「Bの部屋」のあきら様からいただきました。「妻の変身」の続編です。ありがとうございます。-- アッシュ

「映画館の妻 (続・妻の変身)」   作:「Bの部屋」のあきら様

 薄暗がりの中で白い塊が蠢いている・・・。その周囲で動くいくつかの黒い影と悩ましげなくぐもった声。

「はぁっ・・・んむむむ、ん・・・、」


 繁華街のはずれの路地の奥まった一角に建っている一件の成人映画館。平日の昼間になどほとんど客のいないその館内で、一カ所だけ人だかりのできている場所があった。


『あぁんいいわぁ、もっと、もっとぉぉぉ・・・、ぁぁぁ、おかしくなっちゃうぅぅぅーーーっ!』

 館内中央のスクリーンには、壁に手を突いた全裸の女性が、どこか倉庫のような場所で背後から男に貫かれているシーンが映し出されていた。

 世間知らずの人妻が誘拐され、犯人たちによって男なしではいられない淫乱な女に変貌させられていく、というようなストーリーのピンク映画である。その誘拐を依頼したのは実は人妻の夫で、奥手な自分の妻を淫らに変身させるのが目的だった、というのがオチなのだが、実は人影もまばらな客席でもそれと同じようなことが行われていた。


「お、ああああ・・・ぉぉぉっ!」

 客席の人だかりの中の一人が呻き声を上げる。背筋をピンと突っ張り頭を仰け反らせたその男の下半身から、暗闇で蠢いていた白い影の主が顔を上げた。

「はふっ・・・ぅぅん・・・美味しいぃぃぃ・・・、」

 口元から溢れた白濁液を指先で拭う女性の顔が、スクリーンの明かりに浮かび上がる。ほのかな明かりに照らし出されたその女性は、髪をアップに纏め年は30代半ばくらいに見える。

「んふっ・・・んんっ、んちゅっ・・・、」

 今達したばかりの男の分身を、女性はピチャピチャと舌を鳴らして舐め清めていた。その両手は左右に立った別の男のいきり立つ肉棒を握り締め、暗闇に白く浮かぶ下半身にもまた違う男の顔が潜り込んでいる。


「はぁん、いいわぁ・・・、もっと・・・もっとちょうだぁい・・・、」

 次第に堅さを失っていく男の性器から口を離し、女性は右手に握った肉棒をその口にくわえ込んだ。

「あむっ・・・んんん、んんぅぅ・・・、」

 どこの誰だかわからない男の顔に股間を押し付けながら、女性は堅い肉棒に舌を絡ませ唇全体を使いズルズルと扱き上げていく。

「んふっ・・・ん・・・ぁぁん・・・、」

 鼻から甘い吐息を漏らしながら見ず知らずの男の分身を丹念に舐めしゃぶっているその女性の名は鈴木朱美・・・。

 世間知らずで貞淑な妻であり母であった朱美が、歪んだ欲望の持ち主の夫、市郎によって淫靡極まりない調教を受けさせられてから、もう二ケ月が過ぎる。黒川という男によって施された調教と肉体の改造によって、セックスに関して極めて奥手で正常位以外の体位も知らなかった朱美は、男なら誰でもいいセックス狂いの淫乱女へと変貌を遂げていた。

 特定のキーワードによって淫乱モードへと切り替わる朱美は、ふだんは以前と変わらない生活を送っている。しかし、ひとたび耳元でそのキーワードを囁かれると、そこがどこであろうと周りに誰がいようと、自ら進んではしたない姿を晒し性欲を満たすことだけしか考えられない露出狂の淫らな女と化してしまうのである。

 それがなければ片時もいられないとでもいうような様子で両手に握った肉棒を扱きながら別の男の屹立をピチャピチャと舐めしゃぶる今の朱美の姿からは、フェラチオという言葉すら知らなかった、かつての朱美を想像することはとてもできなかった。


「ぁぁ、朱美・・・、」

 朱美の白い裸体が蠢く一角から数ブロック離れたところに、シートに身を沈めて股間の一物を扱き続けている一人の男がいた。男の視線は正面のスクリーンではなく、男たちの影に囲まれた朱美の裸体に注がれている。この男こそ、朱美の夫で朱美をここへ連れてきた張本人、鈴木市郎だった。

 妻が"教育"という名の調教から戻ってきて以来、市郎の屈折した欲望は止まるところを知らず、理想の淫乱女へと変貌した妻にあらゆるところで男の体を貪らせ淫蕩の限りを尽くさせていた。

