孔雀の羽模様の由来


イオという女性がいました。彼女はゼウスに見初められ、彼と交渉をもったはいいけど、ヘラの嫉妬を買ってしまいます。そこでこれはヤバイと感じたゼウスは、イオを牛に変えました。イオ牛は各地をさまよい、アブにいじめられたり散々な目に会います。罪作りなゼウスです。神様に罰してもらいましょう(って、ゼウスが神!>自分)

さて、そのイオは、一時期ヘラによって牛の姿のまま軟禁されていました。ヘラは、ゼウスがまた会いにくるのではと心配し、見張り役にアルゴス(Argos)という怪物をあてがいました。コイツは強敵ですよ。なんたって目が100個もついてるんだから! そのうち何個か眠るとき瞑っても、他の何個かの目はきっちり開いて監視を怠りません。

でも、一方のゼウスも一応イオを助けてやらねばと言うわけで、ヘルメス君に頼んでイオ救出に向かわせました(自分でやらないところがゼウスの小心さを伺わせます)。まあ、頼まれたらなんでもやります有能青年ヘルメス、百目怪物アルゴスが居眠りしてる隙にイオを無事救出、アルゴスも退治してしまったのでした。

でもねえ・・・このアルゴス、ヘラ奥様のお気に入りだったんですよー。

こりゃ、まずいっす、と思ったヘルメス君、ヘラのもとにアルゴスの亡骸を持ってきます。

「ゼウス様に命ぜられて退治してしまいました、しゅみましぇん・・・」

そのときの様子が次の絵。

Jacopo AMIGONI (Italian, 1682-1752)1732年 
「ジュノ、アルゴスの首を受け取る(Juno Receiving the Head of Argos)」

羽根つき帽子や羽根サンダルから右手はヘルメス。中央の尊大な感じのご夫人がヘラです。

お気に入りの怪物アルゴスをやられちゃったヘラ奥様。アルゴスの百目を別のお気に入りの鳥につけてあげます。その結果が、クジャクの羽模様となりました。絵の左手に見えますね。

ところでこの絵の空から見てる翼をもった女性は一体誰だろう?





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