女は布を口に噛んでいた
間に合わせの猿轡の中、喘ぎ声を上げていた
男は今、女の後ろにいる
激しく女の中に出し入れをしている
女の背中と尻に残る赤い鞭跡を男の両手が這い回る
女の目からひとりでに涙がこぼれていた
鞭跡を触られるたびに、新たに涙が頬を伝わった
女は男の手を感じていた
出し入れの動きに合わせて、男が指を女の尻に入れている
もう一方の手は前に回って、クリトリスを擦っていた
男に繰り返し貫かれる喜びに、女は背を反らし、尻を突き出す形になる
動きがあるたびに、もっと奥へと男を求めて
男に後から押され、女はテーブルの端が腹部に食い込むのを感じる
突かれるたびに、バランスがずれて、右へ左へと重心が変わる
男に踊らされているのを感じる
女は登りつめていた
体じゅうを襲ってくる快感に意識がはっきりしなくなる
はっきりしているのは猿轡の中から出している自分の淫らな声だけ
絶頂に差し掛かったとき、突然、男が動きを止めた
貫いていたものが抜けていく
擦りあっていた肌が離れていく
体じゅうの筋肉がひくひくと痙攣している
性の発散の間際に中断されたことで、全身が硬直したまま
もうすこし
女の体は、その全身が叫び声をあげていた
もう少しで!
ギリギリまで高められた女の体は、指一本触れただけで、絶頂を迎えられるだろう
だが、男は女に触れなかった
猿轡の中、女は不満を訴えた
発散できなかった苦しみに満ちた、低いうめき声が長々と続く
男にされた最も激しい鞭打ちよりも、これは酷い
絶頂まであと一息だったのに・・・