 カップル喫茶やハプニングバーはもとより、黒川から紹介された会員制の秘密バー、巨漢の外人がたむろする乱交クラブなどへも出入りし、この二ケ月で朱美が相手をした男は数え切れないほどだった。満員の電車内や白昼の公園、男性客ばかりの温泉やサウナ、ジャグジーなど、公衆の場でさえも、市郎は朱美にその痴女ぶりを晒け出させていたのである。

 時には巨大な逸物を持つ黒人男性何人をも相手に、時には浮浪者や女性までも相手にして、淫乱モードのスイッチが入った朱美は恥辱の限りを尽くしその淫らな姿を夫に見せ続けていたのだった。


 そしてこの成人映画館もまた、この夫婦の屈折した欲望の発散の場の一つであった。

 市郎は家から出る時はいつでも、朱美にごく普通の30代の主婦らしい格好をさせて出掛ける。この日の朱美もここへ来るまでは清楚な柄のセーターにスカート、無地のコートという普通の姿だった。まだ淫乱モードへと切り替わっていなそ朱美が恥じらい躊躇うのを強引に館内に連れ込んだところで、市郎はその耳元に囁いたのだ。

「・・・×××、」


 この二ケ月の間に市郎が知ったのは、この言葉を囁かれるまでの朱美はいわば強烈な性欲を理性でかろうじて抑えている状態で、キーワードを聞くことによってその理性の"たが"が外れてしまうらしいということだった。淫乱モードに入っている時の出来事をすべて覚えているのはもちろん、その感じやすく濡れやすい朱美の肉体は平常時でもなんら変わりはなかったのである。

 だから平常時の朱美が口ではいやがり恥じらっていても、それは理性がそうさせているだけであり、朱美の肉体はこれから起きることへの期待で熱く火照り、乳首は堅く尖り、股間はしとどに濡れているのだった。

 この日も映画館の通路でそのキーワードを囁かれたとたん、朱美はその瞳をキラキラと輝かせ、着ていたコートを素早く脱ぎ捨て市郎に手渡すと、夫の望むことがわかっているとでも言うように唇を舐め腰をくねらせながら客席へと向かったのだった。


 いつものことだが、その後はもう、市郎が手を出したり口を挟む余地など全くなかった。

 朱美は暗がりの中で人影もまばらな客席の一つに身を沈めると、いきなりセーターを捲り上げ、ホルモンの投与によって肥大化した乳房を色気たっぷりに揉み始めたのだ。片手で乳房を持ち上げ自分の乳首に舌を這わせながら、片脚を前の座席に乗せて腰を揺らしながら股間を擦っている女の姿に、周囲の客たちが気付かない訳がない。

 最初のうちは遠慮がちに横目でチラチラと見ていた男性客たちも、朱美がどうやら一人で、しかも本気で興奮しているらしいことに気が付くなり、一人、また一人と朱美の近くにじわじわと近づいていった。そんな男の一人に向かって朱美は妖しく微笑んで手を伸ばし、その股間から引き出した肉棒をいきなり口に含んだのだから他の者たちもたまらなかった。

 その後は堰を切ったように一気に4、5人の男たちが朱美の身体に群がり、性器を手に握らせる者、嫌がらないどころか自ら身をくねらせて協力することを知って着ている物を一枚残らず脱がせる者たち、そして乳房にむしゃぶりつく者、股間に顔を埋める者と、それぞれの欲望を朱美の肉体にぶつけていったのだった。

 朱美の巧みな舌技に男が達するとすぐにまた他の男に入れ替わるというように、朱美の周囲には暗黙のうちに順番待ちの人垣ができ、静かな館内でそこだけが異様な熱気に包まれていったのである。


「・・・くっ、朱美ぃ・・・、」

 最近の市郎は、自分も参加して男たちと共に妻を嬲るよりも、見ず知らずの男たちに寄ってたかって慰み者にされる妻の姿を、一人の傍観者として見ることの方により強い快感を感じるようになっていた。その淫らに改造された肉体を自ら進んで男たちに晒し、男の肉体を貪欲に貪る妻の姿を見ながら自分の分身を扱き、男たちに凌辱され尽くした妻の体を二人きりになった後で子細に調べ最後にその肉体に熱い精を注ぐことに、市郎は至上の快感を感じるようになっていたのだ。

