の悦びに打ち震える妻。喘ぎ声が…最愛の妻が、すぐ目の前で獣のように我を忘れ、悶えていた。
ジミーとマイケルの黒肉のサンドイッチの淫行に、淫らに悶える妻を、震えながらも目も離せず見つめる自分。
屈辱を感じながらも、すぐ横で二人の黒人との変態的な妻の行為に、興奮する哀れな自分。
マイケルの言うとおりの、ウインプ野郎…!それが私にはふさわしいと思った。
いつの間にか漏らしたのだろう、ズボンの前が濡れて冷たくなっていた。
ジミーの下からの、マイケルの尻への同時の打ち込みに、久美子が気を飛ばせて失神したのか、手の力をなくし、上半身が私の膝にくずれた。
「ヘヘヘ…にいさん…すげえ女だろ…!」
妻の中に射精を終えたジミーが満足そうに私を見た。
息を切らせたマイケルも妻の尻に射精を終えていた。
「見たかコウイチ…!クミコによ、俺のスペルマを全部抜かれちまって、ふぅ〜腰が抜けそうだぜ」
マイケルが手を緩めた。まだ持ち上がった久美子の股間から、マイケルの固さを失った性器が抜け、立ちすくむ私の横で、妻の二つの穴から太ももを伝い、トロトロと糸を引くように精液が大量に流れ出ていた。
何もかも全てを無くした終わり、あまりにも惨めな終焉だった。
日本に帰国する日、ディアナが空港まで送ってくれた。
「ありがとうコウイチ、マイケルから貰った金は必ず返すよ。わずかなお金に目がくらんで、片棒担いじまった自分が情けないよ」
「あの時、ディアナの一言がうれしかったんだ」
私は会社への報告にディアナのことまでは触れなかった。
これでよかったんだ。今の久美子にとってマイケルと暮らす方が…そうでも思わなきゃ…。5万ドルと商品の横流し、マイケルにそそのかされたとはいえ、帰国すれば、妻が罪に問われるのは間違いなかった。
「コウイチ、……あんな女…!忘れなよ…」
「ディアナ、普通の男なら、ダメだって…!久美子の言うとおり止めるよね、あのとき…なんで…」
「自分を責めちゃダメだと思うわコウイチ。裏切ったのはクミコのほうよ…」
「ありがとうディアナ、すぐに戻ってくる!お金のことなら何とかするさ。そして…きっと久美子をつれて帰るよ…!」
「コウイチ…!、あんたはそれほどクミコを…」
ジェット機の小さな窓から見えた、西海岸の青い空と海。希望に胸ふくらませ、この地に来たのが昨日のように思えた。あの時、隣に座り微笑みかけた妻の姿はもうない。
私と暮らすより、妻はマイケルを選んだ。誰が見ても不似合いな、醜く太った中年の黒人を選んだ。会社の金までを貢いだあげく、妻はマイケルの娼婦として誰にでもお金で抱かれる生き方を選んだ。別れにしてもあまりにも惨めな結末だった。もう私に未練はないと、妻は黒人達と去って行った。車は走り出す。後部座席でマイケルにじゃれ合うように抱きついていた妻が、振り返り私を見た。
帰国後、情けないことだが、私は神経症になった。心にもない酷いうわさ話、私の所為で営業所は閉鎖され、5万ドルもの不正経理の責任もあり、会社を辞めざるを得ぬことになった。
妻、久美子の免責は得たが、会社への弁済に蓄えの全てを失い、妻の両親にも咎められ、失意の中、自責に耐えられず、安ホテルのバスルームで手首を切った。気が付いたら病院だった。運悪く誰かが気づいた。流れ出る水栓を締めるのを忘れていたらしい。
死ぬことも出来ない男と、涙が出た。死にたいと壁に頭をぶつけた。何度も何度もぶつけた。目の前が真っ赤、血が流れて顔を伝った。
自殺未遂、ダメな男と、何も考えられない無気力観だけの毎日、そして心を病んで何度かの病院生活。
窓から見える… 青い空 白い雲。
追いかけても… 追いかけても… 逃げていく 妻のミラージュ。
あの夏の日の揺らめきにも似た ひとときの夢。
白い壁に囲まれた部屋で、面影の妻と二人の暮らし、無気力の日々が続いた。
あれから8ヶ月と少し…。
突然、ディアナから国際電話が入った。久美子が黒人の子を出産し、費用も事足りぬ有り様で、ディアナに連絡があったそうだ。ディアナの声が弾んでた。
「いい気味よ…!クミコ、俺の子じゃねえって、マイケルにも棄てられんだってさ。コウイチが全てをなくしてまで弁済したこと話したら、あんな女でも涙浮かべてた。少しはマイケルみたいな黒人にも懲りたんじゃない。迎えに来るんだろ。いつこっちへ来るんだいコウイチ。えっ…なに、どっちだって…そう女の子だよ…!」
