女は小さな声で尋ねた。
「望みがあります、ご主人様」
「なんだ?」
「私の手足の縛りを解いて欲しいのです。
それから仰向けに横になっていただきたいのです。
私の口、手、あるいは他のどの部分でも、あなた様がお好きな部分で、あなた様にご奉仕いたしたいのです。
どうぞ、私にお許しをくださいませ」
男が自分の望みを認めてくれるように願いながら、女は懇願した。
男は行動で返事をした。
長い間、拘束されていた女の足を、横木から解放する。
手首を縛り付けていたロープを引いて緩める。
女は解放され、心の中で安堵の溜息を漏らし、硬くなった筋肉をほぐす。
「みずからを塞ぎ続けよ」
命令が飛んだ。
即座に、女は両手を下半身に当てた。
ひりひりした痛み。
だが、気持がよかった。
男は拘束具をベッドから払いのけていた。
「ご主人様、私はあなた様のお喜びのために用意されております」
しっとりとした女の言葉。
「ああ、その通りだ。そうしなさい」