女は、二人に視線をとらえられた
じっと見詰めあう
二人との距離が狭まる
これは、これまでもしたことがある
すでに、これをするのは、ほぼ、儀式的と言っていい
二人は部屋の向こう側
二人は服を着たまま
女は全裸
二人の方を向いて、ひざまずいている
「猿轡!」
女王様が命令した
女は、近くのテーブルに手を伸ばし、ボール状の猿轡を取り上げる
注意深くそれを口に嵌め、頭の後ろでバックルを留める
「目隠し!」
ご主人様が命令した
またも女はテーブルに手を伸ばし、大型の黒い目隠しを取り上げた
自分の目に覆い被せ、自ら視界を閉ざす
「両手を首の後ろに!」
女は、足音が自分に近づいてくるのを聞きながら、頭の後ろ、両手の指を固く握り合わせた
厚手の皮製の手錠が女の頭の後ろ、きつく拘束される
誰かの手が女の手錠をつかんだ
持ち上げられて、立たせられる
多分、ご主人様の手
両腕を上に掲げられ、天井にあるフックに掛けられた
足先がかろうじて床につくほどに、高く吊るされていく
誰かの手が伸びてきて、乳首をつねられた
痛い
女は、体をくねらせ、猿轡の中、よがり声を上げた
背後で鞭がぴしゃりと鳴る音が聞こえる
次に何が来るか、女には分かっている