男はすでに上半身裸にされていた
うつ伏せになってベッドの上にいる
女は男の横に座った
まずは軽いタッチ
爪で男の背中を引っ掻いていく
引っ掻いたところに赤い跡すら残さぬ軽いタッチ
女は、男の腕に鳥肌が立っているのが見えた
男は目を閉じ、溜息をついている
だが、次第に女の爪に力が込められていく
女の爪が肌に食い入る
男はわずかに体をくねらせた
「じっとしていなさい!」
片手で男の首根っこを押さえ、女が命令した
男は体をくねらせるのをやめる
それを受けて女も手をよける
「もう充分?」
女は男の耳元に囁いた
頷く男
女は、男の背中に残った赤い傷跡に唇を寄せた
肩先からゆっくりと下方へと唇が這っていく・・・