 それは市郎の欲望がより屈折し、暗い領域に入りつつあることを示しているのかもしれない。

 市郎の視線の先で、朱美の下半身に顔を埋めていた男が立ち上がった。かつての朱美からは想像もつかない熱心さで舌を絡ませていた肉棒から口を離した朱美の、艶っぽく喘ぐ声が聞こえる。

「はぁぁん、入れてぇぇぇ・・・、オマンコもうグチョグチョなのぉ。チンポ突っ込んでグチュグチュ掻き混ぜてぇぇ・・・あ、んぐっ、」

 男が再びその口に性器を押し込んだのだろう、朱美の喘ぎ声がくぐもった呻きに変わった。そしてその下半身を抱えた別の男が、ゆっくりと腰を動かし始める。


「ふっふっ、あんたもあの女がお目当てかい?」

 その時である。いきなり背後から声をかけられ、市郎はびくっとして後ろを振り返った。

「へへっ、こんなところでチンポおっ立ててないで、あんたもあそこへ行ってきたらどうだい? もっとも、しばらく待たなきゃ順番は来ないだろうがね。」

 ヒッヒッヒッと、いやらしく笑う声・・・。

 スクリーンの明かりに、背の低い小太りの男の顔が照らし出される。およそお洒落とは縁遠いだらしない服装に、明らかに何日も洗っていない禿げかけた頭に張り付いたようなまばらな髪・・・。40代の後半か50過ぎか、いずれにしてもどう見ても朱美が一番嫌うタイプの男であることは間違いなかった。

「この映画館に時々とんでもない色狂いの女が来るって噂は本当だったんだな。あんたもその噂聞いて来たんだろう?」

「は、ええ、まぁ・・・、」

 さりげなく股間の屹立をスラックスに隠し曖昧な答えをする市郎に向かって、男は妙に馴れ馴れしく話しかけてくる。

「ありゃぁとんでもない女だねぇ。俺ぁ、今日は一番乗りで口でイかせてもらったけど、すげぇぜ。あの女となら、何度でもできるな。ほら、一度イッたのにまだこんなになったままだ。」

 市郎は思わず息を呑んだ。目の前の暗がりに恥ずかしげもなく差し出された男の一物は、その体格には全く不釣り合いな長さと太さを持った巨大な逸物だったのだ。


 どうやら男はこの自慢の分身を、今日一番に朱美に味あわせたのが自慢なのらしい。男は市郎の反応に満足したように口元を歪めると、声を潜めてそのヤニ臭い口を市郎の顔に近づけた。

「ここからじゃ見えないけど、あの女、すごいんだぜ。スイカみたいにすげぇでけぇチチに、・・・なんていったかカネの輪っか・・・、」

「・・・ピ・アスですか?」

「そうそう、それだよ。」

 男はしたり顔で頷き、市郎の目の前に人差し指を突き出す。

「この指の先くらいでかい乳首に、その・・・ピアスを二個も付けていやがるんだ。」

 男の目が興奮にギラギラと光り、ズボンから晒け出したままの一物がグンと反り返る。市郎の脳裏にその巨大な肉柱が妻の体を貫くシーンが浮かび、スラックスの下の分身がいっそう堅さを増した。

「はっきりとは見えないけど品の良さそうな顔してるみたいなのに、体はとんでもない変態ときたもんだ。服脱がす時にオメコも触ったけど、毛がなくてツルツルなんだぜ。そのツルマンからビラビラはみ出したヒダにも幾つもわっかを填めてるんだ。信じられるかい?」


 男はヒヒヒと下品に笑い、いやらしく唇を舐める。

「へぇ、そりゃすごいですね。」

 適当にあいづちを打ちながら、市郎は考えていた。

 もしこの館内がもう少し明るかったら、男はもっと驚くものを見ることができたに違いない。そこに本来あるべき翳りを永久に失い童女のように滑らかになった朱美の恥丘には、代わりに縦に走る淫裂を境にして極彩色の"淫"、"乱"の二文字がくっきりと刻み込まれていることを・・・。

 しかも包皮を切除されて紅玉色の先端を剥き出しにされた朱美の肉芽は、乳首並に肥大しその根元にも小さなリングピアスが通されているのだ。

 市郎は館内の明かりをすべて点け、淫らに改造された妻の肉体をここにいるすべての男たちの目に晒してやりたい衝動に駆られていた。そして恐らく今の朱美自身も、市郎と同じ望みを持っているに違いのだった。


