masochism


言わずと知れた「マゾ」のことです。Mのことです。日本アダルト小説界では、もはやこの概念なしでは一編の物語すら書けないほど、重要かつ必須の要素となっています(ホントかぁ?)

でも、なぜ「マゾズム」なんでしょ?「マゾズム」とはなんで言わないんでしょ?(ちなみに、英語の発音では「マサズム」ですが(笑))

この言葉を覚えたのが、「SM」とか「サド・マゾ」とかが最初だったものですから、「マゾ」から派生する語は「マゾ・イズム」であるべきで、「マゾヒズム」は誤用だなんて思ってました。アホですね。SMの世界には足を踏み入れる資格すらありません(笑)
 
で、知ってる人も多いでしょうが、この用語のもとになった作家の名前に「」の音が由来するんですね。
その名も、レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホ (Sacher-Masoch, Leopold von 1836-1895)。そのマゾッホに由来するんで「」がはいる。

どんな点でこの小説家が「マゾ」の由来になったかというと、こいつの書いた「毛皮を着たヴィーナス」って作品がもとらしいのです。その「毛皮を着たヴィーナス」のあらすじは?というと…
 

美しい妻を持った夫が主人公で、その夫は妻に男を挑発するような服装をさせて連れ歩いたり、男を誘惑させたりを繰り返する。
で、しまいには、ギリシャ人の男が出てきて、そいつに妻を寝取られ、自らを苦境に陥れつつ、さらにひどい嫉妬心に悩まされつつも、
その状態にいいようのない興奮を覚える…

とかなんとかいうものらしいです(って、実際には読んでないんです)。この話し、ドッかで読んだような…ていうか、そっくりですね。ここで紹介しているwife物の話の一部に。匿名でネットワークにこんな話を書いて流している男たちは、このマゾッホの子孫たちということなわけです。奥が深かったんですね。

さて、この精神的SM関係で物語を見てみますと、次のような基本構造が見えてきます。

絶倫男>愛しき妻>間抜け亭主(ただし>は支配関係を現す。「X>Y」で「XはYを支配する」)

絶倫男は、妻を自由に扱います。ほとんど物のように。
で、妻は夫に命令したりします。「あそこをお舐め!きれいにしなさい」って。
時には、夫は絶倫男に、「俺のチンポをきれいにしろ」って言われたりもします。

絶倫男が妻を離さないのは、性欲の捌け口として便利だから。便利な道具として。これは自明ですね。
妻が絶倫男を離さないのは、これはもちろん、セックスの相手として最高だからです。
心から情夫に惚れ込んでいると、もっとキツイ状態が夫を待ちうけています。

じゃあ、夫が妻を見捨てないのは、なぜなんでしょう?

どうしようもなく妻を愛しているから。 それが答えでしょうね。たぶん。

じゃあ、妻はなんで夫を捨てないんでしょう? useless cockとか言ってるのに。

妻のかなり残酷な心象風景が見えてきそうです。



参考サイト
gooでマゾッホ関係をいろいろ探しましたが、 獨協大学のこの学生さん のが分りやすかったです。このページに写真が出ている傘を振り回しているオバサンが怖いです。