彼女を見つめた
真向かいに座ってる彼女
私と彼女はよく似ている
入れ替わってもいいくらい
彼女の後ろには彼がいて、背中を触っている
彼のマニュキアをした長い爪
その爪が優しく彼女の皮膚を引っ掻いている
目を閉じている彼女
純粋に快感を感じている表情が浮かんでいる
私の手には、悪魔的な黒い鞭
じっくりと見てみる
私には似合わない
私の柄じゃない
ためらいがちに、鞭を向けてみた
鞭の先で彼女の首筋を撫でた
彼女は目を閉じ、くつろいだまま
その反応に勇気づけられ、私は彼女の肩からあごの下へと鞭を動かした
そして、さらに、胸の間へと撫で降ろす
再び、ためらいを感じ、鞭を引っ込めた
でも、恐る恐る、また鞭を差し出し、優しく胸を撫でてみる
彼女は、まだ、目を閉じたまま
彼女の立場になったらと想像してみた
ドキドキする自分がいた
彼女になりたいと思った
目を閉じたまま、官能的な手で背中を触れられ、見ず知らずの人に鞭で触れられる自分
突然、頭の中にイメージが浮かんだ
目隠しをした彼女を、体を開かせたまま、ベッドに縛り付ける
そして、彼女の上にまたがっている自分
彼女が欲しい
彼女になりたい