「お、また誰かがイッたな。」

 暗がりの中で朱美を取り囲む人影に動きが出る。どうやら朱美の秘肉を犯していた男が早くも達してしまったらしい。

「ふふん・・・、どれ、それじゃ俺も今度はマンコの順番待ちでもするかな。」

 股間の逸物を自慢げに揺らしながら、男がニヤリと笑う。

「ふふ・・・ん、まてよ、」

 ふと何かを思いついたように、男の口元がいやらしく歪められる。

「へへっ、そうだ。あれだけいやらしい体をした、色狂いみたいな女だ。きっとケツもイケルよな。俺のコレが収まるかどうかはわからないが・・・、な、あんた、どう思う?」

「どうって言われても・・・、」

 自分より頭一つ以上背の低い男の顔とその股間にそそり立つ巨大な肉柱を見比べる市郎の胸に、暗い炎がメラメラと燃え上がってくる。

「そうですね・・・、たぶん大丈夫じゃないですか。あなたが言うように、どうやら男なら誰でもいい、とんでもない変態女のようじゃないですか。きっと体中の穴に男のモノを突っ込まれたいに違いないですよ。尻の穴だって今までに何人、いや何十人の男に突っ込まれているかわかったもんじゃないでしょう?
 きっとそっちの方も使い込まれてガバガバになっていますよ。」

「そうだ・・・うん、そうだな。」


 ほとんど無意識のうちにだろう、市郎の言葉に頷く男の手は股間の巨大な一物に伸び、先走りの汁を溢れさせるそれをヌラヌラと扱き上げていた。

「よし、行くか。・・・あんたはどうする? 一緒に行くか? あの女の体にザーメンぶちまけたくないのか? まさか見ているだけでいいってわけじゃないだろう?」

「あ、え、ええ・・・、」

 男に促され、市郎はのそりと席を立ち上がる。朱美を取り囲む列に加わるつもりはないが、市郎は淫らに乱れる妻の姿をもう少し近くで見てみたいと思っていた。

「どうぞ、お先に。私もすぐに行きますので。」

 緩めたベルトを締め直し乱れたスラックスを直すふりをする市郎を、男が笑って眺める。

「ははっ、どうせすぐにチンポ出すんだ、そのままにしておけばいいものを。ま、最初はみんなそんなだがね。」

 スクリーンの明かりに浮かび上がった男の顔がいやらしく笑っている。男は市郎に向けて片手を上げると、剥き出しの分身を扱きながら男たちが群がる一角へと向かった。

 朱美を取り囲む男たちの輪には、また動きが出ているようである・・・。


『は、あ、あああ・・・、あなた、ごめんなさぁい・・・わ、私もうダメぇ・・・、』

 スクリーンの中では主人公の人妻が、三人もの男たちに同時に責められながら夫に電話をかけさせられるシーンが繰り広げられていた。

『イ、イ、イイの・・・ぁぁぁ、チンポがイイィィ・・・、あ、あなたぁ、私チンポがないと駄目な女になっちゃったのよぉぉ・・・、』

 乳房を揉みながら女の耳を舐め回していた男が、耳元で何事か囁きゲラゲラと笑う。人妻は濡れた瞳を妖しくきらめかせて細めると、受話器に向かって男に囁かれた言葉を繰り返した。

『はぁぁん、あなたぁ、すごく気持ちいいのぉぉ・・・、二本のチンポ・・・ぁぁぁ、あなたのよりも何倍も大きいチンポがぁ、オマンコとお尻をズンズン突いているのよぉ。』

 全身に鮮やかな刺青を施した二人の男に挟まれて体を揺らす人妻の耳に、男はニヤニヤ笑いながらまた何か囁く。

『ぁ、ぁぁぁぁ・・・、』

 人妻の瞳が泣き腫らしたように赤く染まり、口元がだらしなく緩む。

『お、お、おケツの穴ぁぁ・・・おケツの穴よぉぉ・・・おケツの穴もマンコの穴も、ぶっといチンポで拡げられてどっちもすごくイイのぉぉ・・・、もうこのチンポじゃないと私駄目ぇぇ・・・、もう、あなたのじゃユルユルで感じなくなっちゃうぅぅぅ・・・はぁぁ、私の体、このぶっといチンポ専用に変えられちゃったのぉぉ。私、この人たち専用の精液便所になっちゃったのよぉぉぉ・・・、ぁぁぁん、ドロドロザーメンでお腹がタプタプになっちゃうぅぅぅ・・・、』