行きたい!久美子がそこにいるのに…!。自由にならない我が身がつらかった。そうだ、帰らなくちゃ行けない。早く久美子と娘を迎えに帰らなくっちゃ行けないんだ。
「まだ来れないのかいコウイチ、えっ!そ、そんな…!」
私は、ディアナに正直に話した。離れた病棟に入院したことを…。ディアナが声を詰まらせていた。
「つらいねぇ…」
「コウイチ、クミコが病院から逃げ出したよ。男だよ…!黒人だったとナースが言ってた。それにしても、生まれたての我が子に授乳もさせず、赤ん坊を置いてだよ、ナースも呆れてた。最低の女だよホントに…クミコのベイビーは私が育てるよ。せめてのコウイチへの罪滅ぼしさ」
行きたい!早く行きたい…!。そう思ってもどうにもならない自分。
「今、娘が育てるんだ。笑顔がクミコに似ているよ」
バブルの絶頂期だった。周りは浅ましいまでに金に浮かれていた。人手不足で仕事などいくらでもあった時代だった。それでも他人の目が怖くて、手首にいくつか大きな傷跡があり、病歴のある自分に、まともな仕事先はなく、地上げ屋の使い走り、フリーターのような日々の生活に追われる、暮らしをしていた。
結局、再び旅立つことが出来たのは、それから5年後だった。どうしても来てくれと言うディアナの言葉に急き立てられるように旅立った。空港に降り立った時、帰ってきたという気がした。
到着カウンターに、ディアナが迎えに来てくれた。あの頃と変わらない。わずかに目の周りのしわが増えたという感じだった。後ろにディアナよりわずかに背の高い女性が、色浅黒い女の子の手を引いていた。ディアナが私の身体を確かめるように抱きついてきた。
「やせたねコウイチ、もう身体は良いのかい…」
「うん、大方ね…。ディアナは変わらないな。6年前より若く見えるよ」
「そう言ってもらえてうれしいよ、もう6年も経ったんだね…。紹介するよ、娘のメリッサと、マリアって名を付けたんだ」
「マリア…」
私は反芻するように声を出した。メリッサと紹介された若い女が軽く会釈した。
私は、メリッサに手を引かれ、その後ろに隠れるようにしたマリアを覗き込むようにして微笑んだ。縮れ毛と褐色の肌の、幼い久美子が、はにかむような仕草でそこにいた。
「お金なんかないんだろ。ウチに来とくれよ」
「そう、ぜひ来てください。このマリアと二人の娘、女ばかりだけど気にしないで…あなたには感謝している。母が犯罪者にならなかったのはあなたのお陰です」
言われるままに、私はディアナ達親子の言葉にあまえた。持っていたのは旅券とわずかな金額、それに頼れる者はディアナしかいなかった。その日の夕食時、思い出話の後に、話しにくそうに、ディアナが言った。
「せっかく来てもらったコウイチに、こんなことしか言えないのが、つらいよ…!実は、クミコのことなんだ」
その場が一度に緊迫した雰囲気になった。
「フゥ……ダメ…!。メリッサ、言っとくれよ…。やっぱり、わたしからは言えないよ」
目の縁を手先でなぞうようにしながら、ディアナは目をそらした。母をかばうように横に座るメリッサが話し出した。真剣な眼差しだった。
「コウイチさん、クミコさんはある医療施設で亡くなりました」
「えっ………!」
メリッサの顔を見た。私にはメリッサが言う意味がすぐには分からなかった。
「母に連絡があったのは、ほんの少し前のことです。職員の話によると薬物中毒、そのショック死だそうです」
久美子が死んだ…?久美子が薬物中毒…!。
おそらく呆然としていたのだと思う。言葉を続けるメリッサ、私にはもう、何も聞こえてはいなかった。
「コウイチ、見とくれよ」
大事そうにディアナが取り出し、コウイチに見せた。
「この写真…?どこに…!」
「遺品だよ、クミコがこのウェディングの写真を宝物だと、いつも大事そうに持ってたんだってさ…!わたしゃ、クミコになんて酷いこと言ったんだろって…!マイケルに棄てられ、いい気味だって…!」
ディアナはメリッサの手の中で泣き崩れていた。
「久美子が…」
私の全身に熱い物が走った。久美子がこの写真を大事に持っていたって…!。
