Cycle of Violence (3)


今日、ケーブルテレビの「スーパーチャンネル」という枠で、「燃えよカンフー」
第30話をみました。

デビッド・キャラダイン主演「燃えよカンフー」

テレビドラマです。印象は3流っぽいです。でも、僕は高校から大学のころ 大好きな番組でした。主人公はアメリカ人です。が、子供の頃、中国におり 少林寺の寺で育ちます。そこで中国拳法のスピリットを会得、その後、アメ リカに戻ります。当時のアメリカは西部劇の世界!西部劇の舞台装置に中国 拳法のスピリットを体現するアメリカ人のデビッド・キャラダインがロード ムービー的にあちこちと渡り歩き、その町々でいろいろな出来事に遭遇。そ れを解決しては、また別の町に渡り歩いていきます。むちゃな東洋趣味もな ければ、誤解に満ちた東洋描写もありませんでした。映像は汚いし、どこと なく埃っぽいけど見たあとすがすがしい気持ちになるテレビ番組でした。主 人公が非常に礼儀ただしく、常に落ち着いて自分を甘やかさず、どのような 場合でも善を求めるところが見ていて気持ちがよかった。

ブルース・リーの「燃えよドラゴン」がヒットしたのでできたTVドラマと 思われますが、内容は内省的で、深遠だったように思います。もっと評価さ れてよいドラマだと思います。

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この30話、タイトルは見そびれました。でも、偶然ふと見はじめ、どんどん 引き込まれたのでした。次のようなストーリーでした。

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舞台は西部のとある町。
そこにふらりとやってくるケイン(主人公の中国育ちのカンフー使いのアメリカ人)。

この町には東部の企業が工場を建てたのを受け、その企業主導で鉄道が引かれている。
10数年前にすでに鉄道は開通。
だが、その鉄道建設によって、土地を没収された人々がいた・・・

その人々は、自分の力で土地を耕し、家畜を育てていた。
その生活の基盤となる農地を東部の企業が突然やってきて没収!
農民たちは山にこもって反対闘争に入っている。
すでに完成している鉄道の管理局の者たちに、不法に攻撃を続ける元住民たち。
不法闘争の形で、いかに自分たちの農地没収が不当なことであったのかを訴えている。

物語は、抵抗派VS.鉄道会社のお雇いガードマン一派の対立として描かれています。
いわば抵抗派=パレスチナ人、ガードマン=イスラエル軍の図式。
これはこのドラマの見方としてあながち間違いではないと思います。

で、話は主人公ケインが鉄道会社お雇ガードマンのところにお世話になるところから。

このガードマン、ちょっと善良そうにみえる。
そこに抵抗派グループが鉄道施設破壊に来ます。
銃撃戦。
抵抗派の若者が負傷します。抵抗派は撤退し、山に引きこもる。
だが負傷した若者は治療に急を要する状態。
主人公ケインは、その若者を連れて町の医者に行きます。

もちろん、医者のところで治療をうけた若者もケインもガードマン一派につかまります。
そしてケインはリンチにあいます。
「抵抗派の連中は、山の中のどこにいるんだ?」と尋問・リンチ。

そのとき、主人公のケインは中国時代を思い出します。
「攻撃するときは勝たなければならない。守るときには生き延びねばならない」
リンチに対して、今は守るとき!と防衛に徹します。

そうしてリンチに堪えきるケイン。
そのケインのもとに鉄道会社の社員が来る。
抵抗派たちの犯罪(というか鉄道会社自身が作ったような法律に違反しての違反)は恩赦にしてやろうとのこと。
このときのいやらしい社員が、どう見ても若い時のハリソン・フォードにしかみえないんだけど。

あとはガードマン一派とテロリスト一派の確執による銃撃戦その他です。
双方の暴力の応酬の末、両者の痛み分けの形で終結。
抵抗派には新たな土地を提供するという譲歩が得られて終わります。

「こんなに時間を置いて土地を与えられても農民としてやっていけるのか分からない」
抵抗派の長老的人物がそう呟いてドラマは終わるのでした。

***

このドラマは、短絡的に抵抗派は違法者ゆえに叩き潰せばよい!という論理を完全にバカにしてます。
アメリカのテレビ番組でしたが(笑)。
もともと、抵抗派がなぜ違法行為をするか、その原因を真剣に思いやらなければ、暴力が循環するだけで、真の解決には至らないというのがテーマだったのだと思います。

*****

一度父親に殺されシチューにされた少年、しかし神々に救われた少年ペロプス。
ペロプスは成人した。
美しい青年だったと言う。
神々に蘇生させてもらい、より美しさに磨きがかかったとも言う。

青年になったペロプスはペロポネソス半島中部にある王国の王女ヒッポダメイアに恋をする。
ヒッポダメイアもペロプスに一目ぼれだったとも言われている。

二人は互いに惹かれあい、めでたく結ばれた・・・となれば何も問題はなかった。

問題はヒッポダメイアの父親だった。
その国王はオイノマオスと言う。
オイノマオスは、娘のヒッポダメイアに言い寄る男たちをことごとくはねつけていた。
何故か?
理由は2つあるとされている。

・娘ヒッポダメイアを溺愛していたから
・娘と一緒になる男に殺されるという神の宣託があったから

では、どのようにしてヒッポダメイアに言い寄る男たちをはねつけていたのか?

・求婚者VS.娘の父で競馬競争をする。
・馬に引かせた戦車に乗って、ある地点まで先に到達した方が勝ち。
・求婚者はヒッポダメイアを乗せ、先に出発。
・オイノマオス王は、約30分後出発。
・目的地に着く前に王に追いつかれたら求婚者の負け。
・最後まで行けたら求婚者の勝ち。
・負けた求婚者は、即、打ち首! 晒し首!

これまで12人、ヒッポダメイアかぐや姫に求婚し、オイノマオス王に敗れていました。
町で晒し首になっています。
では、なぜオイノマオス王がそんなに強かったか?
ビーナス奥様の愛人であり戦いの神であるアレスの馬と武具をつけた馬車だったからだそうです。
(ビーナス奥様、久しぶりの登場!)

そのヒッポダメイアにペロプスが恋をした。そしてヒッポダメイアも彼に。
父親と普通に競争をしたら負ける確率が高い。

ペロプスはどうするか?
ヒッポダメイアはどうするか?

二人とも「排除する!」の答えを選んだのでした。
ミュルティロスという王の馬車の御者を仲間に入れて。

ミュルティロスを抱き込み、王の車輪に細工をする。
ミュルティロスを抱き込むときの条件は次。

・オイノマオス王が死んだあとは、国土の半分をミュルティロスに分ける
・ヒッポダメイアの初夜の相手になってよい

ミュルティロスは密かに長年ヒッポダメイアに想いを寄せていた。
だから第二の条件には、どうしても抵抗できなかったのだった。

さて勝負が始まる。

王の馬車がもう一息でペロプスとヒッポダメイアの馬車に追いきそうになる。
だがそのとき、王の馬車の車輪が外れて、王は転落!
王は馬車に何メートルも引きずられつづけ、重症を負い、後に死亡。
死ぬ寸前に、オイノマオス王は、ペロプスに呪いをかけたという。

こうして、ペロプスとヒッポダメイアは結ばれた。

あと残る、邪魔者は・・・


 



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