 受話器の向こうで人妻の夫がどんな顔をしているか、市郎はその姿が目に浮かぶような気がした。妻の狂ったような喘ぎ声を聞きながら、夫は自分の分身を激しく扱き暗い欲望を吐き出しているに違いないのだ。

 市郎はスクリーンの中の人妻の姿が自分の妻の朱美に、そしてその夫が自分自身にだぶって見えていたのである。


「あ、朱美・・・、」

 ほとんど誰にも聞き取れないような声で市郎が呟く。市郎が少し遅れて男たちが取り囲む一角へ近づいた時、さっきの小男が今まさにそそり立つ肉棒を朱美の尻に突き立てようとしていたところだった。

 男たちに全裸に剥かれた朱美の肌が汗と男の体液でヌラヌラと光っているのが、スクリーンの明かりに妖しく照らし出される。朱美はシートに浅くかけた若い男の腰に跨がったまま、前に立つ男たちの肉柱を両手に握り締め、さらに別の男の物に舌を這わせていた。

 若い男の分身を蜜壷の奥深くにくわえ込みウネウネと揺れる尻を抱えた小男が、自慢の巨根で朱美の尻の谷間をなぞり上げている。

「へっへっ、どうだい? 後ろにもコレが欲しいんじゃないのか? お前みたいな変態女は、どうせこっちも使い込んでいるんだろう?」

 朱美の耳元に口を寄せ、禿げた小男が囁く。暗がりでも見分けられる、生理的に受け付けなかったはずの容姿の男を、首を捻って振り向いた朱美は濡れた瞳でうっとりと見つめた。

「あぁぁ、ちょうだいぃぃ・・・、こんな私の穴でよかったらどこでもどんどん使ってぇ。お尻もイイのぉ・・・ウンコの穴もオマンコと々で、チンポ突っ込まれるとすごく感じちゃうのよぉぉ・・・、」

 何本もの肉棒をくわえこんだ生臭い匂いがプンプンとする朱美の口に、小男のヤニ臭い唇が重なる。ピチャピチャと卑猥な音を立てて舌を絡ませながら、男は股間の逸物を朱美の尻穴に突き立てた。


「は、ぁぁん・・・い、入れてぇっ! ケツの穴にぶっといチンポ突っ込んでぇっ! ・・・あっ、ああああっ、あぁぁぁーーーーーっ! すごいぃぃぃーーーっ、イッ、イイィィィーーーーーッ!」

 映画の音声以上に大きな朱美の喘ぎ声が館内に響きわたる。それと同時に、朱美の前に立っていた男の一人・・・太った若い男が低く呻いて腰をガクガクと震わせた。


 ビュッ、ビュッ・・・、ドプドプッ・・・、


 朱美の右手に握られた肉棒から大量の白濁液が噴水のように迸り、朱美の顔と髪に勢いよく降りかかる。

「あ、ぁぁぁぁん・・・、」

 両門を同時に貫かれる快感に身を震わせながら、朱美はだらしなく口を開き舌を伸ばして男の迸りを受け止めた。いかにもオタクっぽい長髪にメガネの脂ぎった男の肉棒を、朱美はゆっくりと扱きながらベロベロと舐め回していくのだった・・・。


「はぁぁぁ・・・あ、あなたぁ・・・、」

 大量の射精を終えて退いた男でできた人垣の隙間からある物を認めた朱美の喘ぎ声に、朱美を取り囲んだ男たちがその視線の先を追って振り返った。朱美は壁際で目をギラギラと光らせながらスラックスから引き出した分身を扱く夫の姿を、暗がりの中から見つけ出したのだった。