震える手で、その白かったはずの表紙をめくった。久美子と腕を組み写した1枚の写真。手で何度も擦ったのか薄汚れ、重なるような涙の跡。久美子は幸せだったあの頃の思い出を、なぞるように見ていたのかも知れない。
式場のカメラスタジオでのことが思い出された。
「どうしよう、やだな…。わたし目をつぶって写ったんじゃないかな。ピカッて光った時、2回とも目を瞑っちゃったもの…」
「大丈夫だよ…!久美子が目が閉じるより、シャッターの方が早いから」
「そうかなぁ…」
写真が出来上がるまでずっと心配していた久美子。
「最初に撮った腕組んでるの、これいい…!ふふふ…浩一さんがいい男に写ってる…」
この写真が出来上がった時、久美子はそう言って、うれしそうに話してた。
「ふふ…浩一さん、これからずっと一緒ね。死ぬ時は女の方が長生きだし、わたしの方が3つも若いから一緒は無理かな、でも浩一さんがいなくなったら、わたしすぐに死んじゃうかも…」
久美子が持っていた、ただ一つの物は、手垢にまみれ、涙の滴が染みついた、薄汚れた私との結婚式の写真だった。
「ふふふ…こんな物を、こんな物!大事に持ってさ……」
抑えども、抑えども、涙が止めどなくあふれてきた。
「ウインプ野郎か…」
あの時、車の中で振り返った久美子の目、少しは久美子の気持ちが、分かった気がした。マイケルと行くのを止められなかった情けない自分を、やっぱり久美子は愛してくれてたんだ。お金だけじゃなかったんだ。やめられないマリファナや薬物、黒人の子を妊娠したことに気づいた時、愛してはいたが、妻さえ守れない弱い夫、久美子が自暴自棄になって当たり前だ。そう思った。
翌日、冷凍保存された妻の遺体に逢った。穏やかな眠るような顔が救いだった。どんな暮らしをしてきたろうか、痩せこけ、カサついた肌、まだ20代の女にはとても見えなかった。もうその時は覚悟を決めていたせいか、涙は抑えることが出来た。荼毘に付し遺骨を妻の両親の元に送る手続きを終え、心配するディアナに、一人してほしいと言ってそのまま街に出た。売っている場所はすぐに分かった。この国の日本食ブームを因果なものだと思った。
私はマイケルの家を訪ねたが留守だった。心配はしたが、まだそこに住んでいるようすだった。次に、あの黒人街にあるキムの店を覘いた。はすっぱな白人女を横に抱いたマイケルが飲んでいた。ホッと安堵感を覚え、近づいて行った。
マイケルは、私を見つけると一瞬驚いたようだが、すぐに気を持ち直したのか、グラスを私の方に向け乾杯をするように合図して飲み干した。
「ヨォ、久しぶりだなコウイチ。ヘヘ…残念だがよ、俺りゃクミコとは暮らしちゃいねえぜ。ずっとこの可愛いハンナちゃんとラブラブだ」
「………」
私はケバい化粧の白人女を払いのけ、黙って横に腰掛けた。
「なによ…あんた!」
女が立ちはだかり文句を言った。マイケルが手で、女をなだめるようにして脇にやった。
「ヘヘッ…ご挨拶だな…!なら教えてやりゃ、アイツはすぐに誰のか分からね、黒ん坊のガキを孕んでよ、稼ぎもままならねえ…。売春しか能のねえ女が妊娠すりゃ、ただの役立たずだ。わかるか!」
「………!」
「ヘッ…相変わらず人を睨む、やな野郎だ。金か?…5万ドルぽっちの金なんかいつまでも持っちゃいねえ…!。それにあの金はクミコが持ち出したんだぜ」
「………!」
眉間が引きついた。
「なんだ、文句があるのか!」
マイケルも顔つきを変えた。私は立ち上がり、忍ばせていた柳刃包丁を包む、古新聞を捨てた。
「キャァ…ァ!」
女の悲鳴の中、素早く腰溜めし、驚き立ち上がったマイケルと抱き合うように、その醜い腹に包丁を深々と突き刺した。頭の中で何度も思い描いた光景だった。不思議そうに私を見つめるマイケルから、包丁をひねるようにして腹肉を切り裂き抜き取った。臓物まじりの鮮血が噴き出し、私の全身に飛び散った。その有り様、女の悲鳴に周りがやっと気づいた。
「痛えよぉ…クソ…たかが女じゃねえか…!」
マイケルが床に倒れた。真っ赤な血の海の中に…。手が血糊でまともに包丁を握れない。もう自分を刺すことは無理だと思った。笑っていた。愚かしくて…涙が出てきた。
『ゴメンね…!久美子。すぐに行けなくて…今、娘の父親を殺したよ』私は妻と話をしていた。