女はデスクで仕事をしていた。
その背後から男が近づく。
男は、両手で女の両肩をずっしりと重く抑えた。
女は驚き、ハッとした。
男の体が邪魔をして、ここの様子は外からは見えない。
女は男を見上げ、微笑み、客との電話を続けた。
男は、手を動かした。
片手で女のうなじを強く押さえる。
もう片手は女のセーターを降りていく。
乳房を押さえ、強く揉む。
女は柔らかな溜息を受話器にもらす。
「どうかしましたか?」
客が、女に訊いている。
息を荒げて、女は返事をつぶやく。
男の手は、今度は、女の体をさまよい歩く。
スカートを腰まで引き上げ、下着の中に手を滑らせる。
女は受話器を片手で塞いだ。
「やめて!」
男に小さな声で言う。
この女の態度へのご褒美に、男はクリトリスをきつくつねった。
客はだらだらと話を続けている。
男の仕打ちに反応して、女は自然に体の位置を変える。
椅子の背もたれに寄りかかり、腰を前に出すように座り直す。
自然な声で会話しようと努めながらも。
男は、邪悪な笑みを浮かべて女の後ろに立っていた。
そして、素早く手を引き抜いてしまう。
そして、素早く立ち去ってしまう。
乱れた服を他の者に見られまいと慌てる女を置き去りにしたまま。