「ぅぁ・・・あ、朱美ぃぃ・・・、」

 低い声で呻く市郎の顔を、朱美の菊門を犯す男がニヤリと笑って眺める。

「へへっ、そうかい。あんたこの女の旦那だったのかい。」

 朱美の菊蕾に押し込んだ肉柱を、男は一旦ズルズルと引き抜きまた押し込んでいく。

「はぁっ、ぁぁぁぁーーーーっ! ん、んんんぅぅぅぅーーーーん、すごいぃぃぃーーーーっ!」

 身を仰け反らせる朱美の背筋にベロリと舌を這わせながら、男は市郎の顔を舐めるように見上げた。

「ひひっ、それじゃぁあんた、"そういう"種類の人間なんだね。偶然だな、・・・いやそれともそのつもりで来たのか? 今日の映画の旦那と同じじゃないか。」

 男は顎でスクリーンの方をしゃくってみせる。

「奥さんが大勢の男に好きなように遊ばれ感じまくる・・・、自分の女房が変態女として扱われて犯されまくる・・・、あんた、そういうのに興奮するんだろう?」

「・・・ぅぁ・・・ぁぁぁ・・・、」

 朱美の排泄孔を犯す小男の嘲るような視線、トロンと潤んだ妻の視線、その他大勢の男たちの野卑た視線の中で、市郎は股間の肉棒をクチュクチュと扱き続けていた。


「くくくっ・・・、あんたが言った通り何十本ものチンポで使い込まれているんだろうな。あんたの奥さんのケツ、実にいい具合だよ。ただ、これだけ広がっているとあんたのソレじゃ、イロイロとたいへんだろうがね。」

 男はニヤリと笑って市郎の股間に視線を注いだ。自分よりも頭ひとつ背の低いその男の巨大な逸物に比べると、市郎の分身は大人と子供以上の差がある。

「奥さん? 旦那が見てるぜ。あんたも変態だがあんたの旦那も相当の変態・・・いや、マゾとかって言うのかな。ほら、見てみろよ。あんたがケツの穴にまでチンポくわえこんでよがっているのを見て、あんたの旦那はチンポおっ立たせているんだ。」

「ぁぁぁぁ・・・あなたぁぁぁ・・・、」

 暗闇に呆然と立ち尽くして股間の屹立を扱いている夫の姿を、朱美は口元から涎を垂らしながら見つめた。その耳元に口を寄せ、男があたりに聞こえるような声で囁く。

「奥さん、旦那に聞かせてやれよ。今どんな気持ちなのかさ。あんたの旦那をもっと喜ばせてやろうぜ。」

 朱美の体の下で秘肉を貫いている若い男と、小男は朱美の肩越しに顔を見合わせる。

「さっき見たらこの兄ちゃんのだってかなりデカイじゃないか。自慢じゃないが俺のもかなりのもんだろう? 前と後ろ・・・ひひっ、マンコと尻マンコ、両方のマンコに一緒にデカチンポ入れられた感じはどうなんだい?」

 "尻マンコ"などという卑猥なセリフに反応し、朱美の体がビクンと震える。

 男の言葉に合わせるように、こちらは朱美好みの細面の若い男がニヤニヤ笑いながらひときわ激しく腰を突き上げた。


「はぁっ! ああああああぁーーっ!」

 朱美の首がガクリと仰け反る。

「あ、ぁぁぁん、あなたぁ、見てくださいぃぃぃっ! チンポがいっぱいで気持ちいいんですぅぅーーっ! あああ、私、ザーメンいっぱい飲ませていただいたのよぉぉっ!」

 両手に握り締めた肉棒を、朱美は精液にまみれた顔面にヌルヌルと擦り付けた。

「もう、体中が感じるぅぅぅ・・・ぁぁぁ、この人たちのチンポ、みんなあなたのよりも何倍も大きいんですぅぅぅーーっ。ぶっといチンポがぁ、オマンコと、し、尻マンコをズンズン突いて感じちゃうんですぅぅぅーーっ! マンコも尻マンコも、この人たち専用のチンポ穴になっちゃいますぅぅぅーーっ!」

 意識しているのかいないのか、スクリーンの中の人妻が口にしたのと同じようなセリフを、朱美は喘ぐように叫ぶ。

「ああああ、マンコも尻マンコも、チンポでいっぱいぃぃぃーーーっ! もっともっと突いて欲しいのぉぉっ! はぁぁぁん、みなさんのチンポ穴にザーメンドクドク注いでぇぇっ、チンポ大好きなんですぅぅっ。チンポがないとおかしくなっちゃうぅぅーーーっ! ドロドロザーメン飲ませてくださいぃぃぃーーーっ!」

 最後の方は市郎に向かってというよりも、周囲を囲む男たち全員に向かって、朱美は叫んでいた。両手に掴んだ肉棒をズルズルと舐めしゃぶるその口元に、また別の屹立が突き出され、朱美は一度に二本も三本もの肉棒をその口にくわえ舌を絡ませていく。


「はぐっ、・・・んんんっ! んぐぅぅぅーーーっ・・・!」

 喉奥に注がれる熱い迸りを朱美は夢中になって飲み下し、口元からダラダラと溢れた粘液は男たちの手によってリングが揺れる乳房へと塗り広げられていく。

「くくっ、まったく、ものすごい女だぜ。こんなカミさんを持ったら普通の男じゃ気が狂っちまうだろうが・・・、」

 朱美の尻を犯す小男は、こみ上げる快感に歯を食いしばって耐えながら激しく腰を打ち据えていた。

「ふふっ、あんたみたいな男にゃちょうどいいのかもしれねぇな。女房を見ず知らずの男に抱かせて喜ぶマゾの旦那さんよ。カミさんが俺らにヤられてよがり狂うのを見るのがイイんだろ? ほら、そんな粗チン扱いてばかりいないで、変態女房のめんどう見てやってる俺らに言うことがあるだろう?」

「ぅぁ・・・ぁぁ・・・、」

 乾いた喉に無理やり唾を飲み込み、市郎はかすれた声を絞り出した。

「み、みなさん、うちの変態妻のお世話をしていただいて、あり・・・ありがとうございます。うちの妻はチンポ無しでは一時もいられない淫乱症で・・・ぁぁ、私のこのモノでは満足させることができません。」

 その場にいる全員の、あからさまな欲望にギラギラした視線の中で、市郎の股間の肉棒はまさに今が限界とばかりに反り返っていた。

「こ、こんなどうしようもない淫乱で露出狂の変態女ですが、どうぞ体中の穴にみなさんの逞しいチンポを突っ込んでいただき、濃厚なザーメンをたっぷりと注ぎ込んでやってくださいっ。」


 誰からというわけでもなく、男たちの間から嘲笑が沸き上がる。朱美の尻を貫く小男はこれ見よがしに大きな声で、朱美に向かって声をかけた。

「奥さん、旦那もああ言ってるよ。奥さんのすることに理解のある、いい旦那だなぁ。・・・さぁ、旦那の許しも出たことだ。改めてたっぷり楽しませてもらおうかぁ、な、奥さん?」

 男は野卑た笑いを口元に浮かべ朱美の尻たぶをピシャリと叩き、肉襞の捲り返る菊門をひときわ深く貫いた。

「はぁぁぁ・・・イイィィッ! ん、んぐっ・・・か、感じるぅぅぅ・・・うぐぅっ! 突いて、突いてぇぇぇ・・・チンポくださいぃぃぃっ! んぐぐぐぅぅぅーーっ!」

 喘ぐ朱美の口に何本もの肉柱が突き立てられる。朱美の手や口にありつけなかった者はヌラヌラになった肉棒を乳房やうなじ、太股にまで擦り付け、その欲求を満たそうとしていく。

 朱美を取り囲む男たちは、まるで餌に群がるハイエナのように、一斉にその欲望を朱美の肉体にぶつけようとしていた。

 そして、朱美の二穴を犯す二人の男はそのピッチを急速に上げていった・・・。


「ハァァァ・・・、イイィィィーーーーッ・・・あぅぅぅーーーん・・・ぁぁぁぁ・・・、」

 異様な熱気がひなびた映画館の一角に立ち込め、今や市郎の存在に気を配る者すらもいなくなっていた。

 何人もの男たちが次々と熱い精を迸らせ朱美の裸体を白濁液まみれにして入れ替わっていく中で、朱美の腰を突き上げていた若い男もまた獣の咆哮を上げていた。そして後門を突く小男もまた・・・、

「ぅぉ・・・イク、イクぞぉぉぉ・・・、おおおおお、おぁぁぁぁぁーーーーっ!!」


 大量の迸りが、朱美の肉体をその望むままに満たしていく。一度や二度達しても男たちの肉棒は衰えることなく、場所を入れ替わってまた朱美の肉体に欲望のはけ口を求めていた。

 これこそが朱美と、その夫市郎の望んだ状況だったのだろうか。

 数え切れないほどのエクスタシーを味わった朱美の裸体は汗と男の体液でヌメヌメと光り、暗闇の中でまるで真珠のように輝いて浮かび上がっていた。


 そして、そんな男女の体液が入り交じるすえた匂いの漂う中で、市郎がコンクリートの床に精を迸らせたことになど気づく者は誰一人としていなかった。そう、妻の朱美でさえも・・・、


 スクリーンの中では、現実ともフィクションともつかないストーリーが、ようやく終わりを向かえようとしていた。


[END]